肘部管症候群(尺骨神経麻痺)
肘部管症候群とは、肘の内側の肘部管と呼ばれる部位で、尺骨神経が絞扼される疾患です。
尺骨神経は薬指の小指側半分と小指の知覚と手指の細かい運動を制御する神経です。尺骨神経は肘の皮膚表面近くを走っていて、何度も肘をついたり、長時間肘を曲げたままでいたり、ときには異常な骨増殖によって、簡単に障害されます。
肘部管は上腕骨内上顆の後方の窪んだ部分で、肘の内側のぶつけると小指の方まで“ビーン”と響くところです。この部位で尺骨神経は、Osborne靭帯とよばれる強靭な線維で尺骨に固定されています。肘の内側の肘部管という骨と靭帯で作られたトンネルの部分で尺骨神経に慢性的な圧迫や牽引が加わることにより発症します。上腕骨外顆骨折の偽関節に伴う外反肘、変形性肘関節症に伴う骨棘形成などの機械的な刺激などによっても尺骨神経の絞扼は生じます。
骨や筋肉、あるいは腱膜や靭帯などで囲まれた身体の中の狭い部分を末梢神経が通過する際に、神経が圧迫されたり、牽引されたり、摩擦を受けたりして発生する神経障害を絞扼性神経障害といいます。絞扼とは締め付けるという意味で、神経が締め付けられて発生する神経障害です。手のしびれを引き起こす代表的な絞扼性神経障害には、手根管症候群と肘部管症候群が挙げられます。
当院の肘部管症候群の治療目的は、肘部管症候群患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと肘部管症候群の完全な回復までの時間を短縮することです。
肘部管症候群の治療は、西洋医学以外に東洋医学があります。当院は肘部管症候群患者さんの期待に応えるため、25年間、肘部管症候群の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針治療法を開発しました。そして良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、全身の症状が改善します。治癒した例、改善した例を合わせると患者の90%は経過がよいと考えられます。
肘部管症候群の場所が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。
当院の針灸治療で、多くの肘部管症候群患者の痺れと痛みが消失しました。肘部管症候群患者の生活の質を高めるのに役に立っています。
肘部管症候群(尺骨神経麻痺)の鍼灸治療症例:肘部管症候群(尺骨神経麻痺)患者180名、【肘透穴針】:曲池、天井、後渓、手三里、外関、液門、尺澤。電気針。
中国鍼灸はきめ細かい針灸(鍼灸)治療を行っています。中国鍼灸の針灸(鍼灸)治療では、肘部管症候群患者の回復と予後は良好で、多くの肘部管症候群患者は普通の生活が可能となりました。
肘部管症候群(尺骨神経麻痺)軽症の場合は理学療法(夜間ひが過度に曲がるのを避けるため、そえ木で固定をするなど)と肘の負担を避ける治療が行われます。肘用のパッドも有用です。それよりも私の臨床経験では、手術以外の保存療法の中で、鍼灸治療が一番有効です。
先生の御蔭で、右手の痺れと痛みがなくなり、今は毎日快適に過ごしています。
私は50歳半ばより右手が痺れと痛く感じるようになり、整形外科を受診したところ肘部管症候群と言われました。なんでも良いから痛みがとれればよいと思ってリハビリと薬をして頂くようお願いしました。
1年以上治療を受けましたが、いずれも思うように取れませんでした。このままの状態で過ごすほかないかと思っていたところ、整形先生に相談しましたところ、中国鍼灸には肘部管症候群の人を診て下さる先生がいらっしゃるから伺ってみたらどうかと言われましたので、紹介状を書いて頂いて受診しました。
鍼灸治療を受けた後1カ月を過ぎた頃から、日常生活の不便さは全く感じていません。また、肘部管症候群からくる痺れも解消されました。
鍼灸治療に関わった先生方には心から感謝申し上げております。本当に鍼灸治療を受けてよかったと心から感謝しております。ありがとうございました。
(以上御本人様の承諾をいただいて掲載いたしました。)
当院独自開発した【肘透穴針】治療法:肘部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ、肘部管組織と尺神経を健常化する仕組みです。
1.【肘透穴針】:特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.肘部の動脈の血流量が増え、血流供給が増え、損傷した神経組織を修復します。
4.「確率共鳴」という現象が起き、尺神経の働きを健常化させます。
5.肘部管の炎症を回復します。
【肘部管症候群治療の流れ】
1.当院独自開発した【肘透穴針】治療法:
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に
生活注意事項を説明します。
『週刊文春』
