嗄声
嗄声とは声や言葉がうまく出ない状態です。
嗄声は、いわゆる声枯です。嗄声がその代表です。
声とは一般的には次の器官の総合的な働きによって声を出しています。まず、呼吸器官(気管・気管支・肺)により肺に空気を吸い込んで吐き出しながら、発声器官(喉頭)で声帯を震わせて、
構音器官(咽頭・口腔・舌)の動きによって、音色に変化をつけることにより声を出しています。以上の過程のいずれかが失われたり、障害されると声が出せなくなることがあります。
嗄声や嚥下障害のある高齢者の多くが、不安感、 抑うつ、社会的引きこもりなどの深刻な生活の質(QOL)の問題に悩んでいます。米デューク大学メディカルセンターの研究で80代の248人を対象とした調査の結果、20%に嗄声があり、14%に 嚥下障害があることが判明しました。また、55.9%が治療を受けることに興味を示しているにもかかわらず、嗄声をもつ人の77.6%、嚥下障害をもつ人の79.4%が治療を受けたことがないことも判明しました。高齢者の約25%が、嗄声や嚥下障害を正常な加齢現象の一部だと考えています。 構音障害とは、発音が正しく出来ない症状です。構音障害は喉頭の障害である嗄声とは区別されます。
中国鍼灸の嗄声の治療目的は、嗄声の回復程度を高めることと嗄声が完治するまでの時間の短縮することです。
当針灸(鍼灸)院は早くから嗄声に対する針灸治療の有効性に着目し、難しいといわれる嗄声の針灸治療を精力的に取り組んできました。20数年の歳月をかけて、数々嗄声に有効なツボを発見しました。そして、中国鍼灸のこの特有な針灸治療法によって、嗄声の患者さんの多くは発声を取り戻し、話のできる世界に戻りました。
鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の80%は経過がよいと考えられます。
嗄声の原因が多様なため、当針灸(鍼灸)院の治療方法もそれに応じて、多岐に渡って行います。当針灸(鍼灸)院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気ハリで、最大限の効果を引き出しています。嗄声の回復は患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
嗄声の鍼灸治療症例 :嗄声患者55名、取穴:天突、人中、金津、玉液、中沖、百会、合穀。電気針、50分間。
嗄声の鍼灸臨床経験 :当鍼灸院では、多くの嗄声患者の症状を回復、或いは改善させてきました。今も多くの嗄声患者が通っていらっしゃいます。嗄声患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かく具体的な針灸治療方法で対応しています。針灸治療では、嗄声患者の生活の質と予後は比較的良好です。多くの嗄声患者は完治になりましました。
和歌山県の田中さん、女性、27歳、2年ほど前から声が詰まるなどの症状が現れ、耳鼻科などを数か所回わりましたが原因が分からず、やむ得ずにアナンサーの仕事を休職しました。以後も発声困難は進行し、小声しか出せなくなりました。昨年2月に受診した東大病院で「けいれん性嗄声」と診断されました。友人の紹介で、当院の針灸治療を受けました。18回の治療で以前の声が戻り、好きなアナンサーの仕事に復帰し、その後は治療後に付き合い始めた男性と結婚して、幸せな生活を送っています。
当院独自開発した【咽喉透穴針】治療法:咽喉部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけ、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ、発声機能を健常化する仕組みです。
1.【咽喉透穴針】:特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.「確率共鳴」という現象が起き、声帯の働きを活発化させます。
4.神経の伝達を通じ、発声機能を健常化します。
【嗄声治療の実際様子と流れ】
1.当院独自開発した【咽喉透穴針】治療法:
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。
『週刊文春』
出版社:株式会社文藝春秋
『週刊実話』
出版社:日本ジャーナル出版
『アサヒ芸能』
出版社:徳間書店
『週刊大衆』
出版社:双葉社
『難病、慢性疾患に最適ー欧米でも高まる評価 』『 西洋医学と東洋医学を結ぶ中国人医師の挑戦』
嗄声は、いわゆる声がれなどの「嗄声」がその代表で、構音は構音器官(口唇)、舌、口蓋などの形態を適切に変化させて目的とする言語音を得ることであり、発声とは独立した機能であると理解しておくべきでしょう。
発語に関する器官に異常がないのに、声やことばがうまく出ない状態を機能性嗄声といいます。これは症状により、音声衰弱症、心因性失声症、 けいれん性嗄声、機能性構音障害に区別されます。
嗄声の診断としては、言語の検査、構音器官の形態と機能の評価、鼻咽腔閉鎖不全の検査が必要です。
機能性嗄声はしばしば精神身体的問題や音声酷使の結果として生じ、このため,症状の発症状況や心因的背景を詳細に聴取することが診断にとって重要です。音声障害の自覚度を的確に評価するために、患者自身が感じているハンディキャップの程度を自己記入式問診票により評価するものです。その結果,機能性嗄声では40歳代あるいは過緊張性嗄声患者のVHIスコアが高かった。他疾患に比べ感情的側面のスコアは機能的あるいは身体的側面スコアより高かった。機能性嗄声が疑われる患者においては,会話時の努力感や嗄声による社会生活上の制限などに関する問診が重要です。
