気管支喘息
気管支喘息とは、気管支の炎症が慢性化することで、気道過敏性の亢進、可逆性の気道狭窄をおこし、発作的な喘鳴、咳などの症状をきたす病気です。
肺の気道が慢性的に炎症を起こすことで、気道が狭くなったり、過敏になったりします。この炎症がくり返し起こるので、ゼーゼーしたり、胸苦しさや咳が出ると考えられています。呼吸困難を起こした状態を「喘息発作」といいます。重症の発作を「喘息重積発作」と呼び、気管支喘息の危険な状況です。
喘息の患者では、健康な人の気道には普通、影響を与えないような刺激に反応して、気道が狭くなります。気道の狭窄は、花粉、チリダニの糞(ふん)や死がい、ゴキブリの分泌物、羽毛、動物の皮膚からはがれた鱗屑(りんせつ)など、さまざまなアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を吸いこんだことがきっかけとなって起こります。アレルゲンが、肥満細胞の表面で免疫グロブリンE(抗体の1種)と結びつくと、肥満細胞から喘息を起こす化学物質が放出されます。このタイプの喘息をアレルギー性喘息といいます。食べものに対するアレルギーで喘息を起こすことはまれですが、貝類やピーナツなど、特定の食べものに過敏な人では重症の喘息発作が起こります。タバコの煙、冷たい空気、
ウイルス性感染症なども喘息発作を起こします。さらに、喘息の患者は運動後に気管支収縮を起こすことがあります。ストレスや不安をきっかけとして、肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンが放出されて、気道の平滑筋とつながっている迷走神経を刺激し、これによって平滑筋が収縮し、気管支が狭くなることもあります。
中国鍼灸の気管支喘息の治療目的は、気管支喘息患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと気管支喘息の完全な回復までの時間を短縮することです。
喘息の治療は、西洋医学よりも東洋医学の方が完治しやすいです。当院は気管支喘息患者さんの期待に応えるため、25年間、気管支喘息の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針灸治療法【肺透穴針】を開発しました。そして良い成果を上げています。多くは数回で呼吸困難が緩和されました。
気管支喘息の原因が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針灸治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。
鍼灸治療によって、全身の症状が改善します。治癒した例、改善した例を合わせると患者の86%は経過がよいと考えられます。
当院の針灸治療で、多くの気管支喘息患者の症状が無くなりました。気管支喘息の発作の消失は気管支喘息患者の生活の質を高めるのに役に立っています。
喘息の鍼灸治療症例 :喘息患者157名、男性109名、女性48名。年令最少9才、最大62才。罹った期間は最短3ヶ月、最長40年。患者は全員咳、呼吸困難を伴います。【肺透穴針】取穴:大椎、肺兪、風門。治癒後の2年目の8〜9月頃、ぜんそく再発を防ぐため、1クール(12回)の最終治療が必要です。
喘息の鍼灸治療臨床経験 :当針灸院(鍼灸院)では、多くの喘息患者の症状を回復させてきました。今も多くの気管支喘息が通っていらっしゃいます。気管支喘息患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かな針灸治療を行っています。針灸治療の結果、多くの気管支喘息患者は咳、痰の症状が消え、呼吸が楽になり、正常な生活を送ることができるようになりました。
喘息の治療は西洋医学では、副腎皮質ホルモン薬、気管支拡張薬、抗アレルギー薬など、対症療法しかありません。それに対して、東洋医学の鍼灸ではぜんそく治療には治癒率は高く、再発が少なくて、根本的な治療法です。
私は1999年に、JALのスチュワーデス大山さんに12回喘息の治療しました。今年2006年の4月に彼女が友人をこちらに紹介するため、電話掛かってきた時に、もう結婚して、ぜんそくの症状も再発しなかったと喜んで話してくれました。
当院独自開発した【肺透穴針】治療法:胸部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ気管支、肺の働きを改善する仕組みです。
1.【肺透穴針】:特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.「確率共鳴」という現象が起き、副交感神経を活発化させます。
4.気管支を拡張させます。
5.気管支、肺の働きを活性化します。
1.当院独自開発した【肺透穴針】治療法:
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。
『週刊文春』
出版社:株式会社文藝春秋
『週刊実話』
