バレット食道
食道は、体表の皮膚と類似した扁平上皮という粘膜でおおわれています。その扁平上皮の粘膜が、胃の粘膜に似た円柱上皮に置き換わった状態をバレット食道と呼んでいます。
バレット食道は、欧米に多い症例でしたが、近年日本でも増加傾向が見られます。ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)菌の除去施術後、一時的にバレット食道が見られる場合がありますが、肥満者や妊娠によりバレット食道の発症する場合もあります。
バレット食道は腹圧を高める、若しくは腹筋を使うトレーニング等を積んでいる人も発症しやすいです。このため腹式呼吸を多用する歌手等に多く見られ、歌手病などと俗称される場合もあります。
バレット食道はアジアよりも欧米で罹患率が高いという特徴があります。また、地域差よりもむしろ人種差が大きく、欧米に住むアジア系民族は欧米系民族と比較してバレット食道罹患率が低いことから、遺伝的な要因が大きいです。バレット食道罹患率に差が出る原因として、欧米系民族では下部括約筋の圧力(LES圧)がアジア系民族と比較して低いなどが考えられています。
中国医学鍼灸院のバレット食道の治療目的は、バレット食道の回復程度を高めることとバレット食道が完治するまでの時間の短縮することです。
多くの西洋医学治療で回復できないバレット食道患者さんの期待に応えるため、当院長が25年間、バレット食道治療に力を入れて、臨床経験を重ねた結果、独自な電気ハリを考案いたしました。そして良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の85%を占めます。
バレット食道の原因が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多岐に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気ハリで、最大限の効果を引き出しています。バレット食道の回復は患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
バレット食道の鍼灸治療 :バレット食道患者27名、取穴:天突、肝兪、中極、関元、大横、足三里、三陰交、手三里、合穀、太沖。
バレット食道の鍼灸治療臨床経験 :中国医学鍼灸院では、多くのバレット食道患者の症状を完治、或いは改善させてきました。今も多くのバレット食道患者が通っていらっしゃいます。バレット食道患者の一人一人の症状に合わせて、中国医学鍼灸院はきめ細かく針灸治療方法で対応しています。針灸治療では、バレット食道患者の生活の質と回復はかなり良好です。数回の鍼灸治療で症状がすぐにも緩和された方が多いです。
バレット食道の薬物療法では、治っても再発しやすいですが、針灸治療で治った場合は再発するのが少ないです。
当院独自開発した【腹腔透穴針】治療法:腹部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ、下部食道括約筋の働きを改善する仕組みです。
1.【腹腔透穴針】:特殊なツボにハリを打ちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.腹腔動脈の血流量が増え、下部食道括約筋の働きを活発化させます。
4.食道や胃の蠕動運動を促進します。
1.当院独自開発した【腹腔透穴針】治療法:
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。
お陰様でバレット食道が治って、今5ヶ月に入っております。
8年ほど前から、胸焼け、飲酒時に食の道がしみる等の症状が現れ、近所の胃腸科で胃の内視鏡検査をしていただいたところ、食道裂孔ヘルニアの症状による、バレット食道と診断された。
薬を処方されて数年も飲み続きましたが、、相変わらずバレット食道の症状は続き、胃液の吐き出しは継続していて手のうちようがありませんでした。
病院の医師の紹介で中国医学鍼灸院にお世話になり、5回鍼灸治療で胸やけと胃液の吐き出しは、完全に無くなり、1か月後、内視鏡検査では、食道内壁の炎症が消えました。
先生の針灸で生活がこんなに楽になるとは当初は思っておりませんでした。鍼灸治療を行っていただきました先生をはじめ、スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。本当に中国医学鍼灸院で鍼灸治療していただきよかったと思っております。ありがとうございました。
欧米人の中でも、黒人やヒスパニック系に比べて、白人でバレット食道の発生率が圧倒的に高いことから、逆流性食道炎以外の、何か人種的な因子があるのではないかと想定されています。
逆流性食道炎にみられる胸やけや苦い水が上がるなどを訴える人が多いのですが、まったく無症状の人も少なくありません。
食道は胸の中にある臓器です。胃はお腹の中にある臓器です。胸とお腹を境するものが横隔膜です。横隔膜には食道裂孔(しょくどうれっこう)という孔があいています。この孔を食道が通過してお腹の中に入り胃へつながるわけです。食道裂孔はいくつかの筋肉や靱帯で構成されていますが,これらの筋肉が緩むと裂孔が大きくなってしまうことがあります。すると胃が裂孔を通して胸の方へ持ち上がる状態になります。この状態を食道裂孔ヘルニアと言います。高齢者や肥満の方,農作業を営んでおられる方などではよく認められる疾患です。食道裂孔ヘルニアを合併した場合,LESの機能は低下することが知られています。したがってGERDやバレット食道を発症しやすくなるわけです。
バレット食道の原因がはっきりしている場合を除いては、ストレスによって発症する例が大部分を占めるため、薬物療法に加えて根治を目的とした精神科的治療を平行して行う場合もある。治療は長期化する場合が多いです。
食道は、口と胃をつなぐ消化管であり、その蠕動運動により口から摂取した食事や水分を胃に運搬しています。食道と胃のつなぎ目付近に、胃に入った食物が食道に逆流しないようにする機構があり、下部食道括約筋と呼ばれています。
口から食べた食物は、順次、食道の蠕動運動で胃へと運ばれていきますが、タイミングよく下部食道括約筋がゆるむことで、食物は胃へと流れ込みます。しかし、下部食道括約筋の機能低下が生じると、強い酸性である胃液が食道へ逆流することになります。
日常生活においては消化の良いものを取り、過食をさけ、食後横になるなどの逆流を増強する行為を避け、就寝時には頭を高くする(Fowler体位)。大食いや脂っこい食事を減らし、食直後に横になる習慣や就眠前に食事をとる習慣をやめることが推奨されます。日本人の食道ガンの90%は扁平上皮ガンだが、胃酸の逆流の結果起きる癌は腺ガン(治療成績が極めて悪い)で、今後増加することは間違いないと警告されているので、バレット食道と言われたら、胸焼けなどの自覚症状の強弱に関係なく、きっちりと服薬し、普段の生活態度(暴飲暴食、早食い、食後すぐに横になる)にも注意すると共に、定期的な胃内視鏡検査を受けることが重要です。
[ 症状、ご相談内容 ] :
2年ほど前,病院で「食道裂孔ヘルニア」と診断され,これが原因でたびたび逆流性食道炎を引き起こしていると医師からいわれました。
その後,胃酸を抑える薬をしばらく服用していましたが,落ち着いてきたので服用をやめ,様子を見ていました。
ですが,最近また胸焼けがひどくなり,症状が強いときは,ふとんから起き上がるのも辛い状態です。
できれば,なるべく薬を使わずに治療,もしくは症状が軽減できたらと思っているのですが,こちらでこういった症状を看ていただくことは可能でしょうか?
当院の返事:
当鍼灸院が開発した特殊な治療法で、治ったの方がたくさん
いらっしゃいますので、心配ないと思います。
患者様の返信: