複合性局所疼痛症候群
複合性局所疼痛症候群の鍼灸治療（通院困難な方は、漢方相談にも。院長のお勧め⇒）
複合性局所疼痛症候群について
複合性局所疼痛症候群とは、骨折、捻挫、打撲などをきっかけに、慢性的な痛みと浮腫、皮膚温の異常、発汗異常などの症状を伴う病気です。
複合性局所疼痛症候群の最も多発する部位は手であり、手の場合は同側肩関節の運動制限を伴います。複合性局所疼痛症候群は交感神経の過剰な活性化に関っていると考えられる疼痛で、神経因性疼痛の代表的疾患でもあります。
複合性局所疼痛症候群は骨・筋肉組織損傷、内臓疾患、神経系損傷の後に発症するとされますが、明らかな先行した損傷がなくとも発症することがあります。
複合性局所疼痛症候群に対する当院の取り組み
当鍼灸院の複合性局所疼痛症候群の治療目的は、複合性局所疼痛症候群患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと複合性局所疼痛症候群の完全な回復までの時間を短縮することです。
複合性局所疼痛症候群の治療は、西洋医学以外に東洋医学の針灸治療があります。当鍼灸(針灸)院は複合性局所疼痛症候群患者の期待に応えるため、25年間、複合性局所疼痛症候群の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針治療法【脳透穴針】を開発しました。特殊な鍼と電気の併用で良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の82%は経過がよいと考えられます。
当鍼灸院の治療方法は複合性局所疼痛症候群の原因に応じて、多岐に渡って行います。当鍼灸(針灸)院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。そして複合性局所疼痛症候群の治癒で、複合性局所疼痛症候群患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
複合性局所疼痛症候群の鍼灸治療法
複合性局所疼痛症候群の鍼灸治療症例と臨床経験
複合性局所疼痛症候群の鍼灸治療症例：複合性局所疼痛症候群患者151名。【脳透穴針】取穴：阿是、風池、風府、大椎、百会、天宗、風門、肺兪、後渓、曲池。電気療法、20分間後、吸い玉20分間。
複合性局所疼痛症候群の鍼灸臨床経験：当鍼灸院では、多くの複合性局所疼痛症候群患者の症状を回復させてきました。今も多くの複合性局所疼痛症候群患者が通っていらっしゃいます。複合性局所疼痛症候群患者の一人一人の症状に合わせて、当鍼灸院はきめ細かい針灸治療を行っています。針灸治療の結果、複合性局所疼痛症候群患者の回復と予後はかなり良好です。多くの複合性局所疼痛症候群患者は普通の生活に戻ることが可能になりました。
複合性局所疼痛症候群の鍼灸治療のメカリズム
当院独自開発した【脳透穴針】治療法：頭部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ交感神経の活性を抑え、脳組織の働きを改善する仕組みです。
1.【脳透穴針】：特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.大脳大動脈、大脳中動脈、大脳小動脈の血流量が増え、脳への血流供給が増え、損傷した自律神経機能を修復します。
4.「確率共鳴」という現象が起き、交感神経の活性を抑制させます。
5．脳の運動エリア、感覚エリアと黒質の働きが活発になって、周囲神経の痛覚神経の痛み信号の伝達を遮断することによって、脊髄の傷害性刺激信号に対しての反応を抑制します。
複合性局所疼痛症候群治療の実際様子と流れ
1.当院独自開発した【脳透穴針】治療法：
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。
