中国鍼灸院 東京・銀座

血小板減少症

血小板減少症 (通院困難な方は、漢方相談にも。院長のお勧め⇒)

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血小板減少症について

  
血小板減少症の治療前|血小板減少症の治療結果 治療前
血小板減少症の治療後|血小板減少症の治療結果 治療後:

血小板減少症とは、血液の中に血小板の数が少なくなって、10万/μL以下に低下した状態です。
血液1マイクロリットルには15万〜35万個の血小板が含まれています。この血小板数が2万〜3万以下に減少すると、比較的小さな傷からも出血を起こしやすくなり、1万以下になると非常に危険な状態になります。血小板数が1万以下になると、傷がなくても出血するようになります。
血小板減少症はさまざまな病気から来ています。白血病や一部の貧血では、骨髄が血小板を十分に産生しなくなることがあります。エイズを起こすヒト免疫不全ウイルス(HIV)への感染も、血小板減少症を引き起こします。骨髄線維症やゴーシェ病などで脾臓が腫大すると、血小板が脾臓に閉じこめられ、血液中の血小板数が減少します。大量の輸血により、血小板の濃度が薄まる場合もあります。また、血小板が過剰に消費されたり、破壊される病気も多く、たとえば特発性血小板減少性紫斑病、血栓性血小板減少性紫斑病、溶血性尿毒症症候群などがあります。

血小板減少症に対する当院の取り組み

中国鍼灸院の血小板減少症の治療目的は、血小板減少症の回復程度を高めることと血小板減少症が完治するまでの時間の短縮することです。
血小板減少症には針灸治療がかなり以前から行われてきました。多くの西洋医学治療で回復できない血小板減少症患者さんの期待に応えるため、当院長が25年間、血小板減少症治療に力を入れて、臨床経験を重ねた結果、独自な電気ハリ【骨髄透穴針】を考案いたしました。そして良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、全身の症状が改善します。治癒した例、改善した例を合わせると患者の80%は経過がよいと考えられます。
血小板減少症の原因が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多岐に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気ハリで、最大限の効果を引き出しています。血小板の数の回復は患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。

血小板減少症の鍼灸治療法

血小板減少症の鍼灸治療治療症例と臨床経験

血小板減少症の鍼灸治療症例 :血小板減少症200名、【骨髄透穴針】取穴:人迎、合穀、曲池、足三里、血海、中脘、中枢、大椎、胃兪、脾兪、膏肓、電気針 。命門、お灸9壮。

血小板減少症の鍼灸臨床経験 :当鍼灸院では、多くの血小板減少症患者の症状を回復、或いは改善させてきました。今も多くの血小板減少症患者が通っていらっしゃいます。血小板減少症患者の一人一人の症状に合わせて、当鍼灸院はきめ細かい針灸治療方法で対応しています。今までの針灸治療で多く血小板減少症患者の血小板が数万から30数万まで上がりました。輸血も要らなくなりました。

血小板減少症鍼灸治療症例

血小板減少症の原因|血小板減少症【神経疾患】

赤池様 25歳
 1年前、血小板数が急に2万〜3万以下に減少し、比較的小さな傷でも出血を起こしやすくなり、偶に1万以下になる時もあります。病院で、原因を調べたが分からなくて、血小板減少症と診断されました。血小板輸血を数回受けましたが、すぐに下がってしまい、友人の紹介で、当院の鍼灸治療をうけまして、21回目から、血小板値は1万8千から9万に増え、さらに23回の鍼灸治療で、13万2千に回復し、その後、血小板値は下がることも無くなりました。不安のため、あれから健康維持のため、週一度鍼灸治療を受けています。

血小板減少症の鍼灸治療のメカリズム

血小板減少症の原因|血小板減少症【神経疾患】

当院独自開発した【骨髄透穴針】治療法:腰部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ骨髄組織を改善する仕組みです。
1.【骨髄透穴針】:特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.骨髄の血流量が増え、損傷した骨髄組織を修復します。
4.「確率共鳴」という現象が起き、骨髄細胞を活発化させます。
5.骨髄の造血幹細胞の生成機能を増強させます。

