多血症
多血症とは、血液中の赤血球量が正常範囲を超えて増加した状態です。多血症は赤血球増多症とも呼ばれます。
血液中には、酸素運搬にあたるヘモグロビンをもつ赤血球が大量に存在します。赤血球の量は単位血液容積あたりの赤血球数やヘモグロビン量で表すため、発汗、下痢、脱水などで血液が濃縮するとこれらの値は増加します。しかし、この場合は多血症とは呼びません。循環赤血球量が真に増加した状態を多血症と言います。
換気障害のある肺疾患や動脈血と静脈血が混合してしまう心疾患では、血液中の酸素濃度が低下するため、これに反応して赤血球量が増加することがあります。また、酸素濃度の薄い高地に居住している人、過度の喫煙者も多血症を起こすことがあります。さらに赤血球増殖を促すエリスロポエチンがつくられる腫瘍や腎疾患でも多血症が起きます。これら、原因が明らかな多血症を2次性多血症と呼びます。
原因が明らかでない多血症を真性多血症と呼び、骨髄における赤血球系細胞の腫瘍性増殖と考えられています。真性多血症ではエリスロポエチンが増加していないのが特徴で、他の多血症との鑑別に使われます。骨髄における増殖性疾患の一種と考えられており、約半数の患者さんでは赤血球のみならず、白血球や赤血球が増加しています。また、他の骨髄増殖性疾患同様、血清ビタミンB12の増加や脾臓が腫大することもありますが、末梢血好中球アルカリフォスファターゼ低下は認めません。まれですが、家族性赤血球増多症という疾患があります。この疾患では血中エリスロポエチンは正常か低下しています。遺伝的にエリスロポエチン受容体に異常があり、受容体が活性化状態になっているため、赤血球系の増殖が起きると考えられています。
中国鍼灸の多血症の治療目的は、多血症の回復程度を高めることと多血症が完治するまでの時間の短縮することです。
多血症には針灸治療がかなり以前から行われてきました。多くの西洋医学治療で回復できない多血症患者さんの期待に応えるため、当院長が25年間、多血症治療に力を入れて、臨床経験を重ねた結果、独自な電気ハリ【骨髄透穴針】を考案いたしました。そして良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、全身の症状が改善します。治癒した例、改善した例を合わせると患者の80%は経過がよいと考えられます。
多血症の原因が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多岐に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気ハリで、最大限の効果を引き出しています。ヘモグロビンと赤血球の数値の回復は患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
多血症の鍼灸治療症例 :多血症120名、【骨髄透穴針】取穴:人迎、合穀、曲池、足三里、血海、中脘、中枢、大椎、胃兪、脾兪、膏肓、電気針。命門、お灸9壮。
多血症の鍼灸臨床経験 :当鍼灸院では、多くの多血症患者の症状を回復、或いは改善させてきました。今も多くの多血症患者が通っていらっしゃいます。多血症患者の一人一人の症状に合わせて、当鍼灸院はきめ細かい針灸治療方法で対応しています。今までの針灸治療で多く多血症患者のヘモグロビンと赤血球数値が戻りました。
御蔭さまで、先生の治療ですっかり元気になりました。
2年前、急に赤血球数が700万/μL、ヘモグロビンが19 g/dL、ヘマトクリットが65%になりました。病院へ行ったところ、多血症と診断結果が出ました。瀉血という治療を薦められましたが、効果に疑問があって、受けませんでした。
担当医から中国鍼灸を紹介され、『臨床実験でも良い。この先役に立てるのなら…』の言葉を思い出すと共に、私の中で『もしかしたら、少しでも症状が改善されるかもしれない!!』と、鍼灸治療をはじまりました。
針灸治療1ヶ月後ヘモグロビンが19から15.8 に、赤血球数が700万/μLから赤血球数が500万/μLに、ヘマトクリットが65%からヘマトクリットが55%になりました。2ヶ月後、血液検査では正常のままでした。
現在は、以前と同じように生活しています。治していただいたことに感謝しております。どうもありがとうございます。
当院独自開発した【骨髄透穴針】治療法:腰部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ骨髄の異常な増殖を抑制する仕組みです。
1.【骨髄透穴針】:特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.骨髄の異常な増殖を抑えます。