中国鍼灸の新聞の紹介記事
『週刊文春』
出版社：株式会社文藝春秋
『週刊実話』
出版社：日本ジャーナル出版
『アサヒ芸能』
出版社：徳間書店
『週刊大衆』
出版社：双葉社
『難病、慢性疾患に最適ー欧米でも高まる評価 』『 西洋医学と東洋医学を結ぶ中国人医師の挑戦』
複合性局所疼痛症候群の分類
- 複合性局所疼痛症候群Type I：反射性交感神経性ジストロフィー
- 複合性局所疼痛症候群Type II：カウザルギー
複合性局所疼痛症候群の原因
複合性局所疼痛症候群は骨・筋肉組織損傷、内臓疾患、神経系損傷の後に発症するとされますが、明らかな先行した損傷がなくとも発症することがあります。
- 採血、手術などの医療的行為による神経損傷
- 骨折、やけど、捻挫
複合性局所疼痛症候群の症状
- 原因となった出来事と不釣り合いな強い痛み
- 感覚異常：自発痛、痛覚過敏。
- 皮膚の変化（色の変化、光沢、乾燥または鱗状など）
- 運動異常・萎縮性変化：筋力低下、手や足の機能低下、振戦、ジストニア、協調運動障害、爪・毛の変化、皮膚萎縮、関節拘縮、軟部組織変化。
- 浮腫・発汗異常：浮腫、多汗、発汗低下 。
複合性局所疼痛症候群の検査
複合性局所疼痛症候群の検査はCT、MRミエログラフィを取ります。原因と症状を根拠に複合性局所疼痛症候群の診断をします。しかし、複合性局所疼痛症候群は靭帯や関節包、筋肉などの障害のため、外見上あるいはX線診断における変化は見られないことが多いです。
複合性局所疼痛症候群の診断基準
- きっかけとなった外傷や疾病に不釣り合いな持続性の痛みがある
- 以下の4項目のうち、3つ以上の項目で1つ以上の自覚的徴候がある：
感覚異常：自発痛、痛覚過敏。
血管運動異常：血管拡張、血管収縮、皮膚温の左右差、皮膚色の変化。
浮腫・発汗異常：浮腫、多汗、発汗低下 。
運動異常・萎縮性変化：筋力低下、振戦、ジストニア、協調運動障害、爪・毛の変化、皮膚萎縮、関節拘縮、軟部組織変化。 - 上記の項目のうち、2つ以上の項目で1つ以上の他覚的所見がある。
- 上記の症状や徴候をよりうまく説明できる他の診断がない。
複合性局所疼痛症候群の西洋医学治療
複合性局所疼痛症候群の西洋医学治療は内服薬、理学療法、作業療法 、交感神経神経ブロック、交感神経切除術などがあります。
複合性局所疼痛症候群患者の質問
複合性局所疼痛症候群Q様
[ 症状、ご相談内容 ] ：
肩と首の疼痛がひどく、整形外科でもできることはないとされ、薬を処方されましたが、まだ飲んでいません。なお、MRIでは引き抜き損傷
ではないと言われていますが、痛みがひどいので、腕神経叢損傷若しくは正中神経損傷に起因する複合性局所疼痛症候群ではないかと考えてい
ます。御院で鍼治療をしていただけないかと思いご連絡させていただきました。可能であれば明日27日の夕刻、または28日に予約をお願いできな
いでしょうか。よろしくお願いします。
当院の返事：
当院が開発した特殊な治療法で、治った方がたくさん
いらっしゃいますので、心配ないと思います。
患者様の返信：
早速の治療をいただきましてありがとうございます。
お陰様で肩と首の疼痛が随分改善されました。
このままだと治るのかなあと安心をしてきました。
希望が持てました。
本当にありがとうございます。来月も伺いますので、宜しくお願いします。
複合性局所疼痛症候群u様
[ 症状、ご相談内容 ] ：
お世話になります。
手指〜上肢全体＋肩甲骨への異常な痛みや感覚異常、強張り等の諸症状にどうにもならず、急ぎ問い合わせ申し上げます。
やせ衰えてしまった手指から手首の関節という関節、手の甲の血管をクリッピングされ、潰れたままつねられているような状態です。
タイピングも負担ですが、洗髪や歯磨き等にも手を動かせなくなっています。
経過をご説明すると長くなりますが、本当に苦しんでおり、一日中激痛に襲われながら眠ることもできず、対処法ばかりを考えております。