【実際様子と流れ】
血小板減少症の原因|血小板減少症【神経疾患】

1.当院独自開発した【骨髄透穴針】治療法:
 特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。

中国鍼灸院の新聞の紹介記事

血小板減少症の原因|血小板減少症【神経疾患】

『週刊文春』
 出版社:株式会社文藝春秋
『週刊実話』
 出版社:日本ジャーナル出版
『アサヒ芸能』
 出版社:徳間書店
『週刊大衆』
 出版社:双葉社
『難病、慢性疾患に最適ー欧米でも高まる評価 』『 西洋医学と東洋医学を結ぶ中国人医師の挑戦』
血小板減少症の原因|血小板減少症【神経疾患】

血小板減少症と西洋医学

血小板減少症の分類

血小板減少は血小板産生の障害、血小板の破壊亢進、血小板分布の異常、血小板の喪失または希釈のいずれかの原因により生じます。また、骨髄巨核球を指標にして巨核球数が減少するもの、正常あるいは増加するものに分けられます。

  1. 血小板産生の障害:特発性骨髄低形成、非免疫性の特発性血小板減少症、栄養障害(悪性貧血、葉酸欠乏症)、薬剤による骨髄の低形成(薬剤過敏症、抗腫瘍剤)、骨髄への腫瘍の転移(癌、悪性リンパ腫、白血病)、発作性夜間血色素尿症
  2. 血小板の破壊亢進:特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、SLEなどに続発する免疫性血小板減少症、薬物性血小板減少症、脾の肉芽腫性疾患(サルコイドーシス、結核)、脾の網内系疾患(Felty症候群、Evans症候群)、髄外造血を示す脾種、血栓性血小板減少性紫斑病、脾種を伴うリンパ肉腫、脾種を伴う慢性骨髄性白血病、血栓性血小板減少性紫斑病
  3. 血小板分布の異常:
  4. 血小板の喪失または希釈:

血小板減少症の原因

  1. 骨髄による血小板の産生不足
    リンパ腫
    血小板減少症
    大量の飲酒
    巨赤芽球性貧血(ビタミンB12欠乏性貧血と葉酸欠乏性貧血を含む)
    一部の骨髄疾患
  2. 腫大した脾臓に血小板が捉えられる
    うっ血性脾腫を伴う肝硬変
    骨髄線維症
    ゴーシェ病
  3. 血小板の濃度低下
    大量の血液交換、または血小板が非常に少ない保存血による交換輸血
    心肺バイパス手術
  4. 血小板の消費または破壊の増加
    特発性血小板減少性紫斑病
    HIV感染
    ヘパリン、キニジン、キニン、サルファ薬、一部の経口糖尿病薬、金塩、リファンピシンなどの薬剤
    播種性血管内凝固がある状態(出産時の合併症、癌、グラム陰性菌による敗血症、外傷性の脳損傷などに伴うもの)
    血栓性血小板減少性紫斑病
    溶血性尿毒症症候群
    発作性夜間ヘモグロビン尿症

血小板減少症の症状

血小板減少の最初の徴候は皮膚の内出血です。赤く小さな点が膝(ひざ)から下に多数現れ、軽くぶつけた程度のけがでも小さな青あざが一面にできます。歯ぐきから出血したり、便や尿に血液が混じります。月経の出血が多量になることもあります。また、出血が止まりにくくなります。
血小板減少が進むと、こうした出血傾向が悪化します。血小板数が非常に少なくなると、消化管から多量の血液が失われたり、外傷がなくても命にかかわる脳内出血を起こしたりします。血小板減少の症状の進行は、原因によってさまざまです。たとえば、血栓性血小板減少性紫斑病と溶血性尿毒症症候群は、ともに突然発症します。特発性血小板減少性紫斑病では、血小板減少症状が突然現れる場合もあれば、徐々に潜行的に現れることもあります。血栓性血小板減少性紫斑病と溶血性尿毒症症候群では、血小板減少症状が特に明確です。血栓性血小板減少性紫斑病では、小さな血栓が多数生じて血小板が使い果たされ、さまざまな症状と合併症を起こし、中には命にかかわるものもあります。脳内の血栓による症状には、頭痛、錯乱、脳卒中、昏睡(こんすい)などがあります。その他の部位の血栓では、不整脈、腎障害を伴う血尿、腹痛などがみられます。溶血性尿毒症症候群で主にみられる症状と合併症は腎障害に関連するもので、多くの場合、重症となって腎不全へと進行します。

