先天性耳瘻孔
先天性耳瘻孔とは、生まれつき耳前部に小さな孔があって、そこから白い垢のようなものや臭い膿汁が出る病気です。
耳介は胎児期にいくつかの軟骨性の塊が寄り集まってひとつの軟骨に形成されるものと考えられています。これらの塊がひとつの軟骨に癒合する時にうまくできず、小さなすきまができてしまうのがこの病気だと推測されています。
先天性耳瘻孔は生まれつきです。
耳前部に、小さな孔の下には袋状のものが隠れています。そこににおいのある白い泥状の分泌物がたまるとふくらみ、孔から自然に、または孔の周囲を圧迫すると分泌物が出てくることがあります。この分泌物が感染の原因となって炎症を起こす可能性があります。感染すると、袋ごと発赤してはれあがり、孔の周囲に痛みを訴えます。袋からさらに周囲の皮下組織に炎症が及ぶと発赤とはれが拡大し、うみがたまり、激痛になります。
小さな孔の下に袋状のものはにおいのある白い泥状の分泌物がたまるとふくらみ、孔から自然に、または孔の周囲を圧迫すると分泌物が出てくることがあります。
先天性耳瘻孔は耳の状態を観察すること(視診)により診断可能です。
先天性耳瘻孔の西洋医学的な治療:感染を起こした場合、初期ならばなるべく外科的治療をせず、抗生剤や消炎薬などで治療します。
先天性耳瘻孔鍼灸治療症例 :先天性耳瘻孔患者さん202名、取穴:翳風。電気はり+お灸。 耳門、聴宮、聴会、風池。低周波。
先天性耳瘻孔鍼灸臨床経験 :当鍼灸院では、多くの先天性耳瘻孔の症状を完治、或いは改善してきました。今も多くの先天性耳瘻孔患者が通っていらっしゃいます。先天性耳瘻孔患者の一人一人の症状に合わせて、当鍼灸院はきめ細かい針灸(鍼灸)治療を行っています。中国鍼灸の針灸(鍼灸)治療では、先天性耳瘻孔患者の回復と予後は良好で、多くの先天性耳瘻孔患者は普通の生活が可能となりました。
先天性耳瘻孔患者の免疫機能を増強し、消炎効果を高めると考えられます。
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