ご対応頂けますでしょうか。なお、10月からの同意書は一か月前に依頼しており、もう受け取れる状態の筈です。
以下、少し長くなりますが、これまでの経過をかいつまんで書かせて頂きます。
昨年7月下旬、採血にて途中で左肘の更に奥深くまで刺され、ずしんと響く痛みが出てそのまま続けられた直後から、まず左親指の痛みを自覚
しました。
当時真っ先にCRPSを疑い、複数の医師にかかりましたがまともに対応されず（CRPSを知っている医師自体が少なかったです）、その間
に左上肢から鎖骨、2ヶ月位遅れて右にも症状が広がり、耐え難い様々な異常感覚や機能障害、前腕から手指の萎縮が進んだ後、大学病院で
頸椎症を疑われた直後から首肩の症状が顕著になりました。(2ヶ月を要した検査の結果、思ったとおり頸椎症ではなく、その段階になって
頸椎症であるかどうかにかかわらず、対処の仕様がないと言われました)
症状としては極めて重度の胸郭出口症候群が最も合致していたのですが、今年に入ってから改めて病名を挙げて大学病院の複数科を受診しても
診断できませんでした。
その一方、2月から鍼灸院を利用し、これまで3箇所で施術を受けてきましたが、脈が触れないこと、また画像診断で左頸部の血管が酷く圧迫
されていることが確認されています。
前述の大学病院にて頸腕症候群として同意書を取り付け、4月から保険治療を行ってきました。
6月から現在の治療院で電気鍼と首〜鎖骨周りのクイック鍼による治療を受けてきました。なかなか効果も反応も感じられなかったのですが、
最近になり神経を狙い強刺激をされる方を指名して週2回行い、一時期太い鍼が止まってしまい骨と勘違いされてしまうような人智を超えた
硬さだったのが入るようになったと言われました。そして柔らかくなった所を集中的に治療していたらしく、数週間前から上肢の症状が戻っ
てくるのではと感じるようになりました。
腕の方も併せて対処を、との希望は以前から伝えていたのですが、その後手指や手首の強張りや中からカッカする感覚、手洗い等で水や手のひ
らをこすり合わせることに過剰な感覚があったりとなり始め、2週間前位から急激に鍼の響きを増幅して反響したような尋常ではない激痛を
発現しました。前述の経過での経験からも、血流の問題としか思えません。血管は大きく浮き出て膨れており、途中大きなダマも多数見受けられます。後述の
異常感覚とともに、関節という関節、浮き出た血管に指を走らせてもとても痛みます。
日中は前腕の、手首近くから指までが中心ですが、症状部位は上肢全体、そして肩~背中まで同様の関連通を起こしている状態です。それ以外
に、一部の指先など局所に痛みが出たり、強張って動かせなかったりします。
萎縮してしまった手首の骨の間は窪んでおり、痛みも強いですが、赤い斑点が消えなくなっています。
強張り（接着剤で固めたような感覚）や似たような痛みは以前から顕著に浮き出すようになった血管や関節に沿って出ていたのですが、その痛
みが尋常ではなく、顔にのみ大汗をかき、症状のある部位の皮膚は剣山を当てている感覚です。
湯につけているその瞬間のみ、痛みは大きく和らぎますが、あがった瞬間からもう駄目です。
横になることにより上肢や肩全体に劇的に症状が悪化するため、激痛に襲われて大汗をかき、眠るどころではありません。まさに地獄のような
状態でとても耐えられるものではなく、またこの状態が自分の体に及ぼす影響も恐ろしいです。
先週の土曜日は通常の治療をやめ、肩から背中の電気鍼の後、同部位のクイック、そして腕のクイックを行いましたが、その日のうちから症状
が更に強くなりました。
たまらず、月曜日に以前自由診療を受けていた鍼灸院に駆け込みましたが、余り以前と比べ特別痛みに特化した治療という感じもせず、楽には
なりませんでした（一度で治ると考えていた訳でもありませんが、施術後、まだ治らないかと言われました。）
_副本.jpg)