  1. 皮膚の内出血
  2. 出血

血小板減少症の検査

血小板減少症の検査は血液を顕微鏡で観察するか、血小板数を自動計数装置で測定すると、血小板減少症の重症度がわかり、原因を知る手がかりになります。血小板産生についてさらに詳しく調べるため、骨髄の組織を取って顕微鏡で観察することもあります(骨髄穿刺、骨髄生検)。

  1. 血液検査
  2. 触診
  3. 骨髄穿刺、骨髄生検

血小板減少症を起こす病気がある場合には、定期的に血小板数を検査します。青あざや出血がない場合でも、別の理由で血液検査を行ったときに血小板減少症が見つかることがあります。血小板が減少した原因を突き止めることが、治療を行う上で重要です。特定の症状があれば、原因を確定するのに役立ちます。たとえば、感染が原因の血小板減少症では発熱がみられますが、特発性血小板減少症、血栓性血小板減少性紫斑病、溶血性尿毒症症候群などが原因の場合には発熱しません。触診で脾臓が大きくなっている場合は、血小板が脾臓に閉じこめられていて、脾臓が大きくなるような病気が原因で血小板が減少していることが考えられます。血液検査で尿素窒素とクレアチニンの値が高い場合は、腎機能が低下していることを示しており、溶血性尿毒症症候群と診断されます。

血小板減少症の診断

血小板減少症の診断は、異常な青あざや出血があるのと、血小板の数値が正常値以下になる場合、血小板減少症と診断されます。血小板減少症を起こす病気がある場合には、定期的に血小板数を検査します。青あざや出血がない場合でも、別の理由で血液検査を行ったときに血小板減少症が見つかることがあります。血小板が減少した原因を突き止めることが、治療を行う上で重要です。特定の症状があれば、原因を確定するのに役立ちます。たとえば、感染が原因の血小板減少症では発熱がみられますが、特発性血小板減少症、血栓性血小板減少性紫斑病、溶血性尿毒症症候群などが原因の場合には発熱しません。触診で脾臓が大きくなっている場合は、血小板が脾臓に閉じこめられていて、脾臓が大きくなるような病気が原因で血小板が減少していることが考えられます。血液検査で尿素窒素とクレアチニンの値が高い場合は、腎機能が低下していることを示しており、溶血性尿毒症症候群と診断されます。

血小板減少症の合併症

血栓性血小板減少性紫斑病では、小さな血栓が多数生じて血小板が使い果たされ、さまざまな症状と合併症を起こし、中には命にかかわるものもあります。脳内の血栓による症状には、頭痛、錯乱、脳卒中、昏睡(こんすい)などがあります。その他の部位の血栓では、不整脈、腎障害を伴う血尿、腹痛などがみられます。溶血性尿毒症症候群で主にみられる症状と合併症は腎障害に関連するもので、多くの場合、重症となって腎不全へと進行します。
血小板の減少が進むと、こうした出血傾向が悪化します。血小板数が非常に少なくなると、消化管から多量の血液が失われたり、外傷がなくても命にかかわる脳内出血を起こしたりします。

