原発性アルドステロン症
原発性アルドステロン症とは、アルドステロンの分泌が過剰になるために起こる病気です。
原発性アルドステロン症は、副腎皮質の球状層に生じた病変(腺腫、過形成)からのアルドステロンの過剰分泌によって生じる病態です。
原発性アルドステロン症は高血圧症の5%〜15%をしめる病気です。アルドステロンは副腎(腎臓の上にある小さな内分泌臓器)の腫瘍(大半は片側の副腎に出来る良性腺腫)や、両側の副腎全体が肥大する過形成によりアルドステロンがたくさん作られてしまう病気です。アルドステロンが血液中に大量存在すると、血液をきれいに濾過する腎臓にて、食塩(ナトリウム)を尿に出ずらくして食塩が体内に貯留してしまう結果、血管の中に食塩とともに水分も増加し、血圧が高くなります。その上、アルドステロン自体が脳出血、脳梗塞、心筋梗塞、心肥大、不整脈、腎不全等を促すホルモンでもあります。
一般の高血圧でも6%前後はみられますので、初診時高血圧といわれたら、その際疑う疾患です。すなわち、若い人から高齢者まで広くみられます。特に血圧が160/100mmHg以上の方、低カリウム血症、副腎腫瘍の方、40歳未満で脳卒中を起こした方、治療抵抗性(3種類以上の降圧剤でも下がらない人)高血圧では、本疾患の可能性が高いです。
当針灸(鍼灸)院の原発性アルドステロン症の治療目的は、原発性アルドステロン症患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと原発性アルドステロン症の完全な回復までの時間を短縮することです。原発性アルドステロン症の治療は、西洋医学以外に中国などの国では、昔から針灸治療が盛んに行われてきました。当院も原発性アルドステロン症患者さんの期待に応えるため、25年間、原発性アルドステロン症の治療に力を入れて、試行錯誤の末、当院の独自の電気針治療法を開発しました。そして良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、全身の症状が改善します。治癒した例、改善した例を合わせると患者の60%は経過がよいと考えられます。
原発性アルドステロン症の原因が多様なため、当針灸(鍼灸)院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当針灸(鍼灸)院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。
アルドステロン症は、原発性アルドステロン症と続発性アルドステロン症に区別されます。
原発性アルドステロン症の原因は、副腎皮質の片側の腫瘍、または両側の過形成が原因です。腫瘍の場合は、ここからアルドステロンが多量に分泌されますが、過形成の場合は副腎全体からアルドステロンが出てきます。
原発性アルドステロン症は、血圧が高くなることが共通した症状です。その他には、血液中のカリウムが低下し、脱力感、筋力低下、多飲多尿(夜間排尿回数の増加)などが起こることがあります。野菜や果物の積極的な摂取と減塩食は有効です。なかなか血圧が下がらない高血圧にこの病気が隠されています。しかし、何も症状を訴えない単なる高血圧の方が多いので特別な症状がなくても疑ってかかるべきでしょう。
低カリウム血症を伴った高血圧の患者さんの場合、原発性アルドステロン症を疑って検査を行います。しかし、高血圧を認めない症例があることがあり、また本疾患の2割程度の患者さんは血中カリウム値が正常下限程度の値を示すことに注意が必要です。アルドステロンの分泌過剰を確かめるため、血液中、尿中のホルモンを測定します。アルドステロンは、腎臓から分泌されるレニンというホルモンによって調節されています。この病気のように、副腎から勝手にアルドステロンが出てくると、レニンはそのはたらきをひかえます。そこで、診断のためには血漿レニン活性が抑制されていることを確認します。
腫瘍か過形成か、また、左右どちらの副腎に腫瘍があるのかなどを判断するため、腹部のCT、MRI、核医学検査(アドステロール・シンチグラフィ)が行われます。アルドステロン症を起こす腫瘍はしばしば小さく、また多発性のこともあり、これらの検査で診断できない場合があります。この場合は副腎の近くの血管にカテーテルを挿入して、そこから採血する副腎静脈血サンプリングという検査が行われることもあります。
原発性アルドステロン症の西洋医学治療は、腫瘍によるアルドステロン症の場合、その腫瘍を摘出します。何らかの理由で摘出手術ができない場合や、過形成の場合は内服薬で治療を行います。
原発性アルドステロン症の日常生活注意としては、原発性アルドステロン症は、通常の血圧のお薬でも容易に血圧が正常化します。見かけ上、血圧がよくなっても、心筋梗塞、脳卒中、不整脈、腎不全等になりやすいので注意する必要があります。高血圧の中で外科手術により直せる病気の中で最も頻度が高いと考えられています。脳心血管疾患(脳卒中や心筋梗塞)を起こしやすい病気です。
