男性不妊症
男性不妊症とは、男性側に原因があって、避妊をせずに夫婦生活をしているカップルが2年以上妊娠しない状態です。
男性不妊症の原因を大きく分けますと、精子の通過障害、造精機能の障害、勃起機能の障害があります。
造精機能の障害の場合、精子の奇形率が多くなったり、前進運動をしない精子が現れたり、精子が全く製造されなくなるなど、不妊になります。
男性不妊症のもう一つの原因は、精子や性器には目立った異常がないけれど、性行為のときに勃起できないという性交障害にあります。勃起不全の原因については、生活環境や心理的なストレスなどの様々な要素が考えられ、それらの原因が複雑に絡み合って勃起機能に障害が出ている可能性があります。
当院における男性不妊症治療の目的は、妊娠に至るまでの時間を短縮すること、または、男性不妊症治療なしでは妊娠しないカップルに妊娠の機会を提供することです。
男性不妊症の治療は、西洋医学以外にも新しい治療法を求める動きが世界中に広がりました。欧米、中国などの国では、鍼灸の男性不妊症に対する有効性が再認識するようになっています。男性不妊症患者さんの期待に応えるため、当院が25年間、特に男性不妊症の治療に力を入れて、そして良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の85%を占めます。
鍼灸治療後の検査結果では、精子が大幅に増えたり、生存率と活動力も強くなったり、奇形率が下がったりしていました。これらの結果が妊娠の成功に導いだと思います。
男性不妊症の鍼灸治療: 男性不妊症の鍼灸治療の主穴は腎兪、関元、三陰交で、副穴は中極、三陰交、足三里、地機、然穀、陰陵泉、気海。毎回主穴2〜3ヶ所、副穴1〜3ヶ所を使い、腎兪、関元穴は針の後に、お灸する。刺激は軽く、電気針、置針、20分間。1クールは15回程度。インポテンスも男性不妊症の原因の一つであるので、同じ治療方法で、インポテンスにも同様の効果がえられる。
男性不妊症の臨床経験:当院では、多くの男性不妊症患者を完治してきました。今も多くの男性不妊症患者が通っていらっしゃいます。男性不妊症患者の一人一人の症状に合わせて、当院はきめ細かい針灸治療を行っています。針灸治療の結果、多くの不妊患者は妊娠するようになり、お子さんを得ることができるようになりました。
結婚6年。奥様の検査では異常がありませんでした。
田中様の精子検査結果では、精子の数は3,750万個/ml、精子の奇形が見られる、3分の一は死亡。
男性不妊症という診断でした。1998年12月14日から当針灸院(鍼灸院)で鍼灸治療を開始。取穴:腎兪、次髎、関元、足三里、三陰交。
4カ月後、奥様は妊娠できました。
最後の精子検査の結果では精子の数は8,000万個/ml、精子の奇形が見られない、3分の一は死亡でしたが、活動力は増強しました。
現在、夫婦の10組に1組が男性不妊症であり、原因の割合は男性4割・女性6割といわれています。辛いホルモン治療や莫大なお金のかかる人工授精、さまざまな治療法を試してみたけれど効果が無かった等、他の人に相談もできずお悩みの方は大勢いらっしゃると思います。
この組み合わせ治療は、古来中国より男性不妊症の治療として用いられていた伝統的な方法で、欧米に広まったのは約5年前。薬物治療や人工授精、体外受精などを経ても、効果の無い男性不妊症には針や漢方の治療が効果的で、欧米でも、日本でも、見直され始めています。康氏の鍼灸院では、この「組み合わせ針治療」が欧米に広まる2年も前から、国内では初めて同治療法を導入し、現在も普及に努めているのです。これまでに約200人余りの不妊治療を行い、その内治療後3ヶ月目に妊娠に至った方が112名。半年後に妊娠された方が117名でした。不妊でお悩みの方には朗報ですね。 康氏の中国針は、本来持つ自分のカラダの機能を回復させてくれるもの。私たちのカラダは本当にデリケートで、本来はストレスや環境の変化に弱いものです。また、それらが原因でカラダの機能が眠ってしまったり、低下してしまうこともあります。カラダ本来の力を目覚めさせ、軌道修正をしてくれる中国針を、不妊治療の選択肢として組み込んでみてはいかがでしょうか。あなたが我が子を胸に抱きしめる、幸せな瞬間はそう遠くはないはずです。
男性不妊症の原因として大きく三つにわけられます。@造精機能障害(無精子症、乏精子症、精子無力症、精子奇形症、精索静脈瘤など)A精路通過障害(閉塞性無精子症、精巣上体炎、逆行性射精など)B性行為障害(射精障害、勃起障害など)の三つです。男性不妊症の大半は@の造精機能障害にあたります。原因が不明なことも多いのですが、タバコ・飲酒・ストレス・仕事・環境ホルモンなどが原因とされています。
男性不妊症の男性側原因のうちで最も多い原因とされており、男性側男性不妊症の原因の90%を占めます。
数 | 精液1ml中に2000万匹以上 |
運動率 | 前進運動精子が50%以上 |
奇形率 | 15%以下 |
生存率 | 75%以上 |
精子形成機能障害の分類:
精子減少症:精液1ml中に精子が2000万匹以下
乏精子症:精液1ml中に精子が1000万匹以下
