膵臓がん
膵臓がんとは、膵臓に発生する悪性腫瘍です。
すい臓がんとは、すい頭部に多く見られ、そのほとんどの場合すい管から発症するがんで、全体の90%以上を占めています。ほかに、ホルモンを作るランゲルハンス島の細胞から発生する島細胞がんもまれにみられます消化器系がんのなかでも、治りにくいがんの代表です。
胃がんが死亡原因のトップでしたが、やがて肺がんが日本人の死亡原因のトップになりました。理由は、胃がんは検診で早期に発見でき、7割以上の人は手術で治ります。しかし、肺がんは手術可能な人は3割程度で、治らない人のほうが多いからです。しかし、その肺がんよりもはるかに治療が困難なのがすい臓がんです。すい臓はお腹の奥深くにあることや、初期のがんでは症状があまり見られないことが発見を遅らせており、発見された時点ですでに進行が進んでいることが多々あります。実際、患者さんの多くが発見から2年以内に亡くなっています。
膵頭部に癌が発生すると容易に黄疸を発症します。それは膵頭部の中を、胆管(肝臓でつくられた胆汁を消化管に排出する管)が通っており、これが癌によって閉塞するからです。その他に、膵管閉塞による腹痛(尾側膵管拡張、膵炎による)も膵癌発見の契機となっています。
膵臓がんの症状は無症状であったり、上腹部の不定愁訴のみを訴える患者さんが多いのですが、進行していくと、様々な症状が出現します。以下に主な症状とその原因を示します。
膵癌の診断では画像検査で、腹部エコー、CT、MRI、血管造影、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)で膵腫瘤像、膵管・胆管の狭窄・拡張を検出します。血液検査では、血糖値、肝機能、胆管系酵素値、腫瘍マーカー(CEA、CA19-9など)を測定します。
膵臓がんの診断には、画像検査、血液検査だけでは確定診断できないこともあります。そのときには、実際に癌細胞の有無を調べることが診断決定に有用です。胃カメラを十二指腸まで入れて行うERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)の際に、膵液や胆汁を採取しその細胞をみること(細胞診)で診断でき、これによって早期の癌も診断されています。さらに必要なときは、直接針で癌組織を穿刺したり、膵管の狭窄部を鉗子で採取して病理学的にみること(組織診)で診断します。
膵臓がんは他の癌と異なる点がいくつかあります。症状に乏しいこと、診断が非常に難しく、進行癌で見つかることが多いこと、手術は大きな侵襲を伴う大手術となること、などがあげられます。
膵臓がんに対する針灸治療は、中国でも盛んに行っています。中国政府は針灸、漢方のがんに対する治療効果を重視し、多額な資金を投入し、多くの研究成果を上げています。カンボウジアのシアヌーク国王が1979年頃にガンを罹患し、西洋医学医に余命があと半年しかないと宣告され、中国政府に治療を求めました。中国政府は針灸、漢方医療チームを結成し、シアヌーク国王の治療に当てました。その後、シアヌーク国王が30年も生きられ、91才まで生きられました。
西洋医学的な治療では、さまざまな副作用があります。このため、当院は二十年数前から膵臓がんの針灸治療を取り組んできました。最新のがん研究情報に基づき、病院の西洋医学的な治療と平行に東洋医学の針灸治療を取り入れ、膵臓がん(乳癌)の治療成績を向上し、手術療法・放射線療法・化学療法などの副作用・後遺症を減らせることができました。
膵臓がんの鍼灸(針灸)治療:膵臓がん患者さん301名、取穴:脾根、肺兪、心兪、屋翳、足三里、天宗、肩井、腎兪、肝兪、太沖、三陰交。お灸。
膵臓がんの鍼灸(針灸)臨床経験: 当針灸院(鍼灸院)では、多くの膵臓がん患者の症状を回復させてきました。今も多くの膵臓がん患者が通っていらっしゃいます。膵臓がん患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かな針灸治療を行っています。針灸治療の結果、多くの膵臓がん患者は正常な生活を送ることができるようになりました。
西洋医学的な治療の癌(がん)に対する治療は、がん細胞のみならず、同時に正常な細胞も障害を受けることは避けられませんので、副作用・後遺症を伴います。膵臓がんも同様です。そのため副作用も強くあらわれることがあります。針灸の併用治療で、後遺症と副作用を減軽することができます。
また、針灸治療によって、免疫機能が強化され、自分の持っている回復力を利用して、癌細胞の繁殖を抑制し、生存率を高めることができます。
針灸治療によって、免疫機能が強化され、自分の持っている回復力を利用して、癌細胞の増殖を抑制すると考えられます。
いつ治療ありがとうございます。
私の検査結果ですが、がんのマーガーの数字が(CA19‐9)
一ヶ月で898から 329と三分の一に減少しよくなっておりました。
これは針治療のおかげと感謝しております。ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします
[ 症状、ご相談内容 ] :
膵臓がん治療について、以下、ご教示お願い致します。
(1)膵臓がん治療でのお灸治療の通院頻度はどのくらいでしょうか?(週?回)
(2)膵臓がん治療でのお灸治療1回の治療時間はどのくらいでしょうか?
(3)抗ガン剤治療との併用は問題ないでしょうか?
(4)膵臓がんに対して効果はどの程度ありますでしょうか?(例えば、これまで何人の膵臓がん患者のお灸治療をして、何人がガンを縮小し
たかの経験的統計 「がん縮小人数?人/膵がんお灸治療人数?人」の値)
【病気経緯】2013年3月に茶褐色尿に気付く。2013年5月すい臓がん発見。2013年7月すい臓がん摘出手術。2013年10月-
12月GEM抗がん剤予防的投与。2014年11月腹痛&食欲不振発症。2014年12月CT検査するも異常見当らず。2015年1月
7日PET検査で「肝臓」及び「動脈周囲神経またはリンパ腫のいずれか」にガン再発転移判明。現在、抗がん剤(ジェムザール又はTS1)
を
検討中。
よろしくお願い致します
当院の返事:
今の症状は、鍼灸治療の方が効果的だと思います。
お話を伺った方が良いですので、一度お電話ください。
患者様の返信:
膵臓がんの治療で、大変お世話になっております。
おかげさまで、今月に入ってから症状がかなり改善されました。
先週病院で診察を受けたところ、担当医に随分良くなったねと褒められました。
ありがとうございます。
先生の存在はとても心強いです。
明日もお伺いしますので、どうぞよろしくお願いします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
鍼や漢方ですい臓がんやかゆみを少しでも改善することは可能でしょうか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
先月21日に膵がん(末期)と診断され現在抗がん剤1クール目が終わったところで引き続き入院をしている状況です
。
診断を受けた当初より腹部膨満感・食欲不振・嘔吐・便秘(腸閉塞を併発)・腹水貯留などの症状があり、腸閉塞は改善したものの腹部膨満感
・食欲不振は相変わらずで嘔吐するのを恐れて食事も満足にはとれない様子です。
腹部膨満感の緩和のために現在3回ほど腹水を抜いていますが次第に声に元気がなくなり体重減少も進んでいる状況です。
私どもとしては本人の意向から抗がん剤の投与を今後も続けるつもりでいますが、やはり抗がん剤の副作用も心配なところで私自身も鍼灸マッ
サージ師ですので面会の度にマッサージを行ってはいます。
今回先生の鍼灸院のサイトを見つけて膵がんの治療などにもあたられているようで病院の治療だけでなく私自身がもう少し父に出来ることはな
いだろうか?と思いメールを差し上げた次第です。
お忙しいところとは思いますが宜しくお願い致します。