ヘパリン起因性血小板減少症

ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)は、ヘパリンの重大な副作用であるにもかかわらず、本邦ではあまり注目されていないのが現状です。ヘパリン起因性血小板減少症は非免疫機序で発生するT型と、ヘパリン依存性の自己抗体が出現するU型に分類されています。HITのT型は、ヘパリン投与2〜3日後に10〜30%の血小板減少が起こるが、臨床症状や血栓の合併はまったくないです。ヘパリン起因性血小板減少症T型の発生機序は、ヘパリン自体の物理生物的特性による一過性の血小板減少で、ヘパリンを中止することなく、血小板数は自然に回復するとされています。これに対して、免疫機序で発症するU型のヘパリン起因性血小板減少症の特徴は、ヘパリン投与5〜14日後(平均10日位)に発症し、ヘパリンを継続する限り血小板減少は進行し、ついに0.5〜5万/μLにまで低下することもあります。血小板減少に伴い、出血ではなく動静脈血栓が合併します。副作用としての薬剤性の血小板減少は出血を伴うのが通例ですが、ヘパリン起因性血小板減少症のU型は血栓の合併がある極めて特異的な病態で、ヘパリン起因性血小板減少症のパラドックスと称されています。欧米での種々の報告から、ヘパリン起因性血小板減少症の発生率は0.5〜5%とされています。一方、本邦におけるHITの発生頻度の調査は少なく、本邦で発行されている標準的な血栓止血学のテキストでも、きわめて稀と紹介されています。しかしながら、透析導入時の患者154名について調査したところ、ヘパリン初回使用者の6名(3.9%)にヘパリン起因性血小板減少症が見出されたことから、本邦のヘパリン起因性血小板減少症発生率は欧米に比べ特に少ないとはいえないです。ヘパリン起因性血小板減少症の発症のハイリスクグループとして種々の病態が知られています。冠動脈インターベンションを必要とする冠動脈硬化症の患者、糖尿病腎症、種々の動脈硬化による血管合併症を有する透析患者の導入期に集中して発症します。通常、ヘパリン投与開始後に、ヘパリン依存性の自己抗体の出現によって発症します。ヘパリン依存性抗体の出現は、ヘパリン開始1週間後に約1%、2週間後には2%の患者に検出されています。ヘパリン依存性抗体の出現は、使用したヘパリンの種類や量、投与期間も関係しますが、少量のヘパリンによる留置カテーテル洗浄によってヘパリン起因性血小板減少症が発症することもあります。

特発性血小板減少性紫斑病

特発性血小板減少性紫斑病は抗体がつくられて、血小板が破壊される病気です。抗体ができる理由は不明です。骨髄巨核球からの血小板産生のしくみに障害がなくても、血小板に結合する抗血小板抗体というたんぱくがつくられたために血小板の破壊が亢進し、骨髄は血小板の産生を増やして破壊された分を補おうとしますが、必要量に追いつくことができませんので、血小板減少症となります。特発性血小板減少性紫斑病は急性型と慢性型があります。急性型特発性血小板減少性紫斑病は主として小児にみられ、上気道などのウイルス感染後2〜3週で急激に血小板減少が始まり、紫斑などの出血症状をきたします。特発性血小板減少性紫斑病多くの場合3〜6カ月以内に血小板数は正常に回復しますが、慢性型に移行するものもあります。いっぽう成人女性に多くみられる慢性型特発性血小板減少性紫斑病は数カ月〜数年の経過をもって徐々に発病します。打撲の覚えもないのに皮膚にあざができやすいとか、鼻血、歯ぐきからの出血がとまりにくいとか、頻回にみられるようになったとかの症状で気づくほか、偶然に血液検査で血小板減少が見つかることも少なくありません。重症の特発性血小板減少性紫斑病は脳出血などの出血をきたすこともまれにあります。

溶血性尿毒症症候群(HUS)

血小板減少症、溶血性貧血、そして腎機能障害を3徴候とする疾患で溶血性尿毒症症候群(HUS)というのがあります。血栓性血小板減少性紫斑病と溶血性尿毒症症候群(HUS)はこのように類似した症状のため、従来TTP/HUSあるいは共に血栓性微小血管障害症(TMA)という共通の病態診断名で記載されたりしています。実際臨床においては神経症状が主体であるものはTTP、また腎機能障害が顕著であるものはHUSと診断されてきた経緯がありますが、下記の検査診断法の進歩により血栓性血小板減少性紫斑病と溶血性尿毒症症候群は異なる病態である事がはっきりと示される状況となってきています。さらに血栓性血小板減少性紫斑病も溶血性尿毒症症候群も各々5ないし3徴候が全て揃っている例はむしろ少なく、少なくとも血小板減少症と溶血性貧血の2つの症状があれば、これらの病態を念頭に入れて検査・診断を行う事が必要です。

血栓性血小板減少性紫斑病 (TTP)

血栓性血小板減少性紫斑病は、小さな血栓が全身に突然できるまれな病気です。血栓の形成に大量の血小板が消費されるため、血液中の血小板数が急に減少することになります。

血栓性血小板減少性紫斑病は細小動脈に血小板の凝集塊(血小板血栓)が詰まり、以下のような5つの症状がみられる全身性重篤疾患です。

  1. 血小板減少症(皮膚に紫斑ができる)
  2. 溶血性貧血(赤血球の崩壊による)
  3. 腎機能障害
  4. 発熱
  5. 動揺性精神神経症状

この5つの症状は一般に血栓性血小板減少性紫斑病の古典的5徴候とも言われます。また、血栓性血小板減少性紫斑病のことを発見者の名を冠してMoschcowitz病と記載している成書も有ります。人口100万人当たり4人(0.0004%)と推計されてきましたが、診断技術の進歩により、最近はこれより遥かに多いと考えられています。
血栓性血小板減少性紫斑病の先天性素因のものと後天性要因のものとがあります。前者は極めて稀ですが、生後間もなく重症黄疸と血小板減少で発症 するUpshaw-Schulman症候群という病名が知られています。後者は2:3の比率で女性に多いとされていますが、罹患年令は子供から老人までと幅広く、原因不明に起こるものを特発性、また何らかの基礎疾患があって起こるものを 二次性あるいは続発性と言います。
血栓性血小板減少性紫斑病の場合、肺を除く末梢の細小動脈(特に脳、腎臓、そして冠状動脈)が血小板血栓で閉塞する事によって起こります。この原因として現在二通りの説があります。一つは、細小動脈の内壁が何らかの原因で障害され、血管内皮細胞の持つ抗血小板機能が失われ、同所で血小板の凝集、消費が進む場合です。もう一つは、互いの血小板をくっつける「分子糊」として知られている血漿フォンビルブランド因子というのがありますが、これを切断する肝臓由来酵素の活性、別名ADAMTS13、が無いために、非常に分子量の大きなVWFマルチマーが血中に蓄積し、血管内で血小板血栓がどんどんできる状態となるものです。因に、細小動脈の血管内径は小さく、また血流も非常に速いのですが、このような条件下では物体を歪まそうとする物理的な力、"ずり応力"、が強く生じ、前二者の血小板血栓形成に拍車がかかる状態となります。 またこの"ずり応力"を高めるもう一つの要因として、血液の粘度上昇があります。即ち、高体温や運動負荷後などで脱水症状が見られる時などです。
先天性血栓性血小板減少性紫斑病であるUpshaw-Schulman症候群は生後間も無く上記症状で発症する最重症型ですが、学童期に発症するものや、稀に成人期以降に発症するタイプもあります。この発症年令の差が何故なのかは未だ不明ですが、最近になって小児期に特発性血小板減少性紫斑病(ITP)と誤って診断されている症例で、妊娠を契機に血栓性血小板減少性紫斑病を発症し、本症である事が発見された例が多く報告されています。
後天性血栓性血小板減少性紫斑病では、体のだるさ、吐き気、筋肉痛などが先行し、発熱、貧血、出血、精神神経症状、腎障害が起こります。発熱は38℃前後で、ときに40℃を超える高熱を認めることもあります。中等度ないし高度の貧血を認め、軽度の黄疸(皮膚等が黄色くなる)をともなうこともあります。血小板が減少するために起こる点状や斑状の出血がほぼすべての場合に認められます。精神神経症状として、頭痛、意識障害、 錯乱、麻痺、失語、知覚障害、視力障害、痙攣などが認められます。血尿、蛋白尿を認め、腎不全になる場合もあります。

溶血性尿毒症症候群

溶血性尿毒症症候群は、血小板数が突然減少し、赤血球が破壊されて腎臓が働かなくなる病気です。これはまれな病気ですが、ある種の細菌感染や、マイトマイシンなど一部の化学療法薬の使用に伴って起こることがあります。乳幼児、妊婦や出産直後の女性に多くみられますが、年長の小児や成人、妊娠していない女性に起こることもあります。

