滑車神経麻痺
滑車神経麻痺とは、滑車神経は何らかの原因で麻痺な状態におち、眼筋が内側と下側に動かないために垂直方向の複視が起こる状態です。
滑車神経核は下丘の最尾側端のレベルで中心灰白質の腹側にあり、その軸索は背側に向かい、中脳水道の背側で交叉してから脳幹を去ります。脳幹を出た線維は頭外側方に走り、海綿静脈洞を通過して、上眼窩裂から眼窩にはいり上斜筋を支配します。
滑車神経麻痺では本を読む、階段を降りるなど下方視で複視を生じます。滑車神経麻痺の特有の症候は、頭を健側に向けると左右の眼球位のずれが小さくなるため複視が軽くなります。滑車神経は中脳内の走行が極めて短く、障害部位としては末梢を第一に考えます。
当鍼灸(針灸)院の滑車神経麻痺の治療目的は、鍼灸(針灸)院患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと鍼灸(針灸)院の完全な回復までの時間を短縮することです。
滑車神経麻痺の治療は、西洋医学以外にも新しい治療法を求める動きが世界中に広がりました。欧米、中国などの国では、針灸の滑車神経麻痺に対する有効性が再認識するようになっています。当鍼灸(針灸)院も滑車神経麻痺患者さんの期待に応えるため、25年間、滑車神経麻痺の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の眼底電気針治療法を開発しました。そして良い成果を上げています。
治癒した例、改善した例を合わせると患者の85%は経過がよいと考えられます。
滑車神経麻痺の原因が多様なため、当鍼灸(針灸)院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当鍼灸(針灸)院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。
当鍼灸(針灸)院の針灸治療で、多く滑車神経麻痺患者の複視の症状が消失しました。滑車神経麻痺患者の生活の質を向上させるのに役に立っています。
先生方には言葉では言い尽くせないほどお世話になりました。
去年、去年交通事故に遭いました。事故後、複視の症状がずっと続いています。神経内科で診察を受けると、滑車神経麻痺による複視でしょうとお医者様に言われました。いずれ治るであろうと軽く考えて放置していました。
しかし、一向に回復の兆しが見られないため、友人に相談したところ、中国鍼灸を紹介してもらいました。
鍼灸治療の2回目から複視が半減し、1ヵ月後には日常生活にほとんど支障がない状態まで回復しました。今では複視も感じなくなるまでに回復し、大変嬉しく感じているところです。どうもありがとうございます。(以上御本人様の承諾をいただいて掲載いたしました。)
滑車神経麻痺の鍼灸治療症例 :滑車神経麻痺患者125名。取穴:行間、太沖、肝兪、陽白、攅竹、四白、太陽、晴明。
滑車神経麻痺の鍼灸臨床経験 :当鍼灸(針灸)院では、多くの滑車神経麻痺患者の症状を回復、或いは改善させてきました。今も多くの滑車神経麻痺患者が通っていらっしゃいます。滑車神経麻痺患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かく具体的な針灸治療方法で対応しています。針灸治療では、滑車神経麻痺患者の生活の質と予後は比較的良好です。大多数の滑車神経麻痺の患者は社会復帰が可能になりました。
滑車神経麻痺の場合、眼科での治療は対症療法が中心ですが、腫瘍と動脈瘤以外の滑車神経麻痺はやはり針灸治療をお勧めします。
当院が独自開発した【眼底透穴針】治療法:
眼球の奥にある特殊なツポに一本の針を通し、微弱電流で刺激し、電気エネルギー信号は滑車神経を健常化させます。
更に電気エネルギー信号は視神経を伝わり、後頭葉にある皮質視中枢に達し、視中枢の働きを活性化する仕組みです。
滑車神経麻痺治療の実際様子と流れ
1.当院が独自開発した【眼底透穴針】
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。
滑車神経麻痺は、ほとんどの場合頭部外傷が原因です。腫瘍など、それ以外の原因はまれです。
垂直性の複視:侵された眼は内側と下側に動かないために、垂直方向の複視が起こります。患者は麻痺に侵されていない眼の筋肉を使おうとして、無意識に頭を傾ける傾向があります。この姿勢だと複視が消えます。
滑車神経麻痺の検査はCT検査やMRI検査などの画像検査です。
頭部外傷の後に、特徴的な眼球運動の異常が起きた場合に、滑車神経麻痺が疑われ、CT検査やMRI検査などの画像で診断が確定します。
滑車神経麻痺の西洋医学治療は滑車神経麻痺の原因によります。ときには、複視を治すために手術が必要になることがあります。
眼と脳を接続する神経線維の何本かは環状になっています。それらはまず脊髄を下り、胸部から出て、首の頸動脈のそばを通って上へ戻り、頭蓋を通って、眼に到達します。神経線維がこの経路のどこかで分断されると、ホルネル症候群が起こります。
ホルネル症候群はどの年代の人にも起こります。この症候群は頭や脳の病気だけでなく首や脊髄の病気でも起こります。その原因には肺癌、脳や脊髄の腫瘍、首・頭・脊髄の外傷、胸部の大動脈瘤、頸動脈や大動脈の剥離などがあります。出生時にすでにホルネル症候群が起きていることがあり、この先天性タイプでは障害された眼の色は誕生時からずっと薄い青色のままです。
ホルネル症候群は、神経線維が途切れた側の眼を侵します。まぶたの下垂、瞳孔の縮小、眼窩内での眼球のわずかな陥没が起こります。加えて、侵された側は顔面の発汗量が正常より減少します。
ホルネル症候群診断は、症状に基づいて行われます。治療は原因に応じて行われますが、多くの場合、針灸治療以外に、有効な治療法はありません。
