肛門掻痒症
肛門掻痒とは、肛門の周りの皮膚がかゆい状態です。
肛門周囲に異常がなくてもかゆみを訴えるものや全身性の疾患、肛門周囲の皮膚炎など、肛門周囲がかゆい状態を肛門掻痒症といいます。
肛門掻(そう)痒症は、肛門周辺部を中心にかゆみ(掻痒)を伴う病気の総称で、かゆくて掻いたりこすったりしていると皮膚がボロボロになり、湿疹化します。 掻痒感は入浴後や就寝時、体が温まった時に強くなることが多く、無意識に局部を掻きむしってしまうことがよくあります。皮膚が傷つくと滲出液が出て、さらに掻痒感が増すことで悪循環におちいることになります。皮膚には痒みだけで発疹はありませんが、併発性皮膚炎のために紅斑、発赤、落屑、ビラン、湿潤化をみるようになり肛門周囲がピンク色に変色していることも多く、長期化すると皮膚は乾燥して厚くなり、亀裂、苔癬化を生じ、色素沈着のため、やや黒ずんだ状態になります。
当針灸院(鍼灸院)の肛門掻痒症の治療目的は、肛門掻(そう)痒症の回復程度を高めることと肛門掻痒症が完治するまでの時間の短縮することです。
多くの西洋医学治療で回復できない肛門掻痒症患者さんの期待に応えるため、当針灸院(鍼灸院)長が25年間、肛門掻(そう)痒症の治療に力を入れて、臨床経験を重ねた結果、独自な電気ハリを考案いたしました。そして良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の85%を占めます。
肛門掻(そう)痒症の原因が多様なため、当針灸院(鍼灸院)の治療方法もそれに応じて、多岐に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気ハリで、最大限の効果を引き出しています。肛門掻(そう)痒症の回復は患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
肛門掻痒症のかゆみは、体が温まった時(入浴後や就寝時など)に強くなることが多く、無意識に局部を掻きむしってしまうことがよくあります。皮膚が傷つくと滲出液が出て、さらに掻痒感が増すことで悪循環におちいることになります。皮膚には痒みだけで発疹はありませんが、併発性皮膚炎のために紅斑、発赤、落屑、ビラン、湿潤化をみるようになり肛門周囲がピンク色に変色していることも多く、長期化すると皮膚は乾燥して厚くなり、亀裂、苔癬化を生じ、色素沈着のため、やや黒ずんだ状態になります。
肛門掻痒の原因を調べるために、肛門指診、肛門鏡、検便、血液検査などの検査をします。
肛門掻痒症とは肛門周囲を中心とした肛門部に慢性的なかゆみがある状態をいい、掻きむしりたくなる掻痒感が特徴です。 肛門掻痒症の診断は、まず痔や肛門ポリープ、直腸脱など大腸や肛門関係の病気がないかどうかを検査します。
局所的の検査と内臓疾患、アレルギー疾患、心因性神経症など全身疾患の検査結果を総合的に判断し、診断します。
肛門掻痒症の西洋医学治療は、原因となる病気と局所病変を同時に治療します。局所に対して、ステロイド軟膏、抗真菌薬軟膏、抗生剤入り軟膏、抗ヒスタミン軟膏、亜鉛華(あえんか)軟膏などを用います。
肛門掻痒症の鍼灸治療症例 :肛門掻(そう)痒症患者、取穴:会陰、足三里、三陰交、中脘、内関、合穀、大腸兪、脾兪、太沖、陰陵泉。電気針。裏内庭お灸9壮。
肛門掻(そう)痒症の鍼灸治療臨床経験 :当針灸院(鍼灸院)では、多くの肛門掻痒症患者の症状を回復、或いは改善させてきました。今も多くの肛門掻痒症患者が通っていらっしゃいます。肛門掻(そう)痒症患者の一人一人の症状に合わせて、きめ細かな針灸治療方法で対応しています。針灸治療では、肛門掻(そう)痒症患者の生活の質と予後は比較的良好です。大多数の肛門掻痒症の患者は社会復帰が可能になりました。肛門掻(そう)痒症の合併症の治療にも、針灸は効果があり、選択すべきです。