萎縮性鼻炎
萎縮性鼻炎とは慢性鼻炎の一種で、鼻の粘膜が薄く硬くなり、鼻腔が異常に広がって鼻の中が乾燥する病気です。
鼻は上気道の中で最も感染を起こしやすい部位です。鼻炎には、短期間に推移する急性鼻炎と、長期にわたる慢性鼻炎があります。急性鼻炎の原因としてはウイルスの感染が一般的ですが、アレルギーやその他の原因によって起こることもあります。慢性鼻炎は概して慢性副鼻腔炎を伴います。
萎縮性鼻炎は慢性鼻炎の1種で、鼻の粘膜が薄く硬くなり、鼻腔が広がって乾燥が進みます。鼻の粘膜には通常は、ほこりなどの粒子を取り除く毛様の突起(線毛)をもち粘液を分泌する細胞がありますが、萎縮性鼻炎になるとこれらの細胞が失われ、皮膚にみられるような細胞に置き換わってしまいます。
萎縮性鼻炎は、副鼻腔の手術で鼻の内部や粘膜のかなりの部分を切除した人に発生することがあります。鼻の粘膜に長期にわたる細菌感染があった場合も発症しやすくなります。
萎縮性鼻炎が原因で鼻内に付着する痂皮は雑菌が増えることで非常に汚く、悪臭が強いことが多く、そのような萎縮性鼻炎を特に臭鼻症と呼んでいます。鼻出血を繰り返すことも多く、病状が進行すると嗅覚も傷害されて無臭症になります。萎縮性鼻炎では副鼻腔の粘膜も次第に萎縮してゆくため炎症や感染が起こりやすくなり、慢性副鼻腔炎の症状も加わってきます。
当鍼灸院の萎縮性鼻炎の治療目的は、萎縮性鼻炎患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと萎縮性鼻炎の完全な回復までの時間を短縮することです。
萎縮性鼻炎の治療は、西洋医学以外に東洋医学があります。当針灸(鍼灸)院は萎縮性鼻炎患者の期待に応えるため、25年間、萎縮性鼻炎の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針灸治療法を開発しました。そして良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の80%は経過がよいと考えられます。
萎縮性鼻炎の原因が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な頭部電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。
最も興味のあるところは、針灸治療で、多くの患者は、風邪もあまり引かなくなりました。鍼灸治療は、全身の免疫機能を改善することも分かりました。
萎縮性鼻炎の原因は不明ですが、細菌感染やビタミン欠乏、ホルモン障害、鉄欠乏症貧血、自律神経機能不全などが関係していると考えられています。
慢性鼻炎の症状は汚いかさぶたができ、悪臭が主な症状です。
また、頭痛、鼻づまり、のどの乾燥、痛み、違和感などの症状をともないます。
萎縮性鼻炎の診断は鼻鏡所見によります。しかし、鼻炎は他の疾患を合併していることが多いため、さらに区別するためのいろいろな検査が重要です。
まず、副鼻腔単純X線検査、あるいはCT検査により副鼻腔病変があるかどうかをみます。また、アレルギー検査(皮内テストや血液検査によるアレルギーテスト、鼻汁好酸球検査など)によりアレルギー性鼻炎か否かを調べます。これらの病変がない場合は慢性鼻炎と考えます。
まぎらわしい病気に血管運動性鼻炎があります。これは慢性鼻炎と同様に、副鼻腔病変もなく、またアレルギー検査もすべて陰性ですが、化学製品、疲労、気温の変化、湿度などによりくしゃみや鼻づまり、鼻漏が生じる病気で、鼻の粘膜の血管運動神経の異常な反応により生じると考えられています。
萎縮性鼻炎の西洋医学治療はかさぶたの形成を減らし、悪臭をなくし、感染を抑えることが主眼となります。バシトラシンなどの抗生物質の局所用薬を鼻の内側に塗って、細菌を殺します。エストロゲンやビタミンA・Dをスプレー式点鼻薬または内服薬で投与すると、粘液分泌が促進されてかさぶたが減ります。このほか、内服または静脈から投与するタイプで有効な抗生物質もあります。手術で鼻腔を狭くすると、鼻の中を通る空気の量が少なくなって、薄くなった粘膜の乾燥が防がれるため、かさぶたの形成が減ります。
萎縮性鼻炎の鍼灸治療症例 :萎縮性鼻炎患者30名、取穴:主穴―合穀、頭維;配穴―迎香、上星、風府、禾髎「ワリョウ」、百会、天柱、風池、大椎、足三里。電気針。
萎縮性鼻炎の鍼灸臨床経験 :当鍼灸院では、多くの萎縮性鼻炎患者の症状を回復、或いは改善させてきました。今も多くの萎縮性鼻炎患者が通っていらっしゃいます。萎縮性鼻炎患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かく具体的な針灸治療方法で対応しています。針灸治療では、萎縮性鼻炎患者の生活の質と予後は比較的良好です。多くの萎縮性鼻炎患者は完治になりました。
鍼灸治療で、萎縮性鼻炎患者の炎症組織を修復させ、充血、腫れた鼻粘膜を収縮させ、通気性を高め、分泌物を排出しやすくなります。
[ 症状、ご相談内容 ] :
蓄膿症か萎縮性鼻炎だと思
っていたのです。マスクをしている時や、していなくても、たまに自分の鼻から出る息が臭い時はあります。鼻水も黄色
い物が出ます。ネバネバした鼻水が出ます。鼻も詰まります。
食べ物の匂いや花の匂いなどは分かりますし、良い匂いが変な臭いに感じられたり、気分が悪くなったりはしないのですが、異臭症なのでしょ
うか?
