血栓性静脈炎
血栓性静脈炎とは、静脈の内膜に炎症を生じ、血栓ができ、静脈閉塞を生じる病気です。
血栓性静脈炎は静脈に起こる炎症ですが、静脈炎には血栓を伴うことが多く、また逆に静脈血栓が静脈炎の原因になることも多いため、静脈炎と静脈血栓症を区別することは厳密には不可能です。
全身の静脈は表在静脈と深部静脈に分類されます。血栓性静脈炎という場合、ほとんどは表在静脈の静脈炎を指します。長時間の手術や分娩などで体を動かさない人に生じますが、普段は健康な成人でも、長時間の飛行機や自動車旅行などで座った姿勢をとり続けると血栓形成の原因になります。血液が固まりやすい体質をもった人(血液凝固異常)にもみられます。
当針灸院(鍼灸院)の血栓性静脈炎の治療目的は、血栓性静脈炎患者にできるかぎりの回復の機会を提供することです。
血栓性静脈炎に対して、当針灸院(鍼灸院)は25年間、血栓性静脈炎の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針治療法を開発しました。特殊な鍼と電気の併用でより良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、全身の症状が改善します。治癒した例、改善した例を合わせると患者の70%は経過がよいと考えられます。
当針灸院(鍼灸院)の治療は血栓性静脈炎の頑固さに応じて、多岐に渡って行います。当針灸院(鍼灸院)は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。
閉塞性静脈炎は、
全身の静脈は表在静脈と深部静脈に分類されます。血栓性静脈炎という場合、ほとんどは表在静脈の静脈炎を意味します。
血栓性静脈炎は炎症局所を中心に腫脹(しゅちょう)、疼痛(とうつう)、硬結(こうけつ)などを認めます。
表在静脈に炎症・血栓が生じるので、この炎症局所を中心とした腫脹、疼痛、硬結、色素沈着を直接確認することができます。また、これらの症状は表在静脈の走行に沿って30〜50cmにわたって認められることもあります。モンドール病の場合、前胸部から腹部にかけての皮下に索状(さくじょう:ヒモのように細長い形)の硬結として触れて発見されることが多いのですが、必ずしも強い炎症症状を伴わない場合もあります。
急性期の血栓性静脈炎は、下肢のはれ、色調、皮膚温、表在静脈の拡張など、視診や触診で診断が可能です。また、下肢の血栓の最も有効な検査法は超音波ドプラー法で、現在最も頻用されています。時に静脈造影を用いて、血栓の局在や圧の上昇を測定することもあります。
血栓性静脈炎は生活習慣病の代表ということから、血栓性静脈炎の予防策は若年期からのよい生活習慣を確立する努力が大切です。以下のようなことに注意して生活をすることと、中年を過ぎた人は家庭で定期的に血圧を測定する習慣をつけることが大切です。
閉塞性静脈炎の西洋医学治療は、局所の治療(対症療法)と原因疾患の治療に分けます。局所の治療は炎症部位の冷却や消炎鎮痛剤の投与が中心になります。 外傷・静脈損傷、薬剤注入(概説の項参照)が判明すれば、速やかにカテーテルの抜去や薬剤の中止・変更を行った後、局所の治療
閉塞性静脈炎を治療しないでおくと、若いうちに心不全、心臓発作、突発性心臓死などの心疾患や、腎不全、脳卒中を起こすリスクが高くなります。閉塞性静脈炎は脳卒中の最大の危険因子です。また、閉塞性静脈炎は、改善可能な心臓発作の3大危険因子の1つです。ほかの2つは、喫煙と血中コレステロールの高値です。閉塞性静脈炎の治療は、脳卒中や心不全のリスクを大幅に減少させます。さらに、劇的ではないものの、心臓発作のリスクも減少させます。治療をしない場合、悪性閉塞性静脈炎の患者の1年生存率は5%未満です。
血栓性静脈炎鍼灸治療症例 :血栓性静脈炎患者15名、取穴:人迎、懸鐘、三陰交。電気針。
血栓性静脈炎鍼灸治療臨床経験 :当針灸院(鍼灸院)では、多くの閉塞性静脈炎患者の症状を回復させてきました。今も多くの閉塞性静脈炎患者が通っていらっしゃいます。閉塞性静脈炎患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かな針灸治療を行っています。針灸治療の結果、多くの閉塞性静脈炎患者は正常な生活を送ることができるようになりました。