逆子
逆子とは、お腹で胎児の頭が上になっている状態です。
通常、胎児はお母さんの子宮の中で、頭を下にした姿勢をとります。それが、何らかの原因で頭が下にない状態になってしまい、骨盤位ともいいます。出産時になっても赤ちゃんが逆子のままだと、帝王切開になることがあります。
妊娠の中期までは胎児の30%は頭が上でおしりが下を向いています。32週ごろから大部分の胎児は頭が下になります。しかし5%くらいの割合で、胎児が出産まで頭が上でおしりか足が下になっている場合があり、これを逆子といい、医学的には骨盤位と呼ばれます。
逆子にもいろいろあり、胎児があぐらをかいたようになっていたり、両足がまっすぐ上にあがっていておしりから出てくるものや、両足をそろえてまっすぐ下に向けている場合などがあります。前置胎盤や骨盤が狭い場合、子宮のかたちが異常な場合などに逆子になりやすいのですが、原因のわからない逆子もしばしばあります。
赤ちゃんは頭が一番大きいんです。だから、出産の時に一番大きな頭で産道をこじ開けてしまえばあとは出てきやすいです。骨盤位は頭が最後に来てしまうので、途中で頭が引っかかってしまうことがあります。そうなると難産になり、脳に酸素が行かないので新生児仮死により障害が残ったり、死亡してしまうこともありえます。また、足位の場合は破水しやすいという危険性もあります。
出産までに逆子が直らない人は100人中3〜4人くらいです。妊娠20週前後にはあかちゃんの動きも激しくなり誰でも逆子になりやすいときで、この頃に頭が上になっていても心配の必要はありません。医師から逆子と告げられるのは妊娠27〜28週のころ。まだ自然に直る可能性もあります。逆子のままだと自然分娩ではあかちゃんの体の中で一番大きく固い頭が最後に出てくるので、骨盤に頭がひっかかり頭位のときより時間がかかり、うまく出産できたとしても呼吸が良く出来ず仮死状態になり場合によって後遺症が残ったりと大変危険です。
超音波断層装置:胎児の頭の位置が簡単にわかります。逆子の診断も簡単です。
胸膝位のポーズ(ネコのポーズとも言う)に。両ひざ、両ひじをつき、お尻を出来るだけ高く持ち上げそのまま5〜10分間キープしましょう。これは骨盤から赤ちゃんのお尻や足を離し、回転できる状態をつくるためです胸膝位のあとすぐに頭を上げないように赤ちゃんの背が上になる向き(シムスの体位)になるように横向きになります。上の足を前にしてひざを軽く曲げ、その姿勢のまま30分くらいリラックスしましょう。赤ちゃんは前回りにしか回転しないので赤ちゃんの向きは医
逆子の場合に、お産は必ず帝王切開をしなければならないということはありません。大部分は、ふつうの産道からぶじにお産ができます。特に2度目、3度目のお産の場合には、逆子であっても、あまり心配はいりません。逆子は、おなかの中のあかちゃんは頭位といって頭を下にした状態なのですが、頭が上になった状態(骨盤位という)のことです。赤ちゃんは32〜36週くらいで頭位(頭が下の状態)に落ち着くことが多いですが、生まれる数日前まで逆子の赤ちゃんもいます。
逆子を外から治す場合もありますが、無理にやることは危険です。手で簡単に回せるような場合にはほうっておいても予定日が近づくまでに自然に治るとも考えられます。うつぶせになって顔を横に曲げ、ひじと胸を床につけ、ひざをたてた姿勢を毎晩寝る前に10分から20分続けると、逆子から頭位に戻りやすくなるといわれています。
逆子の鍼灸治療症例 :逆子患者30名、取穴:至陰にお灸15分間。熱さを我慢する必要もなく、火傷になることもありません。
逆子の鍼灸臨床経験 :当院では、多くの逆子の症状を完治、或いは改善してきました。今も多くの逆子患者が通っていらっしゃいます。逆子患者の一人一人の症状に合わせて、当院はきめ細かい針灸(鍼灸)治療を行っています。中国鍼灸院の針灸(鍼灸)治療では、逆子患者の回復と予後は良好で、多くの逆子患者は普通の生活が可能となりました。
鍼灸は中国昔から逆子の治療に使われてきた有効な伝統的な方法です。至陰にお灸治療は逆子に有効のみならず、妊娠合併症の腹壁緊張感、浮腫み、呼吸困難にも有効です。
千葉さん、25才、横浜在住。初産、逆子31週目、複殿位。お産は帝王切開と決めましたが、試しに鍼灸を受けようと中国鍼灸院を尋ねまして、ただ一回の至陰にお灸治療で、当夜は胎動が強くて、翌日病院で超音波検査では、頭位になっていました。10ヶ月目に無事に産道からお産ができます。女の赤ちゃんでした。
[ 症状、ご相談内容 ] :
現在妊娠中で4/18が予定日でした。
出産に至らなかったためレポスパ200mgを静脈点滴することになりましたが、手がしびれるような感覚や、胃腸が気持ち悪い副作用が出た
ので、できれば点滴を受けたくないのと、子宮収縮剤の使用は回避したいです。
現在子宮口は1.5cmです。
次回の検診は明日4/20ですが、先生の治療による陣痛促進の効果とどういった治療になるか教えて下さい。
どうぞご返答のほどよろしくお願い致します。
当院の返事:
当院が開発した特殊な電気針治療法で、治った方がたくさん
いらっしゃいますので、心配ないと思います。