ドライアイ
ドライアイとは、目を守る役割をする涙の量が足りなくなったり、涙の性質のバランスが崩れたりすることによって、目の表面に障害(傷)が生じる目の病気です。
ドライアイの場合、目がかわく感じと眼の痛み、目の疲れなどが起こります。まぶたの開閉時に粘ついたり、ゴロゴロするなどの症状が出ます。
ドライアイには、涙の分泌量不足が原因で起こるものがあります(涙液欠乏性ドライアイ)。このタイプのドライアイでは、結膜と角膜を完全に覆う涙液層をつくるのに十分な量の涙を、涙腺が分泌できません。この症状は閉経後の女性で最も多くみられます。結膜疾患による瘢痕形成やシェーグレン症候群、膠原病、顔面神経麻痺などで起こります。
ドライアイには、涙の成分に異常があり涙がすぐに蒸発してしまうために起こるものもあります(蒸発性ドライアイ)。この場合は涙腺が十分な量の涙を分泌していても、涙の蒸発が早いために、特定の活動時や環境下では結膜と角膜を完全に覆うだけの涙液層が保たれなくなります。
まれですが、涙液欠乏性ドライアイは関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群といった全身疾患の症状の1つとして発現することもあります。
中国鍼灸院のドライアイの治療目的は、ドライアイの回復程度を高めることとドライアイが完治するまでの時間の短縮することです。
西洋医学治療では回復できないドライアイ患者さんの期待に応えるため、当院が25年間、ドライアイの治療に力を入れて、臨床経験を重ねた結果、独自な電気ハリを考案いたしました。そして良い成果を上げています。
治癒した例、改善した例を合わせると患者の85%は経過がよいと考えられます。
ドライアイの原因が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気ハリで、最大限の効果を引き出しています。ドライアイ患者の目状態の回復は患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
ドライアイの鍼灸治療症例 :ドライアイ患者210名。取穴:眼底穴、球後、風池、翳明、上星、太陽、晴明、翳風、養老、合穀。針体から微電流を流し続けます。眼底穴と球後穴、中国では、目の病気の治療によく使われますが、他のツボより痛みが出やすいため、当院ではこのツボを使う場合、患者さんに説明し、同意してもらった上のみ、治療を行います。
ドライアイの鍼灸臨床経験 :当院では、多くのドライアイ患者の症状を回復、或いは改善してきました。今も多くのドライアイ患者が通っていらっしゃいます。ドライアイ患者の一人一人の症状に合わせて、当院はきめ細かく具体的な針灸治療方法で対応しています。目がかわく感じと眼の痛み、目の疲れなどドライアイ症状の改善は、患者の生活の質を向上させています。
ドライアイ患者の涙液の量と質を正常な状態に戻り、傷付いた角膜の修復する働きがあると考えられます。
当院が独自開発した【眼底透穴針】治療法:
眼球の奥にある特殊なツポに一本の針を通し、微弱電流で刺激し、電気信号は網膜にある視細胞のところで、電気エネルギーに変えて、涙腺組織の働きを活発化させます。
更に電気エネルギー信号は視神経を伝わり、後頭葉にある皮質視中枢に達し、視中枢の働きを活性化する仕組みです。
ドライアイ治療の実際様子と流れ
1.当院が独自開発した【眼底透穴針】
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。
ドライアイとは、涙が不足したり成分が変化して質が悪くなることによって、眼の表面に障害が生じる状態をいいます。涙はまばたきによって網目状の薄い膜となり(写真1)、いつも眼の表面を覆って乾燥あるいはゴミや細菌などから眼を守っていますが、ドライアイになると涙液が正常ではなくなるために眼の表面を十分に保護できなくなり、眼が乾くのです。
ドライアイの症状としては、眼の刺激感、ヒリヒリ感、かゆみ、つっぱるような感じ、眼の奥の圧迫感、眼に何かが入っている感じなどがあります。パソコンやTV ゲーム、細かい作業によって目が乾いていると感じる時は、まばたきの回数が減少して涙の量が減っている場合があります。
乾燥した目は、目の表面に障害(傷)がつきやすくなり、そのままにしておくと、目の表面だけでなく、角膜や結膜の健康が損なわれる可能性があります。