当院の返事:
治った方もいらっしゃいますので、心配ないと思います。
患者様の返信:
先週4回目の治療から鼻の症状が劇的に減りました。
長年苦しんでた鼻詰まりが治るかどうが不安で一杯でしたが、こんなに早く改善されるとは思いもしませんでした。
ありがとうございます。明日もお伺いしますので、どうぞよろしくお願いします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
鼻中隔湾曲症手術と粘膜下下甲介骨切除術を受けました。この手術をしてから空気が通り過ぎて鼻が乾燥し、鼻の奥からのどにか
けてヒリヒリして呼吸が苦しい感じになります。平成30年6月5日から4週間ほど入院し、エアコンがきいた部屋で過ごしていたのが影響
しているかもしれませんが、入院中から今日まで2週間ほど症状が続いています。萎縮性鼻炎かも知れませが、乾燥を防ぐ治療方法を教えて
ください。
[ 症状、ご相談内容 ] :
鼻の曲がったところを削る手術をしてから、鼻の通りが良すぎて喉まで乾燥して痛いです。微熱かでたり、体調を崩す事が多くなり
ました。切った所の粘膜も萎縮しているようで、息苦しく困っています。どうにか息苦しさを無くし粘膜の機能を元に戻す事はできますか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
[ 症状、ご相談内容 ] :
[ 症状、ご相談内容 ] :
耳鼻科で鼻粘膜の萎縮と診断されましたが、点鼻薬と漢方薬の処方だけで、一向によくなりません。鍼で効果がありそうなら試してみたいです
[ 症状、ご相談内容 ] :
悪性リンパ腫のNK/T細胞型を2回再発し移植をして1年になります。鼻が原発のため発症は鼻づまりなどてわかったので
すが、今回鼻づまりはなく鼻の穴から臭い匂いがしたため近所の耳鼻科医にみてもらうと鼻が荒れていると言われて、主治医のいる病院でC
Tをとったところ、治療の影響ではないかといわれ副鼻腔炎ではないので、鼻うがいと保湿をするように言われました。毎回診察時に大量の
はなくそが出てくるのでこれを自然に出せるようにする処置だと思ったのですが、特に病名は言われていません。先生のHPを拝見してもし
かして萎縮性鼻炎ではないかと思いました。
夫の鼻の中は病気の影響で骨が露出しているところがあります。
CTには片側の副鼻腔内に白い影がありました。このような症状も診ていただいて回復する可能性はありますか?
すべて副鼻腔から病気がおきているので夫の不安材料が減って欲しいと思いメールをさせていただきました。よろしくお願いします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
鼻水をかんでもかんでも止まらなかったことがありました。少ししておさまったと思ったら黄色い鼻水が出て、へんなにおいがした。
しばらくすると黄色鼻水もおさまりました。
けれど、その後鼻の中がずっと乾燥してかさぶたができやすくなって、へんな(かさぶたの)においがするようになりました。
口の中も乾燥しやすくなりました。最初の頃は耳鼻科に通ったりしていたのですが、鼻炎の薬が出ても良くならず、ネットで調べてみて、萎縮性鼻炎なのかなと思い、こちらで治療ができれば通いたいと思っています。関係あるかわからないのですが、肩こりや夜寝るときに横になると息苦しかったり、頭の後ろが凝りやすいのかミシミシと音がして困ってます。
よろしくお願いします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
鼻中隔湾曲症手術と粘膜下下甲介骨切除術した者です。
この手術してから鼻が乾燥します。萎縮性鼻炎なのかは分からないですが、乾燥をなんとかなりますか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
鼻中隔湾曲症手術と粘膜下下甲介骨切除術した者です。 この手術してから鼻が乾燥します。萎縮性鼻炎なのかは分からないですが、乾燥をな
んとかなりますか?