偽血小板減少症

EDTAによる偽血小板減少症ですが、体内において血小板の減少はないのに、採血後に試験管の中で、血小板が凝集を起こしその結果、自動血球計算機で少なくカウントされてしまいます。また、自動血球計算機によっては、凝集した血小板を白血球としてカウントしてしまいます。
偽血小板減少症の原因としては、抗凝固剤のEDTAによるキレート作用により血小板膜上のCa2+イオンが修飾されるためと考えられています。膜表面の変化を起こした血小板は、血液中の凝集素と反応しやすくなるのです。凝集を解離させるいい方法はないようですが、ヘパリン採血や他の抗凝固剤を使用して測定する方法が一般的のようです。血小板数が非常に少ない場合は、入院して治療するか、けがをしないように寝ているよう指示されます。出血が激しい場合は、血小板輸血が行われます。

血小板減少症の西洋医学的な治療

血小板減少症の多くの場合、原因を取り除くことによって、血小板減少症も解消されます。薬剤による血小板減少症では、その薬を中止します。血小板を壊す抗体が原因で血小板が減少する特発性血小板減少症では、プレドニゾロンなどのコルチコステロイド薬で抗体の働きを一時的に阻害し、血小板数が増加するのを待ちます。ダナゾールでもプレドニゾロンと同様の効果が得られます。シクロホスファミドやアザチオプリンなど免疫系を抑制する薬は、抗体の形成を減少させます。特発性血小板減少性紫斑病では、ほとんどの場合、最終的には脾臓を手術で摘出して血小板を増加させる必要があります。血栓性血小板減少性紫斑病では、血漿輸血とともに血漿交換(プラスマフェレーシス)(輸血による感染を防ぐための検査を参照)を行います。この両者を併用する方法を血漿交換療法といいます。

血小板減少症の予後

血小板減少症の原因によっては、長期の治療を要する合併症が生じることがあります。たとえば、溶血性尿毒症症候群から回復すると血小板の数は増加しますが、腎不全が治らない場合は、生涯にわたり透析が必要になるか、腎臓移植が必要になります。

血小板減少症患者の質問

血小板減少症患者LO様

[ 症状、ご相談内容 ] :
慢性の血小板減少で入院退院を繰り返しています。
熱が出たり、血小板、白血球、赤血球の数値が下がる一方で、病院に行ってもあまり効果が見られません。 母はアルコールで肝臓を悪くして、肝臓ガンの手前だと診断されています。 他の臓器にも影響するとのことです。 治すこと、少しでも長く生きられる方法はあるのでしょうか? あと、たばこはやめた方がよろしいのでしょうか?

当院の返事:
今の症状は、鍼灸治療の方が効果的だと思います。 当院が開発した特殊な治療法で、治った方も いらっしゃいますので、心配ないと思います。  たばこはやめた方がよろしいです。

患者様の返信:
お蔭様で先月、血小板41000と少し数値はあがりましたが、昨日1月21日血小板数122000と大幅に改善されました。
これから治療は何日置きで通院になるのでしょうか。

血小板減少症患者S様

[ 症状、ご相談内容 ] :
血小板治療の件で先日お伺いした。 もう一つ質問させて下さい。 針治療に弱電を流しますが、弱電を使用しないと効果は無いでしょか。 例えば、最初の数回は弱電を使用せずに行い、その後に弱電を使用する方法も採れますでしょうか。その場所は、初回の治療は効果がなく無駄でしょうか。 ご連絡お待ちしております。

血小板減少症患者の治療相談

[ 症状、ご相談内容 ] :
健康診断で血小板減少症(7万)が判明し、以来日赤に経過観察で通院しています。骨髄液まで採取したり、脾臓のレントゲン等も撮 影したのですが、原因不明。結局、特発性の血小板減少症といわれています。この2年間、3か月ごとに通院していますが、7万から6万で 推移しています。何とかしたいので、ご相談したく思っています。

