足底筋膜炎の先進代替医療
足底筋膜炎とは、踵の骨の下側と足の指の付け根をつないでいる足底筋膜が炎症を起こした状態です。
足底腱膜炎は足の縦アーチの低下により、足底痛をきたす疾患です。縦アーチを弓矢の弓にたとえると足底腱膜が弦の役割を果たしていますが、ランニングや歩きすぎ、立ち仕事等何らかの原因で負担がかかり、引き伸ばされ、炎症を起こします。
足底筋膜に繰り返し負荷がかかることによって起こります。足底筋膜に過度の負荷がかかると、小さな断裂が生じます。足底筋膜炎はかかとの痛みを起こす最も一般的な原因です。痛みは足底筋膜に沿った部位ならどこにでも起こりますが、最も多いのはかかとの骨と足底筋膜がつながっている部分です。土踏まずのアーチが高い人も低い人も、この病気を起こす人はたくさんいます。腓腹筋やアキレス腱が緊張すると足が平らになり、筋膜が「弓の弦状」になって痛みを伴います。
中国鍼灸院の足底筋膜炎の治療目的は、足底筋膜炎の回復程度を高めることと足底筋膜炎が完治するまでの時間の短縮することです。
足底筋膜炎患者の期待に応えるため、当院が25年間、足底筋膜炎治療に力を入れて、臨床経験を重ねた結果、独自な電気ハリを考案いたしました。そして良い成果を上げています。
治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の90%は経過がよいと考えられます。
足底筋膜炎の患者が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気ハリで、最大限の効果を引き出しています。足底筋膜炎の足の回復は患者さんのスポーツ生活を復帰に役に立っています。
もう一つ注目すべきところは、完治した足底筋膜炎名患者は数年経っても、再発しませんでした。針灸は足底筋膜炎の再発の予防にも効果があることが分かりました。
足底筋膜炎鍼灸治療症例 :足底筋膜炎患者130名、取穴:阿是穴、血海、梁丘、膝眼、委中、足三里、陽陵泉。低周波療法
足底筋膜炎鍼灸臨床経験 :当院での低周波機治療は、足底腱膜炎など多くの疼痛性疾患の除痛を目的とした治療に応用され、スポーツ選手を中心に、低侵襲で安全かつ有効な治療として使用されています。
当院では、多くの足底筋膜炎の症状を完治、或いは改善してきました。今も多くの足底筋膜炎患者が通っていらっしゃいます。足底筋膜炎患者の一人一人の症状に合わせて、当院はきめ細かい針灸(鍼灸)治療を行っています。中国鍼灸院の針灸(鍼灸)治療では、足底筋膜炎患者の回復と予後は良好で、多くの足底筋膜炎のプロスポーツ選手は仕事の復帰が可能になりました。
足底筋膜炎鍼灸治療によって、局部の血管が拡張し、十分に血液が供給される状態で、増加した免疫細胞が筋付着部や靱帯の炎症を消去すると考えられます。
足底筋膜炎患者130名、完治したのは80名でした。
足底筋膜炎は、ランナーやダンサーに多く起こりますが、長時間立ちっぱなしの職業の人にもみられます。形の違う靴に変えたときなどにも、足底筋膜炎を起こします。悪化要因には肥満、関節リウマチ、ライター症候群(反応性関節炎)、乾癬、線維筋痛症などがあります。
足底筋膜炎は、朝起きて足に体重をかけたときに、かなりの痛みを感じます。痛みは歩きはじめた後、一時的に解消します。歩いたり走ったりしているときに痛みが起こることもあり、この場合の痛みは、かかとからつま先に向かって放散します。
足底筋膜炎の検査には、下肢アライメント、足根骨、アーチの柔軟性と可動性に加え、靴の種類、状態をチェック。さらに一日の歩行量、トレーニングなどの詳しい問診が必要です。
X線検査では、かかとの骨の底部先端から骨棘が突出しているのが認められます。骨棘は骨が過剰に増殖したもので、足底筋膜への負荷の増大や、足の機能不全によって形成されます。診断のため行われる検査にはこのほか、骨スキャン検査、MRI検査、超音波検査などがあります。
足底筋膜がかかとの骨や母指球の下部と接している部位に圧痛が認められます。足の診察と検査で診断をつけます。
足底筋膜炎の治療は、粘着テープによる固定、土踏まずのアーチを支持する装具、アイスマッサージ、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用、ステロイド薬の患部への注射、理学療法、矯正具の使用、就寝中にふくらはぎの筋肉と足底筋膜を伸ばすためのそえ木の使用などがあります。これらの治療を行っても効果がなければ、筋膜の圧力を部分的に開放し、骨棘の切除を試みる手術が必要になることもあります。
足底筋膜炎痛みが消失するまでは、走るのをやめることが大切です。体力を維持するための代替運動として、自転車こぎ(痛みがなければ)、ボートこぎ、水泳などを行うことができます。太ももの裏側の筋肉(ハムストリング)と前面の筋肉(大腿四頭筋)のストレッチ運動や、膝蓋骨を内側に引っぱる筋肉(太ももの内側の内側広筋)を強化する運動は有用です。運動用の靴にも日常使用する靴にも、土踏まずをサポートする市販の中敷きを入れるのもよいでしょう。ときに、足に合った中敷きをオーダーメイドで作る必要があります。
足底筋膜への負荷と痛みを軽減するためには、はだしで歩かないようにし、歩幅を小刻みにします。ジョギングなど脚に衝撃が加わる動作は避けるべきです。減量が必要な場合もあります。腓腹筋のストレッチはしばしば治癒を早めます。矯正用具を使って調節した靴をはけば、かかとを衝撃から守り、足を上げたときもサポートします。