球麻痺
球麻痺とは延髄の障害により、主に嚥下障害や構音障害(下位脳神経麻痺)をきたす状態です。
何らかの原因で延髄の運動核の障害によって、舌や口唇、口蓋、咽頭、喉頭の各筋を支配する神経が進行性の萎縮を起こします。これによって、筋肉も進行性の萎縮と麻痺を起こし、嚥下や咀嚼(そしゃく)、言語機能に障害をきたします。
球麻痺の球とは延髄のことで、球麻痺は昔の解剖学者が延髄を脊髄の球状延長とみていたために残っている呼び方です。筋肉刺激の障害は運動ニューロン疾患とも呼ばれ、これには球麻痺、原発性側索硬化症、進行性偽球麻痺、進行性筋萎縮症、進行性球麻痺、ポリオ後症候群などが含まれます。球麻痺は延髄から出る運動性脳神経(舌咽神経・迷走神経・副神経・舌下神経)の核下性の障害で、つまり脳神経核・末梢神経、それに支配される神経筋接合部、筋肉の障害で生じる病気です。
運動ニューロン疾患は男性に多く、通常は50代に発症します。これらの病気は、大部分が原因不明です。運動ニューロン疾患の約10%は遺伝性で、家族に同じ病気の人がいます。
当鍼灸院の球麻痺の治療目的は、球麻痺患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと球麻痺の完全な回復までの時間を短縮することです。
当針灸(鍼灸)院は球麻痺患者の期待に応えるため、25年間、球麻痺の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針灸治療法【脳透穴針】を開発しました。そして良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者65%は経過がよいと考えられます。
球麻痺の難治なため、当針灸(鍼灸)院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当針灸(鍼灸)院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。
当針灸(鍼灸)院の針灸治療で、多くの球麻痺患者の嚥下障害と構音障害が改善されました。
球麻痺の鍼灸治療症例 :球麻痺患者52名、【脳透穴針】取穴:主穴―人迎、天突;配穴ー百会、天柱、風池、大椎、足三里。電気針。
球麻痺の鍼灸臨床経験 :当鍼灸院では、多くの球麻痺患者の症状を回復、或いは改善させてきました。今も多くの球麻痺患者が通っていらっしゃいます。球麻痺患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かく具体的な針灸治療方法で対応しています。針灸治療では、球麻痺患者の生活の質と予後は比較的良好です。多くの球麻痺患者は完治になりました。
当院独自開発した【脳透穴針】治療法:頭部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ脳組織を改善する仕組みです。
1.【脳透穴針】:特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.大脳大動脈、大脳中動脈、大脳小動脈の血流量が増え、脳への血流供給が増え、損傷した脳組織を修復します。
4.「確率共鳴」という現象が起き、脳の働きを活発化させます。
5.脊髄、脳幹や大脳皮質の運動ニューロンが活性化されます 。
1.当院独自開発した【脳透穴針】治療法:
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。
『週刊文春』
出版社:株式会社文藝春秋
『週刊実話』
出版社:日本ジャーナル出版
『アサヒ芸能』
出版社:徳間書店
『週刊大衆』
出版社:双葉社
『難病、慢性疾患に最適ー欧米でも高まる評価 』『 西洋医学と東洋医学を結ぶ中国人医師の挑戦』
球麻痺は全て構音、嚥下に関係するもので、球麻痺、仮性球麻痺ともに主たる症状は構音障害、嚥下障害です。
球麻痺の確定診断には問診、神経学的所見、筋電図で確定します。
脳神経核、末梢神経障害では神経原性の変化、筋障害では筋原性の変化が得られ、神経筋接合部障害では、反復刺激試験でwaningやwaxingがみられます。仮性球麻痺では筋電図異常は一般にはみられなく、 CT、MRIなどは核上性経路、脳幹部の状態の観察に有用です。
球麻痺は舌咽神経・迷走神経・舌下神経の運動核、またはそれ以下の脳神経線維の障害により、嚥下困難、構音障害、咀嚼障害を生じるものです。
仮性球麻痺は両側の核上性の障害により、嚥下困難、構音障害、咀嚼障害を生じるものです。
球麻痺の西洋医学治療は、原因治療が基本です
[ 症状、ご相談内容 ] :
MRIは5回受けましたが、脳梗塞等の脳疾患は見受けられませんでした。然しながら、発音に困難を極めているの
は事実です。カ行、サ行、タ行の音が鼻腔に漏れてしまいます。後、咀嚼ですが、食べ物を口の中で舌で混ぜ合わせるのが、以前のように早
くはできません、故、ご飯の時間が長くなりました。嚥下は液体モノが急いで飲むと、むせます。熱い麺類が啜れなくなり、鼻腔に空気が漏
れる感じがするのです。仮性球麻痺と思われます。
当院の返事:
毎日診療しておりますので、
一度お電話予約した上でご来院ください。
患者様の返信:
お世話になりました。
最近、発音が正常に戻りました。昨日、大学病院で検査を受けたところ、仮性球麻痺が治っったと医者に言われました。
先生に出会えたおかげです。本当に感謝しています。ありがとうございます。
ぜひ、同
じ悩みをお持ちの方がいたら鍼治療をおすすめします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
病院で球麻痺と診断され、構音障害・飲み込みにむせが
あるのですがどのようにすればいいでしょうかご指導お願いします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
物が呑み込めなくなり1か月ほど入院しました。
[ 症状、ご相談内容 ] :
球麻痺症状は出ています。ALSについて講習される予定がありましたら、ご教授いただけないものかと思っております。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
[ 症状、ご相談内容 ] :
2年半前から舌がうまく動かなくなり、大学病院で全身検査したのですが、悪いところが無く、原因不明で筋無
力症の疑いあり、と言われました、しかし痩せたものの身体は元気で毎週ゴルフに行っていますので、それも違うのではないかと・・・・
舌下神経麻痺だけがとてもつらく(うまくしゃべれない、食べるのが不便)ネットで調べてこちらに問い合わせさせていただいている次第であ
ります。
このような症状でも治療は可能でしょうか?
よろしくお願いいたします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
都立神経病院で、進行性球麻痺と診断されています。
治療法はなく、薬もありませんので、治療はしていません。他の薬は何も飲んでいません。
現在は構音障害、食べ物の飲み込みに不具合が出ていますが普通の食事を時間をかけて食べています。
運動神経は正常で、ゴルフも従来通りプレイできています。今年の夏は3千mクラスの登山にも行ってきました。進行性を遅くしたり、構音機
能を回復する方法があれば、藁にもすがりたいと思っています。
[ 症状、ご相談内容 ] :
球麻痺が進行中のALSの患者です。現在誤嚥性肺炎で入院中です。吸痰がうまくできないため来週気管切開を行い、その後胃瘻の取り付け予
定です。偶然インターネットで中国針治療のことを知りました。その後施設に入居予定ですがその前に治療を受けることはできますか。私の
ようなケースでは改善は可能でしょうか。現在は肺炎治療中で非常に厳しい状態です。