出版社:日本ジャーナル出版
『アサヒ芸能』
出版社:徳間書店
『週刊大衆』
出版社:双葉社
『難病、慢性疾患に最適ー欧米でも高まる評価 』『 西洋医学と東洋医学を結ぶ中国人医師の挑戦』
喘息の原因はさまざまな説があり、代表的なものとしてアレルギー説、感染説、自律神経失調説、精神身体要因説などがあります。はっきりした原因は現時点でもわかっていませんが、近年、喘息症状の原因は気道の炎症と考えられるようになりました。
喘息を悪化させる要因として、激しい運動、ウイルス感染、飲酒、ストレスがあげられます。激しい運動や飲酒は、肥満細胞から化学伝達物質を放出させやすくします。
かぜなどのウイルス感染は、感染そのものがアトピー発症の誘因になったり、気道過敏性を亢進させて喘息を悪化させたりします。また、気温の急激な低下、季節の変わりめ、台風接近前、たばこや線香の煙の吸入、満腹状態、女性では月経や妊娠なども喘息発作の誘因になります。一部の患者さんでは、解熱鎮痛薬などの薬剤や食物により喘息が起こることもあります。
喘息発作の頻度や重症度はさまざまです。喘息の患者の中には、ほとんどいつも症状がなく、ごくたまに短時間の軽い息切れがみられるだけの人がいます。また、常にせきや喘鳴(ぜんめい)があり、ウイルスへの感染や運動の後、アレルゲンやタバコの煙などの刺激物質を吸いこんだ後などに、ひどい発作を起こす人もいます。泣いたり大笑いすることによって発作を起こす人もいます。喘息の患者の中には、ときに透明で粘り気の強いたんが出る人がいます。喘息の発作は、治療薬の効果が薄れ、体が気管支収縮を抑える力も最も弱い早朝に最もよく起こります。
喘息発作は、喘鳴やせき、息切れを伴って突然始まります。喘鳴は、息を吐き出すときに特に目立ちます。また、喘息発作がゆっくりと始まり、徐々に症状が悪化していくこともあります。どちらの場合も、患者はまず息切れ、せき、胸が締めつけられるような感じに気づきます。発作は数分間で治まることもあれば、数時間から数日間続くこともあります。特に子供の場合、胸や首のかゆみが初期症状ということがあります。夜間や運動の途中に乾いたせきが出るのが唯一の症状という場合もあります。
喘息の発作で息切れがひどくなると、極端に不安な気持ちになることがあります。患者は本能的に背筋を伸ばしてまっすぐに座って前かがみになり、首と胸の筋肉を使ってなんとか呼吸しようとしますが、それでもさらに空気を吸おうともがき苦しみます。呼吸する苦労と不安から、発汗がよくみられます。脈は速くなり、胸に激しい動悸(どうき)を感じます。
きわめて重症の喘息発作では、患者は呼吸を止めない限り、ほんの2?3言しか話すことができません。けれども、空気がほとんど肺に出入りしないため、喘鳴は小さくなります。意識障害、昏睡、チアノーゼ(指先や唇などの皮膚の色が青っぽく変化すること)など、酸素の供給が非常に低下している徴候がみられる場合は救急治療が必要です。普通、どんなに重症の喘息発作であっても、適切な治療を受ければ完全に回復します。まれに、急速に発作が悪化し、自分で発作への応急措置ができないまま意識を失う患者がいます。
喘息を起こす原因を特定するのは容易ではありません。回避できるような物質が発作を誘発している疑いがある場合、アレルギー検査を行います。皮膚テストは喘息症状を起こすアレルゲンを特定するのに役立ちます。しかし、皮膚テストでアレルギー反応が起きても、そのアレルゲンが必ずしも喘息の原因というわけではありません。患者はこのアレルゲンにさらされた後に発作が起きたかどうかを必ず書きとめておきます。特定のアレルゲンが疑われる場合は、そのアレルゲンに反応する抗体の血液中の濃度を測定する検査(放射性アレルゲン吸着試験[RAST])を行い、アレルギーの程度を調べます。喘息の検査は以下の通りです。
喘息患者が訴える特徴的な症状から喘息を疑います。発作性の呼吸困難や喘鳴、咳が、とくに夜間から明け方に出現するか否かで珍断されます。気道過敏性や気道可逆性、アトピーの存在、痰のなかの好酸球の存在は、喘息診断の補助になります。また、がんや結核(けっかく)などで気道が狭くなったり、心不全でも喘鳴が聞かれるので、これらの病気がないことを確認します。喘息の診断は、スパイロメーター(肺活量計)を使った検査で喘息の確定ができます。この検査によって、喘息の発作中に空気の流れる量が減少していること、それが数時間または数日間で回復し、元に戻ることがわかります。喘息患者では気道の狭窄が生じる程度の少量の化学物質(普通はメタコリンですがヒスタミンが使われることもある)を吸入させ、喘息の診断を確定します。
喘息の治療薬には主に2種類あります。1つは、気道を狭くするきっかけとなる炎症を抑える抗炎症薬です。もう1つは、気道の緊張をゆるめ、気道を広げる気管支拡張薬です。これら2種類のそれぞれに、いくつかの薬があります。抗炎症薬には、コルチコステロイド(吸入用、内服用、注射用がある)薬、ロイコトリエン拮抗薬、クロモリンなどがあります。気管支拡張薬にはベータ刺激薬やテオフィリン薬などがあります。