血小板減少症患者の治療相談

[ 症状、ご相談内容 ] :
11月に白血病で骨髄移植手術を受け回復傾向にあったのですが今年の1月末から血小板が減少して輸血や血小板の投与などの治療をう けましたが、これ以上の治療法がないとお話されました。  本日はまだ大きな自覚症状が出てないのですが、 このまま何もしないと後悔が残るので調べてたところ 血小板減少症の治療がこちらの病院にあるのを見つけ連絡させて頂きました。 病状が良くなるかならないかは分からないのは承知です、 ただ、こういったケースの患者にできる施術があるなら是非お願いしたいと思っております。 一度ご相談させていただけたらと思います。

血小板減少症患者の治療相談

[ 症状、ご相談内容 ] :

血小板減少症患者の治療相談

[ 症状、ご相談内容 ] :

血小板減少症患者の治療相談

[ 症状、ご相談内容 ] :
5年くらい前にステント手術を受けその後薬を飲み始めました。そのせいかわかりませんが、血小板が減り始め今では3万を下り始めてしまい ました。 普通に生活し、仕事もしていますが、数値がとても気になります。お手数をおかけしますがよろしくお願いいたします。

血小板減少症患者の治療相談

[ 症状、ご相談内容 ] :
ITPと診断され、高齢や別な病気もあり、体に優しい対応方法を探しています。 現在血小板の数が50000〜25000程度で、日常で70000程度にするような治療は可能でしょうか?

血小板減少症患者F様

[ 症状、ご相談内容 ] :
現在乳がんにより化学治療を行っております。 (3週間に1回の分子標的薬点滴) 昨年より実施しておりますが、血液検査での血小板値(PLT)が当初の35から10と徐々に低下し、前回は化学療法を休みました。 今回は血小板値が12と若干戻ったことから化学療法を再開いたしましたが、はり治療を行うことで血小板値の回復が可能かお伺いいたします

血小板減少症患者SO様

[ 症状、ご相談内容 ] :
女房の相談です。約12-3年前頃に子宮けいがんで子宮全摘また、血小板減少が分かり血小板移植後、処置しました。現在は癌は大丈夫です が、3-6ケ月で内科検査中で投薬なし経過観察で、血小板は3万以下で推移中です。先日から膀胱炎から腸炎で入院中も検査で貧血、また 下痢、嘔吐、発熱の繰り返しで、なかなか普通食へと回復方向へ向かわず心配しております。血小板関連も気になっていmす。それ故相談致 しました。ところで、貴院での針治療の成功確率データと治療の危険性を知りたくて問い合わせしました。追伸:子宮は外科手術だけで、放 射線治療はしていません。

当院の返事:
2か月前に一人血小板減少症患者が、当院で暫く鍼灸治療を受け、 血小板減少症が1万台から6万台になり、かなり良くなりました。  針治療の成功確率データ:鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例 を合わせると患者の80%は経過がよいと考えられます。 治療の危険性:副作用も危険性もありません。

血小板減少症患者S様

[ 症状、ご相談内容 ] :
この度はお世話になります。 知人が3年前、大腸がん摘出手術を受けました。その後腹膜浸潤により抗がん剤ゼローダを服用しています。1年ほど前から血小板減少が続いており、10万をきることもしばしばです。10万をきると抗がん剤服用も中止となります。何か血小板増加作用の漢方薬がありましたらご紹介していただきたいと思います。お手数おかけしますがよろしくご回答お願いいたします。

血小板減少症患者V様

[ 症状、ご相談内容 ] :
糖尿病で月に1度血液検査を受けていますが、その際血小板の数値が5.2ぐらいでなかなかあがりません アルコール性の肝炎と診断されま したのでお酒は飲まないようにしてるのですが、どうしたら上昇するのでしょうか アドバイスをお願いします

血小板減少症患者S様

[ 症状、ご相談内容 ] :
自覚症状は全くなく、普段の生活をしていたのですが、先日血液検査をしたところ、血小板減少症と診断され、当初は血小板数3000程しか ありませんでした。

血小板減少症患者D様

[ 症状、ご相談内容 ] :
血小板がもう2万6千まで下がりました。まだ治療可能でしょうか。治療費はどのぐらいかかりますか。

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