[ 症状、ご相談内容 ] :
家の階段の二階から一階に落ちてしまいその日から物が二重に見える様になってしまったらしく普通にしてれば痛みはな
いけど目をギュッと閉じると少し痛みもある様で病院では検査の結果、斜視外傷性滑車神経麻痺と診断されたみたいなんです。数ヶ月待って自
然と治る場合もあるけどもし治らないとして手術しても完全に治ることは少ないと…。運転もできなくなり父親はかなり落ち込んでいるので
ネットで斜視外傷性滑車神経麻痺 治療と検索したらこちらが出てき
たのですが斜視外傷性滑車神経麻痺を鍼治療で治すことは可能でしょうか?宜しく宜しくお願いします。
当院の返事:
当院の鍼灸治療は外傷性滑車神経麻痺には、かなり
有効です。
最近、一人外傷性滑車神経麻痺患者が、当院で暫く鍼灸治療を受け、
斜視と複視が治りました。
今の症状は、鍼灸治療の方が効果的だと思います。
当院が開発した特殊な治療法で、治った方がたくさん
いらっしゃいますので、心配ないと思います。
患者様の返信:
お世話になっております。
お陰様で複視と斜視が殆ど回復し、大変心強く感じました。
どこの病院に行っても、様子を見るしかないといわれ、先生の治療で
回復しました。奇跡です。
ありがとうございました。
[ 症状、ご相談内容 ] :
[ 症状、ご相談内容 ] :
右眼の滑車神経麻痺を治療したい。
7月12日に自宅で台から落下し、脳震盪を起こした。その際、上記のように診断され、飲み薬を服用しています。
電気針で改善できるようでしたら、治療を受けてみたい。
[ 症状、ご相談内容 ] :
格闘家を職業にしています。
今年の4月29日の練習中左目の上ら辺に打撃をもらい、最初は脳の異変かと思いましたが、どうもそうではなく、目に異常があると思いまし
た。最近になってやっと医者から滑車神経麻痺と診断されました。
競技にも影響があるため本当にどうにかしていただきたいです!
どんなにお金かかっても良いのでとにかく治してください。よろしくお願いします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
スノーボードで頭を打ってしまい、それから物が二重に見えるようになってしまいました。
CT,MRIを撮っても異常なし、滑車神経麻痺と診断されました。
仕事がら車を運転しなければいけないですし、早く治したいので相談しにきました。
[ 症状、ご相談内容 ] :
滑車神経麻痺ですが、どうぞ宜しくお願い致します。
[ 症状、ご相談内容 ] :
滑車神経がだめだそうで、事故による複視でも針治療は効果ありますか?
また 治療開始のタイミング を知りたいです お医者さんが経過観察と言っている期間は 様子をみるべきなのか
すみません 藁にもすがる思いです よろしくお願いいたします
[ 症状、ご相談内容 ] :
滑車神経傷害ということでした。 鍼
治療を二回受け その度左目が充血したので 今は鍼治療を止めています。なぜですか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
先天性滑車神経麻痺と眼科で診断されました。
紹介されている事例が事故などの後天性のものばかりなのですか、このような先天性の場合にも治療効果はありますでしょうか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
複視あり3/2脳神経外科受診。「滑車神経麻痺」と診断ありプレドニン20mg/日(4日分)内服する。症状変らないため、
プレドニンが減量の日に再度受診。「薬の効果はすぐでないため減量の15mgを内服してください」と言われました。治療方法はこれで良
いのか心配です。原因もわかりません。片目ずつ見ると複視はありません。車も運転もできず、気分もすっきりせず、気が滅入りま
す。はりが効果的なようですが、私の場合も効果がありますか。知りたいです。
[ 症状、ご相談内容 ] :
セグウェイにて転倒。右側顎を打撲。右目の滑車神経損傷?と眼科医の診断。眼球震動有り。
メバチコールを飲んで経過観察中。
[ 症状、ご相談内容 ] :
滑車神経麻痺についてご相談願います。
去る、3月24日早朝時犬の散歩中に氷の上で転倒し、後頭部を強打しました。脳外科を受診したら滑車神経麻痺、と診断を受け、同時に眼科
も受診しました。
脳外科ではビタミン剤のお薬を頂きましたが、眼科での治療は何も行なっておりません。1ヶ月前に、素人考えでプリズムメガネを医師にご提
案したら、まだ様子を見た方が良いとの事で経過観察となりました。現在も何も行っておりません。
転倒直後に、ネットで色々調べてた際そちら様の事を知りましたが、遠方の為諦めておりました。
2ヶ月経過した今、少しは良くなった気がする所もありますが、逆に支障のなかった部分が悪くなっているようにも感じて、仕事(倉庫内作業
ですがパソコンやハンディを使用しています。)が影響いるのかな?と思いまして、もう手遅れかもしれませんがどの様にしたら良いのかわ
からず思い切ってメールを送らせて頂きました。
お忙しい中申し訳有りませんがご返信を宜しくお願い致します。
[ 症状、ご相談内容 ] :
左方視時左外転神経麻痺?or滑車神経麻痺?が僅かに認められますと診療情報提供書には書かれていま
す。そののち眼科の先生に診ていただいたのですが、手術が無事にできるレベルまで悪くないとのことであったので何もされずドライ
アイの処方箋を書いていただき終わりました。目の状態は正面は一つに見えますが下方向や左方向を見ると右目と左目の見え方が別々に見えてしまいます。
参考にならないかもしれませんが、メガネのプリズムは2〜5のベースダウンを入れています。