ヘルペス腟炎
ヘルペス腟炎とは、おもに単純ヘルペスウイルス2型によって起こる外陰部の水疱性または潰瘍性病変です。
単純ヘルペスウイルス1型は口唇ヘルペスに多く検出されます。単純ヘルペスウイルスも性器の接触により感染します。放置しても自然治癒しますが、しばしば再発し疼痛(とうつう)があります。
当院のヘルペス腟炎の治療目的は、ヘルペス腟炎患者にできるかぎりの回復の機会を提供することとヘルペス腟炎の完全な回復までの時間を短縮することです。
ヘルペス腟炎に対して当院は25年間、ヘルペス腟炎の治療に力を入れて、さまざま試行錯誤の末、独自の電気針治療法を開発しました。特殊な鍼と電気の併用で良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の85%を占めます。
当院の治療はヘルペス腟炎の頑固さに応じて、多岐に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。そしてヘルペス腟炎の回復で、ヘルペス腟炎患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
ヘルペス腟炎の原因は、おもに単純ヘルペスウイルス2型です。
ヘルペス腟炎では、おりものがみられ、外陰部にかゆみや痛みが生じます。おりものの性状や量は原因により異なります。ただれや腫れはあまりみられません。感染症によっては、性交時や排尿時に痛みを感じるようになったり、頻尿になったりします。まれに、腟口や尿道口周囲の皮膚のひだがくっついてしまうことがあります。なお、腟感染症では症状がなかったり、ごくわずかしかみられないこともあります。
ヘルペス腟炎の診察では内診が行われます。医師は腟を観察しながら、おりものがあれば検査のため綿棒で少量採取します。これを顕微鏡で調べるか培養して、微生物を特定します。
外陰部の浅い潰瘍または水疱が診断のポイントになります。病変は、とくに急性型では大陰唇の内側と小陰唇に左右対称にできることが多いのも特徴です。
病変部から採取した細胞に多核の巨細胞を認めたり、HSV抗原を検出する補助診断法が有力ですが、感度が低いことが難点です。HSVに対する抗体は、初感染では急性期には陰性で、2〜3週間後に陽性になります。再発型の場合はほとんど変化しません。
ヘルペス腟炎の治療は、アシクロビルが効きます。経口薬と軟膏(なんこう)があり、疲労が重なったときに再発しやすいので、予防的にアシクロビルをのむようにします。
ヘルペス腟炎の鍼灸治療症例 :ヘルペス腟炎患者30名、取穴:中枢、委中、極泉、中極、気海、関元、天枢、腎兪、次髎、足三里、三陰交、太沖。電気針。気海に間接灸9壮。
ヘルペス腟炎の鍼灸治療臨床経験:当院では、多くのヘルペス腟炎患者の症状を回復させてきました。今も多くのヘルペス腟炎患者が通っていらっしゃいます。ヘルペス腟炎患者の一人一人の症状に合わせて、当院はきめ細かい針灸治療を行っています。針灸治療の結果、ヘルペス腟炎患者の生活の質と予後はかなり良好です。大多数のヘルペス腟炎患者は普通の生活に戻ることが可能になりました。
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