精子無力症:精子運動率が50%以下の状態
精子奇形症:正常形態精子率が30%以下
無精子症:精液中に精子が1匹もいない
精子の運動率や精液中の精子の数に問題がある場合を、精子形成障害といいます。精子形成障害の場合、精子の運動率が50%以下、精液1mlあたりの精子の数が2千万以下です。精子には運動性精子と不動性精子がありますが、精液中の精子のうち運動性精子が半分以下だと精子形成障害、男性不妊症の疑いがあります。精子形成障害の中には、無精子症や奇形精子症などがあります。無精子症は、精液中に精子がないというものです。精液中に精子がなくとも精巣中にある人もいます。
精子形成障害の原因は、ストレスや染色体異常にあるといわれています。仕事や家庭での様々なストレスが溜まると、精子が作られにくくなり、男性不妊症になります。
造精機能障害の原因:
精巣上体や前立腺、精嚢腺などの副性器が炎症で、精子の運動率を低下させている状態です。副性器障害特徴として、精液中に白血球が増加します。副性器障害の主な原因は、クラミジアや結核菌の感染です。
精管通過障害は精子形成障害よりは割合が低いですが、男性不妊症の原因のひとつです。
閉塞性無精子症の主な原因は、先天的なものと小児ヘルニアの手術による後遺症です。精子を含む精液が通常と逆方向に流れ、ペニスではなく膀胱に流れこむことがあります。この障害は逆行性射精と呼ばれ、糖尿病の男性や骨盤部手術を受けた男性に多くみられます。逆行性射精があると男性不妊症になることがあります。先天性のものや病気や事故の後遺症などによるものがあります。
性機能障害は性交時に勃起しないやうまく射精できないなど、性行為に何らかの障害がある状態です。身体的な原因だけではなく、ストレスや心の傷などメンタル面が原因になっていることも多々あります。
性機能障害の種類
勃起は起こるが射精出来ない状態。「膣内射精不能」、「早漏」、「逆行性射精」などがあります。
男性不妊症の症状としては、精巣(睾丸)が小さい、陰嚢が重い・腫れている、精液量が少ないなどがありますが、結婚されて避妊せずに1年以上経過し、妊娠がない場合には不妊症の検査を受けることをお勧めします。
男性不妊症の検査は女性の男性不妊症検査に比べると、簡単で痛みを伴うこともほとんどありません。まず、通常の性交が行えているかどうか、排卵日前後に性交を行っているかどうかの問診が重要です。
次に左右の精巣の有無、大きさ、硬さを調べます。正常な精巣は長径3〜4cmのラグビーボール型です。左の精巣の上方に青黒く軟らかい静脈が透(す)けて見えるのは精索静脈瘤と呼ばれる病気で、男性不妊症の原因になります。恥骨部(ちこつぶ)から鼠径部にヘルニアの手術創があるかどうかも確認します。
さらに、精液検査を行います。4日〜1週間射精せずに、マスターベーションで精液を採取します。健康な男性の場合は、精液の量は2ml以上、精液1ccあたり7000万から1億個の精子がみられ、そのうち70%以上は活発に運動しています。これに対して、精子の濃度が1ccあたり2000万個以下や運動率が50%以下では、通常の性生活では妊娠が難しいと考えられています。
そのほか、血液中の男性ホルモン、下垂体ホルモンを検査します。
精液中にまったく精子がいない場合やごく少数の精子しかみられない場合は、血液による染色体検査や遺伝子検査、精巣の生検(組織をとって調べる)が必要になります。そのほか、精子の通り道である精巣上体、精管、精嚢腺、前立腺、尿道の超音波検査や造影検査を行います。
男性不妊症の原因を明らかにするための検査を行い、総合的に診断します。無精子症の診断は、下記記述のように幾つかの検査の結果と精子の有無から正式に無精子症と診断されます。疾病の合併症や副作用としての一時的無精子状態のものを除き、病名としての無精子症と診断されます。
過度の飲酒により、分解過程で発生するアセトアルデヒドという物質が精巣内に増加してしまうことがあります。 このアセトアルデヒドは非常に毒性が高く、精巣内に蓄積すると、精子をつくる能力を奪ったり、男性ホルモンの合成を抑制したりしてしまうことがあります。男性不妊症の方は避けるべきです。
タバコは男性の生殖機能に与える影響は精子の受精能力を低下させ、精子数の減少させ、精子のDNAを損傷します。
男性ホルモンは、ストレスの影響で、その分泌量が低下して、男性の精子数を減少させたり、精子の運動率を低下させたりして、男性不妊症になります。
環境ホルモンは体内において抗テストステロン作用を引き起こし男性の生殖機能や性衝動を引き起こすテストステロン作用を抑えます。精子の主成分であるたんぱく質や卵子との結合に必要な酵素にも多大なダメージを与え、精子の質を下げてしまう恐れがあります。今、不妊に悩むご夫婦が10組に1組ほどいると言われます。そのうち、女性に原因があるケースが45%、男性に原因があるケースが40%、原因不明のケースが15%と報告されています。男性不妊の割合は年々増加傾向にあり、一説には、環境ホルモンや活性酸素が増加に拍車をかけているのではないかと指摘されています。