出版社:株式会社文藝春秋
『週刊実話』
出版社:日本ジャーナル出版
『アサヒ芸能』
出版社:徳間書店
『週刊大衆』
出版社:双葉社
『難病、慢性疾患に最適ー欧米でも高まる評価 』『 西洋医学と東洋医学を結ぶ中国人医師の挑戦』
神経を保持しているバンドや、ガングリオンという出来物によって神経が圧迫されたり、肘関節が老化、変形して神経が傷害されることもあります。その他に小児期の肘の骨折による変形のために神経が刺激され、大人になってから発症することもあります。
野球のピッチャーは、スライダーを投げるときに腕を過剰にひねるため、肘部管症候群になりやすい傾向があります。
肘部管症候群は手の小指側がしびれる病気ですので、主に小指側の指へ行く尺骨神経という神経が肘の部分で圧迫や牽引などを受けて生じる絞扼性神経障害です。症状は麻痺の進行により違いますが、初期には小指と環指(薬指のことです)の一部にしびれ感(触った感覚がない、痛みを感じない、ピリピリする感じ)が出現します。神経麻痺が進行するに伴い、手の甲側の筋肉や、手のひらでは小指の付け根の筋肉がやせてきたり、小指と環指が変形を起こしてかぎ爪指変形が生じたりします。
診察ではTinel徴候(肘部管内で圧迫された尺骨神経を軽く叩くと、第4・5指へ痛みが放散する所見)が陽性となり、知覚障害や筋力低下を認めます。レントゲン検査では特徴的な変化はありませんが、変形性肘関節症が誘因となった症例では骨の棘などの異常所見を認めます。鑑別疾患として頚椎症性神経根症がありますが、神経伝導速度検査にて尺骨神経の伝導速度遅延を確認できれば鑑別は容易です。
肘の内側をたたくと小指と環指の一部にしびれが走り、この部分で神経が刺激されていることが判ります。また、肘の骨折の既往がある場合には、X線写真で肘の外反変形がみられます。神経に微量の電気を通してその伝わる速さを測定する神経伝導速度検査では、肘部分にて伝導速度の遅延がみられることもあります。
神経伝導試験によって、神経の障害部位を正確に突き止めることができます。
肘部管症候群(尺骨神経麻痺)は、生まれつき肘が外側に曲がっている外反肘の人や、骨折後に肘が変形した人、仕事や生活上で繰り返し肘の曲げ伸ばしが多い人などに、多く発生します。症状は、慢性的に尺骨神経が圧迫されることで、徐々に、感覚低下や痺れ、握力低下などの筋力低下します。
また、手首の内側のGuyon管といわれる手根管の隣の部位でも尺骨神経の絞扼性麻痺を生じる場合があります。Guyon管症候群とよばれます。肘部管症候群との違いは手背尺側のしびれ、知覚鈍麻と尺側手根屈筋の萎縮を生じない点です。
肘部管症候群(尺骨神経麻痺)症状としては、肘の痛みとしびれ、薬指と小指には針で刺したようなチクチクする感じがあります。進行すると、薬指と小指の筋力が衰えます。筋力低下により、親指と人差し指でものをつかむ動作がしにくくなります。これは手の小さな筋肉の大部分を、尺骨神経がコントロールしているからです。重度の慢性的な肘部管症候群は、筋肉のやせ(萎縮)や、手のかぎ爪状の変形を引き起こすことがあります。
肘部管症候群(尺骨神経麻痺)の西洋医学治療は、初期でしびれや痛みが軽症の場合は、肘を安静にして、消炎鎮痛薬やビタミンB剤を内服します。これらの保存療法が効かない場合や、筋肉にやせ細りがある場合は手術を行います。
[ 症状、ご相談内容 ] :
中国鍼灸 ご担当者様。お忙しいところ恐れ入りますが、メールでご相談させて頂きたいと思います。
私は去年の11月下旬ぐらいから肘部管症候群の症状が見られ、左手の親指と人差し指との間の筋肉の委縮があり、また、左手の小指が拳をに
ぎると重くかんじられます。委縮した筋肉は治らないと整形外科の医師にいわれましたが、こちらのHPで治療例を拝見して鍼灸治療で改善
できるのなら一度診て頂きたいと思いました。
上記の肘部管症候群の治療は保険適用になるのかどうかも合わせてご相談させて頂きたいです。
お忙しいところ大変お手数をおかけいたしますが、ご回答いただければ幸いです。
当院の返事:
先月、一人肘部管症候群患者が、当院で暫く鍼灸治療を受け、
指の症状がかなり良くなりました。
今の症状は、鍼灸治療の方が効果的だと思います。
腰痛、神経痛があれば、保険適用できます。
患者様の返信:
5月25日(月)に肘部管症候群の治療をしていただきまして、ありがとうございました。
小指と薬指の痛みと痺れがもう残っておりません、肘の痛みは少し残っておりますが、おかげさまで治療前と比べて楽になりました。
引き続き治療をお願
いします。治療後にすぐに帰ってしまったので、治療後の注意点を聞かずに帰ってしまいました。注意する点があれば、教えていただけますでしょうか。
[ 症状、ご相談内容 ] :
某整形外科にて右肘の「肘部管症候群」の手術を受けまし
た。術後直ぐは握力も大分回復し、改善された様子でしたが、徐々
に握力が低下し、痛みやしびれを生じるようになりました。また、
