膿疱性乾癬の先進代替医療
膿疱性乾癬とは、皮膚の表面に膿疱をもつ乾癬(尋常性乾癬)で、発熱などの症状も現れ、乾癬の重症型です。
乾癬という皮膚病の中で、発熱や皮膚の発赤などとともに膿疱がたくさん出現する病型を膿疱性乾癬と呼び、尋常性乾癬と区別しています。膿疱は血液中の白血球が集まったものですが、細菌感染ではありません。膿疱性乾癬の皮疹は体の一部(手足など)に限局する場合や、全身に出現することもあります。全身に出現する場合には「汎発性膿疱性乾癬」と呼ばれます。
膿疱性乾癬は、乾癬全体の約1% を占め、小児期と30 歳代にピークに小児期では女児の罹患が多いです。尋常性乾癬が男性に2 倍発症しやすいのに対し、膿疱性乾癬は女性にやや多いです。
当院の膿疱性乾癬の治療目的は、膿疱性乾癬患者にできるかぎりの回復の機会を提供することと膿疱性乾癬の完全な回復までの時間を短縮することです。
膿疱性乾癬はなかなか治療方法がない現状の中、当院は二十数年前から膿疱性乾癬の針灸治療を取り組んできました。当院は25年間、膿疱性乾癬の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針治療法【皮膚透穴針】を開発しました。特殊な鍼と電気の併用で良い成果を上げています。
【皮膚透穴針】治療によって、全身と皮膚の症状が改善します。治癒した例、膿疱が減少した例を合わせると患者の60%は経過がよいと考えられます。
当院の治療方法は膿疱性乾癬の頑固さに応じて、多岐に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。そして膿疱性乾癬の症状の回復で、膿疱性乾癬患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
膿疱性乾癬の鍼灸治療症例 :膿疱性乾癬患者99名。取穴【皮膚透穴針】:曲池、手三里、合穀、魚際、太淵、足三里、伏兎、風市、環跳、陽陵泉、絶骨。電気針。
膿疱性乾癬の鍼灸治療臨床経験 :当院では、多くの膿疱性乾癬患者の症状を回復、或いは改善してきました。今も多くの膿疱性乾癬患者が通っていらっしゃいます。 膿疱性乾癬患者の一人一人の症状に合わせて、当院は具体的な針灸治療方法で対応しています。
当院独自開発した【皮膚透穴針】:患部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ皮膚組織を改善する仕組みです。
1.【皮膚透穴針】:特殊なツボにハリを打ちます
2.ハリに微弱電流を流します
3.皮膚動脈の血流量が増え、皮膚への血流供給が増え、皮膚に栄養が行き渡るようになります。
4.皮膚の細胞やリンパ球が分泌するある種の物質の分泌を抑えます
5.善玉の免疫を活性化します。
【膿疱性乾癬治療の実際様子と流れ】
1.当院独自開発した【皮膚透穴針】治療法:
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。
膿疱性乾癬は、遺伝的背景もありますが、感染症や妊娠などを契機に皮膚の細胞やリンパ球が分泌するある種の物質が高熱の原因となったり、血液中の白血球を皮膚に呼び寄せて膿疱を形成すると考えられています。
最初に灼熱感とともに全身に紅斑ができます。多くの患者さんは、この時に寒気がして高い熱が出ます。また、全身がむくんだり、関節が痛んだりすることもあります。それに引き続いて、紅斑の上にたくさんの膿疱が出てきます。一部の患者さんでは、目の炎症(結膜炎、虹彩炎、ブドウ膜炎など)が一緒に出ることもあります。皮膚に膿疱が多発すると、皮膚の大切な機能であるバリア機能が下がり、体内の水分バランスは崩れやすくなります。また、高い熱が出ることが多く、体力を消耗してしまいます。こういった状態が長く続くと、心臓や腎臓に負担がかかり、特に高齢の患者さんでは命にかかわることもあります。適切な治療によって、皮膚の赤みは徐々に消え、膿疱は破れて皮がむけて治ってきます。その後は、全く正常の皮膚に戻る場合、通常の乾癬(尋常性乾癬)の発疹に変化していく場合、あるいは手足に膿疱が出たり消えたりしながら残る場合などいろいろです。
膿疱性乾癬の西洋医学治療は対症療法が中心です。
頭部外傷後遺症 多発性硬化症 過敏性腸症候群 パーキンソン病 脊髄小脳変性症 多系統萎縮症 脳梗塞 自律神経失調症 心身症 統合失調症(精神分裂病) 認知症(痴呆) バーンアウト症候群(燃えつき症候群)