重症のドライアイは、中年女性を中心に多く見られる「シェーグレン症候群」を伴っている場合があります。眼の表面が損傷を受けるため、不快感やまぶしさが強くなります。まばたきの回数が減るような活動により症状は悪化します。特に読書、コンピューターの使用、車の運転、テレビを見るなど、眼を長時間使う活動ではその傾向が強くなります。また、空気中のほこりや煙、空気が乾燥した環境によってもドライアイの症状が悪化します。空気が乾燥しやすい条件としては、飛行機やショッピングモールの中、湿度の低い日、エアコンや送風機、ヒーターを使用している場所(特に車の中)などがあります。特定の薬剤の使用も症状を悪化させることがあります。具体的にはイソトレチノイン、トランキライザー(精神安定薬)、利尿薬、降圧薬、経口避妊薬、抗ヒスタミン薬などです。症状は、涼しくて雨や霧の出ている天候のときや、シャワーを浴びているときのように湿度の高い環境下では軽くなります。
かなり重症のドライアイでも、視力が失われることはまれです。しかし、眼を長時間使用すると視界がぼやけるように感じられたり、あるいは刺激感がひどく眼を使うのが困難に感じられることはあります。眼の乾燥がひどい場合は、角膜の表層が厚くなってしまったり、角膜に潰瘍や傷ができることもあります。ときには、血管ができて角膜にまで侵入することもあります。このような新生血管や傷が角膜にできると、視力障害が起こる可能性があります。
ドライアイは症状だけで診断がつきますが、シルマー試験という検査を行うこともあります。これは、まぶたの端にろ紙をはさんで、涙の量を測る検査です。また、角膜に傷がないかをスリットランプで観察します。また最近ではドライアイの自動診断装置(TSAS)を使い、10秒程で診断が出来るようになった。 今までは5分以上かかる上に、ろ紙を目に挟むなど患者の痛みを伴ったり、目に触れない場合でも医師の主観が入るなどの課題があった。 それを改良するため、角膜の形を測定する既存の装置に新開発のソフトウエアを導入。角膜上に広がる涙の層が薄くなって拡散する様子を測定することで、ドライアイかどうかを判定できるようにした。
ドライアイではなくとも、例えば眼鏡やコンタクトレンズの度が合っていないと眼が疲れやすく感じます。次の症状であてはまる項目にチェックをつけてください。ただし年に1、2度程度の症状はあてはまりませんが、軽度でも長期間にわたって現れる症状にはチェックをつけてください。
チェックが5つ以上ならドライアイの可能性があります。さらに10秒以上眼を開けていられない、まばたきの回数が多い(40回/1分以上)なら、その可能性がさらに高いです。
ドライアイの西洋医学治療は目薬のみです。
涙が不足したり質が悪くなる原因には、眼の病気やある種の薬の影響があげられますが、健康な人でも年齢と共に涙は少なくなりますし、夜間やストレスが高い時も少なくなります。一方、涙は十分にあっても、まばたきが少なかったり部屋が乾燥しているとドライアイになりやすく、またコンタクトレンズやアレルギー性結膜炎はドライアイと深く関係しているといわれています。
ドライアイではなくとも、例えば眼鏡やコンタクトレンズの度が合っていないと眼が疲れやすく感じます。次のチェックリストでドライアイの可能性をチェックしてみましょう。
次の症状であてはまる項目にチェックをつけてください。ただし年に1、2度程度の症状はあてはまりませんが、軽度でも長期間にわたって現れる症状にはチェックをつけてください。
1 | 眼が疲れやすい | |
2 | めやにが出る | |
3 | 眼がごろごろする | |
4 | 重たい感じがする | |
5 | 眼が乾いた感じがする | |
6 | 何となく眼に不快感がある | |
7 | 眼が痛い | |
8 | 涙が出る | |
9 | ものがかすんで見える | |
10 | 眼がかゆい/td> | |
11 | 光を見るとまぶしい | |
12 | 眼が赤い |
チェックが5つ以上ならドライアイの可能性があります。さらに10秒以上眼を開けていられない、まばたきの回数が多い(40回/1分以上)なら、その可能性がさらに高いといえるでしょう。
[ 症状、ご相談内容 ] :
3年前にレーシックをして以来、特に左目の視力がまた落ちてきました。ドライアイが大きな原因であるといわれていますが、最近乱視も戻っ
てきています。よく見えていた右側も数日前から急に二重に見えてきて乱視が進んだのかもしれません。左は視神経の委縮が右よりも激しい
とのことで、それも原因かもしれません。ドライアイ、視神経委縮などにもハリ治療が効果があると聞きましたが、微弱電流を流すことによ
りむしろ視神経に悪影響が出るということはありませんか?