嗄声の西洋医学治療は原因治療が必要です。新生物(腫瘍、ポリープ)などは外科的治療、炎症に際しては消炎治療がなされています。
[ 症状、ご相談内容 ] :
声が詰まる、第一声が出ずらい、幼少期から症状があります。
あと静かな所だとそれなりに声が出るんですが、少し騒がしい所だと失声状態になります。声が枯れやすい、声が通らないなどの症状がありま
す
当院の返事:
今の症状は、鍼灸治療の方が効果的だと思います。
患者様の返信:
10日間貴院で治療を受けさせていただき、
声が詰またり失声状態したりすることは無くなりました。ありがとうございました。
治療後は中〜高音域の発声が戻り、体調の面も良好な日々が続いております。
お礼の気持ちとして、貴院の今後益々のご発展と先生のご健康をお祈りいたします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
[ 症状、ご相談内容 ] :
[ 症状、ご相談内容 ] :
11月嗄声が起こり、耳鼻咽喉科を経て埼玉医大で検査の結果、食道がんが判明しました。2023年1月から5月まで放射線及び
抗がん剤治療を実施し、がんは消滅して今のところ再発はありません。ただ嗄声は改善せず今に至っています。なんとかなればと思います
[ 症状、ご相談内容 ] :
嗄声が続きます。昨年声帯結節を取る手術をしましたが、改善が感じられませんでした。タバコは吸いません。
もともと喉が弱いほうだとは思いますが、もう治らないのでしょうか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
10年前から声が枯れて思うように話が出来ません。医師にも20件くらい診察をしてもらいましたが好転しません。特に神経を使った後
など必ず声枯れします。喉のひりひりする痛みも大体始終伴っています。声帯訓練、発生練習等もしましたが一向に改善されません。仕事が
営業なのでとても不自由な思いをしています。何とか改善することが出来るでしょうか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
発声障害(嗄声が3年半)について相談のメールを送らせていただいた者です。現在は転職活動中で保険証がないため通院することはで
きませんが、終了後にそちらで診察していただきたいと思います。
今回は発声障害に関して改善の進展があったため、今のうちに述べておこうと考えています。そちらへ通院する際にも改めてお伝えします。
やはり「手術をする」「喉に電気を流す」ぐらい大々的?な治療をしないと、自分が望むほどまでに改善することは不可能ではないかという結
論に至っています。「姿勢」と「呼吸」が改善されても、発声の悪い癖を私個人の力で取り除くことは不可能と感じています。
いくらボイトレをしても全く進展がない、整骨院で極度の「ストレートネック」「猫背」「反り腰」と診断される、息漏れが止まらない、とい
うのが最近までの経過です。
そこでこれまでの情報を元に改めて多くの改善案を試した結果、「みぞおちが凝り固まっている」という推測が浮かび上がりました。実際に調
べてみると「みぞおちの凝りは姿勢や呼吸に大きな影響を及ぼす」とあります。そこでみぞおちのストレッチを続けている中で、「気分・姿
勢・呼吸が楽になる」「喉の違和感軽減」など多くの効果が確認できています。
しかしながら本来の声の出し方を完全に忘れてしまっている以上、「息漏れしない正常な発声」に至るイメージを未だに全く持てずにいます。
頭と喉が「発声=喉を痛める」「発声=嗄声」と完全に認識してしまっており、当然のようにその状態になってしまうという強い自覚があり
ます。
「みぞおちの凝りをほぐす」ことによる治療もありますが、さすがにそれだけでは限界があると感じました。
治療経緯などを改めてまとめてから通院させていただきたく思います。その時は改めて、よろしくお願いします。
[ 症状、ご相談内容 ] :
返信ありがとうございます。
嗄声の治療は大宮でも受けられるのでしょうか?
また、治療をうけたあとの車の運転等は支障がありますか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
声がかすれやすく、嗄声っぼくなる事が多かったのですが、
一年前に舞台公演の練習で、声を濫用しすぎたところから、
声のコントロールができなくなり、普通に誰でも出る中域の音程が
ひっくり返るので、なんの歌も歌えない状態になってしまいました。
発声練習をして、少しはマシになったのですが、とにかく
息もれがひどく、とてもじゃないですが、歌えない状態です。
ひどい時は、歌わなくても、話し声さえ、ひっくり返る始末です。
機能性発声障害かと思い、何件か耳鼻科にも通いましたが、
そうではない、という回答を頂いております。
いろんなことを調べまして、精神的なものと、反回神経かな、、
と思い、こちらのサイトに辿り着きました。
今年は今からオーディションなどもたくさんあり、
本人も自信喪失しておりますので、なんとか治してあげたいと、
鍼灸の力しかないと思っております。
どうぞ宜しくお願いいたします。
患者様の返信:
ご無沙汰しています。以前に嗄声を治療して頂いた者です。お陰さまで声の方は治りました。心より感謝し
ています。