男性不妊症の大半を占めている造精機能障害は、原因不明のものがほとんどであり、現在のところ、根治できる治療法や効果的な薬剤がありません。
不妊治療の新しい手法に生殖補助医療技術は盛んに用いられます。これには配偶者間人工授精(AIH)、非配偶者間人工授精(AID)など古くから行われていた方法も含まれます。
1978年、エドワード、ステプトー博士によって世界ではじめて成功した体外受精-胚移植法(IVF=ET)があります。これによって不妊治療は飛躍的な発展を遂げた背景があります。さらには配偶子卵管内移植法(GIFT)や精子が非常に少ない場合に1つの精子を、直接、卵子の中に注入する顕微授精法(ICSI)などの手技が行われるようになってきました。
配偶者間人工授精(AIH)は、夫の少ない精子を濃縮したり運動性のあるのを集め調整して、子宮内へ注入する方法です。排卵日にあわせて行うことはいうまでもありません。
非配偶者間人工授精(AID)は、夫が無精子症などで精子が得られない場合、健常な他の男性の精子を借りて子宮内に注入する方法です。この場合は、借りる精子の血液型などは夫に合わせることはいうまでもありません。
体外受精-胚移植法(IVF‐ET)は、卵管が詰まったりして卵管内での受精が見込めない場合に、卵子を取り出し、夫の精子を試験管で受精させ、その受精卵を子宮内へ戻す方法です。より多くの質の良い卵子を得るために排卵誘発剤が使用されます。体外で受精した卵が分割した余剰胚は凍結保存をして、次回に備えるという方法も行なわれるようになってきました。また、多胎妊娠を避けるということで移植する胚の数も3つまでと決められるようになってきました。
配偶子卵管内移植法(GIFT)は、どちらかの卵管がつながっていて、卵巣から得た卵子と夫の精子を腹腔鏡下にて直接卵管膨大部に注入して、そこで受精させる方法です。
この技術が進展することによって、妊娠に関する精子や卵子の細かなことが知られるようになってきました。
男性不妊症治療におかる顕微授精法(ICSI)は、1つの精子を取り出し、直接、卵子の中に注入して授精させる方法で、男性不妊症の究極の治療法といわれます。最近では、無精子症であっても、精巣内に精子細胞があれば授精が可能なところまできています。
[ 症状、ご相談内容 ] :
無精子症であり、先生の鍼治療に強い関心を持っております。よ
ろしくお願い申し上げます。
当院の返事:
1か月前に、一人無精子症患者が、当院で暫く鍼灸治療を受け、
精子が正常値まで回復になりました。
当院が開発した特殊な治療法で、治った無精子症の方がたくさん
いらっしゃいますので、心配ないと思います。
患者様の返信:
先生の治療を受けて、昨日病院の検査では、精子は正常値まで回復したという結果でした。
活動率が正常まで治療受けたいので、5月の連休希望で受けたいと思っています。
[ 症状、ご相談内容 ] :
染色体異常によって子供が出来ないと診断されたのですが、治す方法はないのでしょうか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
男性不妊で精子の数と運動率を上げたいですが、可能性がありますか。
[ 症状、ご相談内容 ] :
男性不妊です。逆行性射精と
精子の数が少ない、運動率が低い
横隔膜繊維症の手術の後に逆行性射精になりました。
治療方法を教えて頂けたら大変助かります。
[ 症状、ご相談内容 ] :
重度の男性不妊です。非閉塞性無精子症と判断され自然妊娠は不可能と判断されマイクロテセを今年の2月に受けましたが、残念ながら
精子はゼロでした。病理検査の結果はセルトリオンリーのジョンソンスコア2の判定です。今後は養子縁組かAIDしか選択肢がないと言われ
ましたが、できる事なら主人が回復してくれないかと毎日願うばかりです…
[ 症状、ご相談内容 ] :
非閉塞性無精子症と診断されました。
FSHが34で高く、精巣も人より小さいことからそう診断されました。
精液検査を繰り返して様子をみるものの、精子はいません。
先生の治療で、射精で精子が出てくる可能性があると、サイトで見て、是非、お願いしたいと思いご相談させていただきました。
どのくらいの頻度で通うとよいのか、また、通えないときの代替え方法な
どはあるのか、教えていただきたいです。よろしくお願いします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
[ 症状、ご相談内容 ] :
男性不妊です。原因は非閉塞性無精子症です。宜しくお願いします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
病院に行ったところ、精液検査の結果、精子がありませんでした。LH20、FSH51、テストステロン319でした。そしてTES
Eをしましたが、精子もなく細胞も作られていないという結果でした。
このような状態ですが、貴院での治療は主人に有効なのでしょうか?可能性があるならば、どれくらいの間隔での治療が必要でしょうか?また
、同じような状態の方で改善、妊娠された方はいらっしゃいますか?教えてください