当院の返事:
ドライアイは、8割ぐらい回復の可能性があります。微弱電流を流すことによりむしろ視神経に悪影響が出るということはありません。
一度お電話予約した上でご来院ください。
患者様の返信:
完治御礼
お礼のメールをどちら宛にお送りすればいいかわかりませんでしたので、問い合わせ用のアドレスに送ります。
眼科で、ドライアイが治る可能性は非常に低いと言われましたが、先生の治療9回で完治しました。
乱視も左目の視力もかなり改善され、経済的な理由から暫くお休みし、様子を見ます。
康先生はじめ、スタッフの皆様のおかげと大変感謝しております。
ありがとうございました。
[ 症状、ご相談内容 ] :
ドライアイ、毎日治療すればどれくらいの期間かかるでしょうか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
眼の違和感でマレーシアの眼科病院にて、マイボーム腺の詰まりのドライアイと診断されました。マレーシアは欧米型治療中心で、言葉のこと
もあり、急遽日本に一時帰国して、ジクアス、ムコスタ点眼、及びIPL治療(特殊な光でマイボーム腺を開かせる最新治療)などで二週間
あまり経ちます。気長に治療するようにと眼科の先生から言われますが、あまり目立った改善はなく、マレーシアには8月には戻りたいこと
もあって、いささか精神的にも不安定なっていたところ、こちらのホームページを見ました。完治は無理とは思いますが、鍼治療で少しでも
改善のスピードが上がるでしょうか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
最初はまっすぐ前を向いているのが大変で下を向いているほうが楽で、眼科を受診しました。ドライアイと診断。
[ 症状、ご相談内容 ] :
ドライアイ治療できるでしょうか。
宜しくお願い致します。
[ 症状、ご相談内容 ] :
ドライアイの件で問い合わせいたしております。
ドライアイ発症経緯:11月テニス試合中に脳幹梗塞(左延髄梗塞)で倒れ3ヶ月入院しリハビリ重ねて日常生活はほぼ問題ないレベルまで回復しています。脳幹梗塞発症後入院一月後位から左目から酷い痛みを伴った出血があり視力も殆んどでなくなりました。入院先眼科受診し、左側顔面の非常に軽い麻痺による三叉神経の不調が合併症となり涙の出が非常に悪くなり、また左目目蓋が少し垂れ下がったせいか左目瞬きにより眼球を擦り角膜がビラン状態まで傷ついたためと診断されました。目蓋による眼球の擦れを避けるためにコンタクトレンズのアキュビュー・オアシス(度数+0.5)と目薬のムコスタ、ソフトサンティア(防腐剤無し)及びオドメールを併用して視力は裸眼で1.0以上まで回復しており西洋医学治療としては涙点プラグ以外は担当医には治療に尽力頂き感謝しております。
相談事項:
視力は戻っておりますが、一生目薬とコンタクトレンズに頼らなければならないことに正直不安もあり、顔面神経麻痺もしくは三叉神経または直接涙腺そのものに治療を施せ、これによりドライアイがなくなるもしくは大幅に軽減されるなら誠にありがたいのですが、センセイのご所見はいかがでしょうか?
来年1月26日(月)の親戚の結婚式披露宴に合わせてその前後2-3日間東京に行きます。
このときに1-2回診察並びに治療を受けることは可能でしょうか?
尚、石川県からですので度々通院することは出来ませんのでもし受診でき1月時点での治療経緯を見ながら先の事は考えたいと考えております。
以上拙文・長文で恐縮ですが、ご検討のうえどうぞご連絡下さい。
よろしくお願いいたします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
ドライアイになっており、涙腺から殆ど出ておりません。
福岡でそちらの治療院と同等の治療を受ける事が出来る場所はございますか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
仕事で朝から夕方までパソコンを使ったあと、ふとした瞬間に話しかけられ、顔を下に向けて笑ったら右眼の上まぶたか眉毛
下辺りがピキっと音がするようにつったような感覚が2回ほど繰り返しおきた。痛みはないが、その日の夜は二重まぶたが一重まぶたになるま
で筋肉が落ち、その後から急に上まぶたが重くな
り、二重の幅が急激に狭くなった。眼科での診断はドライアイとの事。自分の感覚から自己判断すると、筋肉か筋を損傷しているのでは?と思
う。
[ 症状、ご相談内容 ] :
ドライアイと眼瞼下垂の症状も確認できるといわれ、ドライアイに関しては類点プラグや点眼の治療を受けています。しか
し、改善されません。また、肩こりや背中、首の痛みがしょっちゅう出ます。顔の筋肉にも以上があるのか、よく痙攣します。笑ったりした
後は顔が痛くなり、筋肉が麻痺したかの様に重くなります。