4.「確率共鳴」という現象が起き、免疫細胞細胞を活発化させます。
【実際様子と流れ】
1.当院独自開発した【骨髄透穴針】治療法:
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。
『週刊文春』
出版社:株式会社文藝春秋
『週刊実話』
出版社:日本ジャーナル出版
『アサヒ芸能』
出版社:徳間書店
『週刊大衆』
出版社:双葉社
『難病、慢性疾患に最適ー欧米でも高まる評価 』『 西洋医学と東洋医学を結ぶ中国人医師の挑戦』
多血症の症状はあまりありません。しかし、赤血球量の増加が著しい場合、頭痛やめまいが起きることがあります。真性多血症では頭痛、めまい、高血圧、寝汗、皮膚のかゆみが起きることがあります。また真性多血症では赤血球量増加とともに、血小板増加、血液の粘稠度(ねんちょうど)が変化するため、脳血管の血栓症が起きることがあります。
多血症の西洋医学治療:2次性多血症の場合、基礎疾患の治療が重要です。真性多血症の治療は、赤血球量を正常化することです。そのために瀉血が行われ、ヘマトクリットを40〜45%程度にします。高齢者や心血管系に問題がある患者さんの場合、瀉血量や頻度を調整します。瀉血で正常化しない場合、ブスルファンなどの化学療法を使います。
真性多血症は慢性的な経過をとるのが普通で、瀉血などの治療により10年生存率は70%程度とされています。経過中に瀉血を要する頻度が減少したり、また骨髄線維症になることがよくあります。まれに急性白血病が発生することが知られています。2次性多血症はほとんど基礎疾患により予後が決まります。
多血症の生活注意点はストレス、肥満を解消することと禁煙です。喫煙は多血症を悪化させるので、禁忌です。
[ 症状、ご相談内容 ] :
息子(21歳)が3年前に多血症と診断されました。
年に1回の検査で、昨年のデータでは、赤血球621ヘモグロビン19.9ヘマトクリッ
ト57.9真性多血症でもなく、原因不明のままです。特に治療はしなく経過観察といわれ、水分を多くとるように心がけているくらい。た
だし、頭痛がときどきあり、高血圧です。頭痛薬を週に1回は服用。東洋医学で対応できないか、できれば漢方薬の使用で改善できないか、
お聞きしたく相談を送りました。
当院の返事:
当院が開発した特殊な治療法で、治った方がたくさん
いらっしゃいますので、心配ないと思います。
遠隔での治療のアドバイスは、一度診察に来られるか、或はお電話していただくか、
お話を伺った方が良いですので、一度お電話ください。
患者様の返信:
お世話になっております。
本日は診察日でしたので、採血の結果をお知らせします。
前回(3週間前) 本日(5月7日)
Hb19.5g/dL →12.8
前回上がっていた ヘモグロビンも少し下がってきました。
先生の治療のおかげです。
ありがとうございます。
[ 症状、ご相談内容 ] :
病院でみてもらいHctが59で55を超えると危険といわれ、多血症と
いわれ瀉血をしました。まさに晴天の霹靂でふだん症状もなく元気ですごしていましたので大変ショックをうけています。
手のひらは赤いです。これからいろいろな検査を受けるようにいわれましたが、骨髄検査とかはしたくありません。アスピリンを18日間飲む
ようにいわれました。
これから先不安です。
[ 症状、ご相談内容 ] :
20年程前に本態性血小板血症と診断され、その後真性多血症へ移行し現在に至ります。
最近は脾腫や倦怠感、掻痒など様々な症状で悩んでます。
鍼灸は受けたことがないので、施術の内容がよくわかりません。
少しでも症状が改善し、日常生活の質を上げれればと思っています。
当院の返事:
当院が開発した特殊な治療法で、治った方がいらっしゃいます。
倦怠感、掻痒など様々な症状は早く回復すると思います。
[ 症状、ご相談内容 ] :
9月に骨髄検査で多血症と言われ、毎週400ccの瀉血をし、数値が下がり10月末に血液検査。バイアスピリンを朝1錠飲ませれています
。そちらで治療を受ける場合、頻度はどの程度ですか。大阪からです。よろしく
[ 症状、ご相談内容 ] :
多血症と診断され、大学に通院、瀉血
治療を続けております。しかし、ヘマトクリットがなかなか下がりません。貴院の鍼治療で多血症の改善は可能でしょうか?なかなか良い治
療がなく、困り果てておりご相談する次第です。よろしくお願い申し上げます。
[ 症状、ご相談内容 ] :
真性多血症と診断されました。治らない病気ですが鍼灸治療をする事で、異常増殖を食い止められるのですか?