頸腕症候群
頸腕症候群とは、頸部になんらかの異常があって、神経・血管が圧迫されて、首から肩や上肢にかけての痛み、肩こり、しびれ感が出る状態です。
以前は、これらの症状があっても、原因のはっきり分からないものが多かったため、これらの症状をもつものを総称して、頸腕症候群と呼んでいました。頸腕症候群は、変形性頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群などや五十肩もこのなかに含まれていたのです。しかし、医学の進歩により、それぞれの原因が解明され、その原因に基づいた病名がつけられるようになりましたので、頸腕症候群という病名は、ほとんど使われなくなりました。
ところが、1960年代からの産業の技術革新により、作業の機械化にともなう単純くり返し作業が広く導入されるようになって、頸・肩・腕を中心とする痛み、こり、しびれを訴える労働者が増加して、頸腕症候群は社会問題となりました。
そこで、産業衛生学会が、上肢作業に従事することによって頸・肩・腕の痛み、こり、しびれをきたす疾患を「頸肩腕障害」と定義したため、再びこのあやふやな名前が使われ出したのです。これは一種の神経性疲労疼痛症候群で、キーパンチャー障害、レジスター障害などが含まれます。
腕を浮かせた姿勢で、長時間キーをたたく動作を繰り返す作業で、頚・肩・腕の自発痛、運動痛、こり、脱力感、しびれ感などの共通した自覚症状があらわれ、この自覚症状が強いわりには、他覚症状が少ないことが特徴です。
当院の頸腕症候群の治療目的は、頸腕症候群の回復程度を高めることと頸腕症候群が完治するまでの時間の短縮することです。
多くの西洋医学治療で回復できない頸腕症候群患者さんの期待に応えるため、当院が25年間、頸腕症候群の治療に力を入れて、臨床経験を重ねた結果、独自な電気ハリ【頸肩透穴針】を考案いたしました。そして良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、全身の症状が改善します。治癒した例、改善した例を合わせると患者の90%は経過がよいと考えられます。
頸腕症候群の原因が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気ハリで、最大限の効果を引き出しています。頸腕症候群の回復は患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
頸腕症候群の鍼灸治療症例:頸腕症候群120名。【頸肩透穴針】取穴:風池、風府、大椎、天宗、風門、肺兪、後渓、曲池。電気針、20分間後、吸い玉20分間。
頸腕症候群の鍼灸治療では阿是穴、背中のツポなどはみんな効果がありますが、針はあまり浅くすぎると効果がないです。しかし、あまり深いと気胸になりやすく、要注意です。
頸腕症候群の鍼灸臨床経験:当院では、多くの頸腕症候群患者の症状を回復させてきました。今も多くの頸腕症候群患者が通っていらっしゃいます。頸腕症候群患者の一人一人の症状に合わせて、当院はきめ細かな針灸治療を行っています。針灸治療の結果、頸腕症候群患者の生活の質と予後はかなり良好です。大多数の頸腕症候群患者は普通の生活に戻ることが可能になりました。
頸腕症候群の治療では、鍼灸治療が一番効果的です。欧米でも、人気が高く、年間数百万の頸腕症候群患者が鍼灸治療を受けています。私は整形外科医として4年間勤めました期間中、頸腕症候群患者を鍼灸で、治してきました。その治療効果にたびたび感動されてきました。
当院独自開発した【頸肩透穴針】治療法:頸部と肩部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ肩首の筋肉組織を改善する仕組みです。
1.【頸肩透穴針】:特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.頸部、肩への血液、リンパの流れる量が増え、損傷した筋肉組織を修復します。
4.局部免疫細胞の量を増やし、炎症や老廃物を吸収させます。
1.当院独自開発した【頸肩透穴針】治療法:
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。
『週刊文春』
出版社:株式会社文藝春秋
『週刊実話』
出版社:日本ジャーナル出版
『アサヒ芸能』
出版社:徳間書店
『週刊大衆』
出版社:双葉社
『難病、慢性疾患に最適ー欧米でも高まる評価 』『 西洋医学と東洋医学を結ぶ中国人医師の挑戦』
広義の頸腕症候群は、首から肩・腕・背部などにかけての痛み・しびれ感を訴える全ての症例を含みます。この中で、他の整形外科的疾患(たとえば変形性頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群など)を除外し、検査などで病因が確定できないものを頸腕症候群と呼びます。 狭義の頸腕症候群は座業労働やストレスを原因とする場合が多く、かつてキーパンチャー病と呼ばれたものもこの一種であり、現在OA病あるいはパソコン症候群と呼ばれる一連の症状もこの範疇に入ります。頸腕症候群は若年層から起こり、男性頸腕症候群患者より女性頸腕症候群患者のほうがかかりやすいです。
頸腕症候群の症状は首・肩・腕の痛みや凝り、痺れです。しかし、特徴的な頸腕症候群の症状や神経学的異常所見は認めません。頚肩腕症候群の中には胸郭出口症候群に起因すると考えられる症例を多く含んでいるように思われます。
頸腕症候群の場合、使い過ぎなどで筋肉が硬くなり、そのために神経や血管を圧迫することによって、冷え・しびれなどの症状を呈します。頸腕症候群の場合には、レントゲンなどの画像上の検査で明らかな異常がないということが診断のポイントです。
2001年9月20日「週間実話」の記事《「神の技」を持つ中国人医師が来日》
[ 症状、ご相談内容 ] :
6年前に頚肩腕障害を発症し現在鍼灸院、漢方薬を処方して頂いていますが、症状が改善しません。
症状:右上半身下半身とも凝り、しびれなどがあり脊柱起立筋が異常緊張を起こして肩甲骨の内側ふくらみ肩甲骨が外側に開いた状態になって首から肩にかけて僧坊筋と思いますが、引っ張れた
状態で凝っています。
握力は当初より改善しています。
当院の返事:
当院の鍼灸治療は頚肩腕障害には、かなり
有効です。
最近、一人頚肩腕症患者が、当院で暫く鍼灸治療を受け、
肩首凝り、手しびれの症状がかなり良くなりました。
今の症状は、鍼灸治療の方が効果的だと思います。
当院が開発した特殊な治療法で、治った方がたくさん
いらっしゃいますので、心配ないと思います。
患者様の返信:
今日で8回めの治療となりました。
右上半身下半身は少し凝りを感じたときもありますが、おかげさまで8割以上戻ってきました。
ありがとうございました。
暫く通いたいので、宜しくお願いします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
整形外科に通院して、両肩が重度の頚肩腕症候群と診断されました。
このような症状でも、改善、完治しますでしょうか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
手のひらに軽いしびれを感じ、かかりつけの整形外科を受診しました。手首周辺の骨のレントゲンを撮り(骨には異常なし)、末梢神経障害を改善する薬と湿布をもらい様子を見ることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。