慢性胃炎
慢性胃炎とは、胃の腺細胞が、萎縮をおこし修復されずに進行していく胃粘膜の病気です。
慢性胃炎には、出血とびらんのある胃炎、びらんのない胃炎、特殊型胃炎があります。一般に慢性胃炎というと、びらんのない胃炎を指し、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染によると考えられています。
慢性胃炎は、急性胃炎のように完全に治りきることはまれといわれています。病理学的にみると、当初は表層性胃炎と呼ばれるリンパ球を中心とする炎症細胞浸潤がみられます。胃炎が長期化してくると、胃粘膜は次第に萎縮し、胃酸や粘液を分泌しない状態になり、萎縮性胃炎となります。
当針灸院(鍼灸院)の慢性胃炎の治療目的は、慢性胃炎の回復程度を高めることと慢性胃炎が完治するまでの時間の短縮することです。
多くの西洋医学治療で回復できない慢性胃炎患者さんの期待に応えるため、当針灸院(鍼灸院)長が25年間、慢性胃炎の治療に力を入れて、臨床経験を重ねた結果、独自な電気ハリを考案いたしました。そして良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の85%を占めます。
慢性胃炎の原因が多様なため、当針灸院(鍼灸院)の治療方法もそれに応じて、多岐に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気ハリで、最大限の効果を引き出しています。慢性胃炎の回復は患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
慢性胃炎の要因は、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染によると考えられています。ピロリ菌感染がなければ、70歳以上の高齢者にも萎縮のないきれいな胃粘膜をみることができます。
慢性胃炎の主な症状には、空腹時や夜間のむねやけ、食後にむかむかしたり、もたれた感じがあります。また、強い胃の不調を訴える方のなかには、神経症的傾向が強いケースもあります。慢性胃炎特有のものはなく、胃潰瘍や胃がんでも同じ症状がみられます。萎縮の程度と症状は必ずしも一致しません。
慢性胃炎を検査する際は、バリウム造影検査、内視鏡検査などが用いられます。
自覚症状だけでは慢性胃炎の確定診断は出来ませんので、他の病気を除外する意味で内視鏡検査を受けます。内視鏡検査で胃粘膜の萎縮所見を認めれば、容易に診断がつきます。
慢性胃炎の本態が萎縮性変化なのですから、西洋医学では根本的な治療法はないです。
慢性胃炎から胃ガンへの移行はないとされています。が、慢性胃炎を伴った胃ガンもありますので、十分な観察は必要です。また、維持療法中の内視鏡検査で、慢性胃炎とは違う場所にたまたま胃ガンが発見されることもあります。こういったことからも、1年に1回は検診の意味で胃内視鏡検査は受けたほうがいいでしょう。
慢性胃炎の鍼灸治療症例 :慢性胃炎患者。取穴:京門、気海、足三里、三陰交、中脘、内関、合穀、大腸兪、脾兪、太沖、陰陵泉。電気針。裏内庭お灸9壮。
慢性胃炎の鍼灸治療臨床経験 :当針灸院(鍼灸院)では、多くの慢性胃炎患者の症状を回復、或いは改善させてきました。今も多くの慢性胃炎患者が通っていらっしゃいます。慢性胃炎患者の一人一人の症状に合わせて、当鍼灸院はきめ細かく具体的な針灸治療方法で対応しています。針灸治療では、慢性胃炎患者の生活の質と予後は比較的良好です。大多数の慢性胃炎の患者は社会復帰が可能になりました。慢性胃炎の合併症の治療にも、針灸は効果があり、選択すべきです。
慢性胃炎患者の粘膜の修復を促進すると考えられます。
[ 症状、ご相談内容 ] :
体調が悪く突然何を食べても苦みだけが強く、
食事が取れなくなりました。胃カメラや腹部エコー、大腸内視鏡などの検査を受け、慢性胃炎と診断を受けピロリ菌保有もわかり、現在胃薬と持病の喘息治療薬を服用中ですが
味覚がおかしく甘味もあまり感じられず、何を食べても美味しくありません。家庭内でも色々環境が変わりストレスも
あると思います。以前の様に美味しく食事が取れるようになりたいと思います。よろしくお願いいたします。
当院の返事:
治った方もいらっしゃいますので、心配ないと思います。
患者様の返信:
先週4回目の治療から胃の症状が劇的に減りました。
苦しんでた慢性胃炎が治るかどうが不安で一杯でしたが、こんなに早く改善されるとは思いもしませんでした。
ありがとうございます。明日もお伺いしますので、どうぞよろしくお願いします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
1ヵ月ほど前から続く胃のもたれ感や鈍痛により、胃カメラ、エコー、血液検査の結果、慢性胃炎と
診断されました。治療をお願いします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
半年前から萎縮性胃炎になり、病院の薬を服用していますが
食欲が無く困っています。鍼で治るでしょうか。
[ 症状、ご相談内容 ] :