心臓神経症
心臓神経症とは、器質的な心臓の病気がないにもかかわらず、循環器症状を訴える神経症です。
心臓神経症は神経循環無力症、不安神経症、パニック障害ともいわれます。心臓は生死に直結する重要な器官ですので、ちょっとした動悸や胸部不快感も気になって不安になります。そして、その不安によって動悸・息切れなどの症状はさらに強くなり、このような悪循環によって発作を起こし救急車で搬送されることもあります。心臓神経症の症状はパニック障害とはかなりかなりにっていますが、心臓神経症は心臓病不安がベースになっていることで区別します。胸痛、動悸(どうき)、息切れ、呼吸困難、めまいなど、心臓病によくみられる症状を示しているにもかかわらず、心臓を検査しても何も異常が見つからないものです。
心臓神経症の原因としては、もともと神経質・神経症的な性格に加えて、身近な人の急死、心臓病の誤った知識、過労、ストレスなどの要因がきっかけとなって、「心臓病ではないか」という不安・恐れがぬぐいされなくなって起こると考えられています。
当針灸院(鍼灸院)の心臓神経症の治療目的は、心臓神経症患者にできるかぎりの回復の機会を提供することです。
心臓神経症に対して、当針灸院(鍼灸院)は25年間、心臓神経症の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針治療法を開発しました。特殊な鍼と電気の併用でより良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、全身の症状が改善します。治癒した例、改善した例を合わせると患者の90%は経過がよいと考えられます。
当針灸院(鍼灸院)の治療は心臓神経症の頑固さに応じて、多岐に渡って行います。当針灸院(鍼灸院)は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。
心臓神経症の原因としては、ストレス、過労、心臓病に対する極度の不安などが考えられます。
心臓神経症の症状は循環器症状を主とするのが特徴です。心臓神経症で感じる胸痛は「ズキズキ」とか「チクチク」と表現されるような痛みで、痛む部分が左胸のごく狭い範囲に限られており、手で圧迫すると痛みが強くなるという点が特徴です:
心臓神経症の検査には、一般的な心臓病の検査を行い、心臓の病気の有無を判断します。さらに胸膜の病気や食道けいれんなど胸痛の原因となる病気の有無について調べます。
心臓神経症の診断には、循環器疾患がないことが前提ですから、循環器系の検査をきちんと受けておくことが大切です。心臓病がないにもかかわらず、上記のような症状がある場合に心臓神経症と診断することになります。
心臓神経症の西洋医学治療は、薬物療法としては、高力価の抗不安薬が有効で、頻脈を起こしやすい場合には、β遮断薬、抑うつ症状を伴う場合は抗うつ薬を併用します。
心臓神経症鍼灸治療症例 :心臓神経症患者150名、取穴:内関、人迎、懸鐘、三陰交。電気針。
心臓神経症鍼灸治療臨床経験 :当針灸院(鍼灸院)では、多くの心臓神経症患者の症状を回復させてきました。今も多くの心臓神経症患者が通っていらっしゃいます。心臓神経症患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かな針灸治療を行っています。針灸治療の結果、多くの心臓神経症患者は正常な生活を送ることができるようになりました。
鍼灸治療は自律神経バランスを調整すると考えられます。