左肩周りも激しい痛みがあり、生活に支障をきたしております。鍼
灸を施術して頂く事で改善はされますでしょうか?また、料金についても教えて頂けますと幸いです。ご返信お待ちしております。
[ 症状、ご相談内容 ] :
左の首、肩に強い痛み、小指と薬指と手のひらにシビレが出ました。約1ヶ月後に首と肩の痛みは消えましたが、左手の小指
側のシビレが残っています。整形外科では、肘部管症候群と診断され手術をすすめられました。レントゲン、MRI、神経電動検査など精密
検査をしましたが、ハッキリした原因は分かりません。手術が嫌で、整骨院、鍼などに通いましたが、大きな改善はありません。
起床時に筋肉が、こわばる事も多く不安です。治りますか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
右手、小指と薬指にしびれがあり、
手の外科で肘部管症候群と診断されました。
すぐには手術はせず「しばらく様子をみる」こととなりました。
できれば手術はしたくないので、まずは鍼灸でなおせればと思いメールしました。
[ 症状、ご相談内容 ] :
左肘の頭骨を骨折し、治療中です。
ワイヤー固定しています。リハビリ中に肘部管症候群を発症してしましました。
まだ90度くらいしか曲がらず、リハビリが必要な時期に
曲げることが出来ずに困っています。
小指・薬指のしびれ、動かしにくさなどがあります。
ワイヤー取り外しは、まだ先になりますが、鍼治療は可能でしょうか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
肘部管症候群を軽減出来る治療はありますか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
3ヶ月前から左手の肘部管症候群(小指と薬指痺れ、肘くぼみ痛み)。
症状の出始めが、電話業務を3か月前に始めた初日からです。(机で左肘くぼみ慢性的圧迫が原因)。
電話業務は1ヵ月半で終えましたが、痺れは続き、先月近くの整形外科に伺ったところ、軽度外反変形による肘部管症候群と診断されました。私は小学生頃に左手の尺骨(橈骨)にヒビ、中学生頃に左手の肘の脱臼を経験しており、恐らくその時に肘内部で骨折があった可能性があり、これまで痺れはなかったが電話業務をきっかけに痺れを発症したと言われました。
治療は注射を打ち、曲げない様に生活して、それでも治らなければ手術と言われ、その後1ヵ月経ちましたが治りません。その時、インターネットで貴院を知りましたが、遠方で金銭的理由で行けません。そのため、貴院の様な詳しい専門医院が福岡県にあるのか、お聞きしたくて連絡致しました。近隣には鍼灸がない電気治療の整形外科があります。
長文失礼しました。 よろしくお願い致します。
[ 症状、ご相談内容 ] :
肘部管症候群の治療ですが、ツボの場所を教えて頂いて、そこに家庭用の貼る電流を少しづつ流してみる。というのは、どうでしょうか?効果はあるでしょうか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
1ケ月前から小指と薬指がしびれ痛みも増してきたので
先週病院でレントゲン撮影で肘部管症候群と言われ手術以外ないと言われました。自分は手術は行いたくありません。それでメールしました。
よろしくお願い致します。
[ 症状、ご相談内容 ] :
左肘と小指薬指にここ1ヶ月以上違和感を感じます。
心当たりがあるのは10月はじめに肘を強打したことです。直後は電気が走った様な痺れがありましたが暫くすると治まり気に留めていませんでした。
しかし数日以降ヒリヒリ感があり最近まで肘部管症候群で鍼治療で通っていた場所で3回程施術をして貰いました(そこでは強打による一時的に肘部管が再発したのではとのこと)
整形外科では肘部管の触診(肘の内側を叩く)してもらいましたがそれほど症状は出てないから問題ないだろうと言われてしまいました(レントゲンは取ってません)
火傷したようなヒリヒリ感は落ち着いたのですが最近は肘にピリピリヒリヒリした感覚、小指と薬指にも同じような感覚が一日に何度もおき非常に不快感があります。
このような症状も貴院の治療で改善しますでしょうか?
また肘強打以外では仕事上長時間デスクワークが多いなどになります。
お忙しいところ大変恐縮ではありますがご回答の程よろしくお願い申し上げます。
[ 症状、ご相談内容 ] :
薬指、小指がしびれがでました。2か月前より、親指と人差し指の間の筋肉がやせ、箸をもつなどの動きがしずらくなりました。ま
た病院に行ったところ、肘のところで尺骨神経が圧迫されているため、手術しかないと言われました。レントゲン、MRIをとりましたが、
正確な原因は教えてくれませんでした。
手術は避けて治したいと思い相談させて頂きました。
現段階で鍼治療による回復は見込めるでしょうか?
宜しくお願い致します。