喘息発作の中で、症状が最も重いタイプを喘息重積発作と呼びます。この状態になると、肺は体に十分な酸素を補給できなくなり、また二酸化炭素を十分には排出できなくなります。酸素が不足すると、多くの器官が機能不全に陥ります。二酸化炭素が体内に蓄積していくのでアシドーシスになり、血液の酸性状態は体のほぼすべての器官の機能に影響を及ぼします。血圧は低下します。気道は狭くなり、肺への空気の出入りが困難になります。
喘息重積発作は、さまざまな薬を最大服用量で投与しなければならないことに加え、気管内挿管や人工呼吸器の助けも必要になります。アシドーシスを改善するための補助的な治療も行います。
室内のアレルゲンには、室内のチリダニ、羽毛、ゴキブリ、動物の皮膚からはがれた鱗屑(りんせつ)などがあります。こうしたアレルゲンをできるだけ吸いこまないようにすることで、喘息発作の回数や程度を少なくすることができます。床一面を覆うようなじゅうたんを外し、夏はエアコンを使用してできる限り50%以下に湿度を抑えるようにすると、室内のチリダニを吸いこむ可能性を減らすことができます。また、特別な枕やマットレスのカバーを使用することによっても、チリダニを吸いこむ機会を減らすことができます。ネコやイヌを飼わないようにすれば、動物の皮膚からはがれた鱗屑を吸う機会は目立って減少します。 タバコの煙など、刺激性のあるガスも避けるべきです。中には、アスピリンや他の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)によって発作を起こす喘息患者もいます。錠剤や食品に添加されるタートラジンという黄色色素も発作を誘発します。防腐剤として食品に添加される亜硫酸塩は、それを含む食べものやビールや赤ワインを取った後、喘息を起こしやすい人に発作を引き起こします。 寒い季節に屋外で活動する場合には、喘息患者は鼻や口を覆うスキー用のマスクやマフラーをつけた方がよいでしょう。そうすることで、吸いこむ空気が温まり、湿るからです。
喘息は発作を防ぐことができます。喘息の発作を引き起こす要因を突き止め、これを治療するか回避すれば、喘息発作を予防できます。
喘息患者は、タバコの煙のある場所を避けるべきです。運動によって発作が起こる場合、事前に薬を服用すれば防げます。ほこりやアレルゲンが原因であれば、フィルターやエアコン、空気中のチリダニをできるだけ通さないマットレスカバーなどの対策が役立ちます。特定のアレルゲンによって喘息が誘発される患者は、少量のアレルゲンを注射する減感作療法で発作を予防します。
アスピリンやその他の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が原因で喘息発作が起こる患者では、これらの薬の服用を避けなければなりません。ベータ刺激薬の効果を妨げる薬の服用は、喘息を悪化させます。
多くの喘息患者は、吸入用または内服用のステロイド薬、ロイコトリエン拮抗薬、長時間作用型のベータ刺激薬、テオフィリン薬、抗ヒスタミン薬、クロモリンなどの薬によって発作を予防しています。喘息予防に用いる方法は、喘息発作の頻度や発作を起こす刺激物質などによって、個々の喘息患者で異なります。
喘息の新しい治療法が研究されており、免疫グロブリンEと結合する特別な抗体(静脈注射か皮下注射により投与)を使って、免疫グロブリンEと肥満細胞との結合を妨げる方法が開発されています。これによって、肥満細胞がアレルギー性喘息を引き起こす物質を放出するのを防ぎます。
[ 症状、ご相談内容 ] :
アレルギー体質で、喘息は1年に4度づつほど、発作があり、
食事療法や、漢方薬の治療を気長に続けています。
改善してきましたが、全快できません。
当院の返事:
当院の鍼灸治療は喘息にはかなり有効です。
当院開発した特殊な治療同じ症状で治った方が
たくさんいらっしゃいます
患者様の返信:
『喘息は、自分のカラダの一部』
そう思い、一生、付き合う覚悟でおりましたが。
院長先生の治療で、すっかり治りました。
家族は、みんなうれしいです。
ありがとうございました。
卒業、入学の季節で、慌ただしいですが、
時間を作って、予約をして、予防治療を受けに伺いたいと思います。
宜しくお願い致します。
[ 症状、ご相談内容 ] :
喘息です。
よろしくお願いします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
喘息は秋に悪化しやすいと聞きますので、これから心配です。
どこかのタイミングで、是非ハリ治療を受けてみたいです。検討させて頂きます。
[ 症状、ご相談内容 ] :
喘息の治療は何回の治療が必要ですか
[ 症状、ご相談内容 ] :
喘息の症状も強いです。
[ 症状、ご相談内容 ] :
大人になってから喘息になりました。以前は鼻が通れば臭いがしていましたが、1年ほど前からにおいが
しなくなり、改善する見込みがありますでしょうか。
[ 症状、ご相談内容 ] :
アスピリン喘息とも言われています。
よろしくお願いいたします。