原発性アルドステロン症の症例 :原発性アルドステロン症患者18名、取穴:人迎、廉泉、合穀、足三里、三陰交、天突、陽陵泉、曲池。電気針。
原発性アルドステロン症の鍼灸臨床経験 :当針灸院(鍼灸院)では、多くの原発性アルドステロン症患者の症状を回復させてきました。今も多くの原発性アルドステロン症患者が通っていらっしゃいます。原発性アルドステロン症患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かな針灸治療を行っています。針灸治療の結果、原発性アルドステロン症患者の生活の質と予後はかなり良好です。大多数の原発性アルドステロン症患者は正常の生活に戻ることが可能になりました。
[ 症状、ご相談内容 ] :
高血圧で、今、診て頂いている主治医に内分泌系だろうと診断され、これから大きな病院を予約をして診察して貰う予定になっています。原発
性アルドステロン症 かクッシング症候群かと思われますが、心臓肥大やニキビが出るなど、情報を見る限りではどちらかわからない症状が
出ています。
当院の返事:
当院の鍼灸治療は 原発性アルドステロン症とクッシング
症候群には、かなり有効です。
最近、一人 原発性アルドステロン症患者が、当院で暫く
鍼灸治療を受け、高血圧が正常になり、症状がかなり良くなりました。
今の症状は、鍼灸治療の方が効果的だと 思います。
当院が開発した特殊な治療法で、治った方も
いらっしゃいますので、心配ないと思います。
診察しますので、一度お電話予約した上でご来院ください。
患者様の返信:
先生にお世話になって、最初の8回は効果を実感できなく、不安になったこともありましたが、何回か通院するうちに、日ごとに症状が軽くなっていくのを感じられ、通院は楽しくなりました。
今は原発性アルドステロン症が治って、院長先生には大変感謝しております、どうもありがとうございました。
複視の他の患者さんの参考になればと思い投稿しました。上記を要約抜粋してお使い下さい。
[ 症状、ご相談内容 ] :
アルドステロン症との診断を受け、カテーテル検査待ちの状態です。
何か手術や内服ではなく治療する方法がないかと思い、ご相談いたしました。その他には、長年に渡る皮膚の痒みと月経不順も症状としてあり
ます。副腎との関わりはわかりませんが、全身のトラブルはその辺りです。
どの様な治療をなさっていて、どのような効果があるのかお伺いしたく存じます。
宜しくお願いいたします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
3年くらい前から血圧が高くなり、検査の結果、原発性アルドステロン症と診断されました。両側からホルモンが出ています。
お薬はミネブロを、飲んでいます。
現在、神奈川県に住んでおります。鍼治療の金額と、回数、今まで通われた方の人数と完治された方の人数を知りたいです。
また、通えない場合漢方薬で完治することも可能なのでしょうか?可能な場合、金額も知りたいです。
[ 症状、ご相談内容 ] :
原発性アルドステロン症と診断されましたが、薬を飲み続けたり、副腎を切除することは抵抗があるため、何か別の方法を探しているうちにこ
ちらのウェブサイトにたどり着きました。東京は遠方で通院は難しいため、遠隔での漢方薬の処方もしくは大阪で同等の鍼灸施術を行なって
いるところをご紹介頂くことは可能でしょうか?
よろしくお願いいたします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
原発生アルドステロン症だと思われますが、医者の意見としては、一度失った副腎の機能、腫瘍に関しては、外科的
な治療以外の回復は難しいと言われます。漢方薬によって、どんな治療、改善が期待されるのか、詳しく教えて頂きたいので、よろしくお願
い致します。
[ 症状、ご相談内容 ] :
原発性アルドステロン症により、5年前に片側の副腎を摘出。血圧は下がったが、疲れが酷いです。針治療を宜しくお願いします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
健診のCT検査で、偶然、副腎に腫瘍が見つかり、原発性アルドステロン症の疑いで検査をしている最中ですが、ホルモンの数値は、高く、カ
リウムは正常、高血圧もなく、自覚症状がないという状況です。病名自体も初めて聞くもので、調べ始めたばかりです。医師は、外科的治療
といわれていますが、症状が何もないため、半信半疑で、臓器を取るは最終手段と思っています。鍼などの治療の場合、どのような効果が期
待できますか。
[ 症状、ご相談内容 ] :
原発性アルデステロンなんですが、針治療でかんちするんでしょうか?
実際の治癒率はどのくらいでしょうか?