卵胞期短縮症
卵胞期短縮症とは、卵胞期が短縮するため、生理周期が短くなる状態です。
卵胞期とは、月経初日から黄体形成ホルモンの濃度が急上昇する直前までの期間です。加齢とともに卵巣機能が低下してくると、脳の中枢へのフィードバックが十分に機能しなくなり、中枢からの卵巣刺激ホルモンの分泌が上昇するようになります。卵巣機能の低下がまだ軽度の段階では、上昇した卵巣刺激ホルモンに反応する卵胞もあり、このため卵胞の発育が早まり、排卵が早く起こります。
妊娠可能年齢の終わりに近づき閉経が近くなると、卵胞期が短くなる傾向があります。この卵胞期が短くなることによって月経周期が短くなることを卵胞期短縮症といいます。
当院の卵胞期短縮症の治療目的は、卵胞期短縮症患者にできるかぎりの回復の機会を提供することと卵胞期短縮症の完全な回復までの時間を短縮することです。
難治である卵胞期短縮症に対して当院は25年間、卵胞期短縮症の治療に力を入れて、さまざま試行錯誤の末、独自の電気針治療法を開発しました。特殊な鍼と電気の併用で良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の90%を占めます。
当院の治療は卵胞期短縮症の頑固さに応じて、多岐に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法【腹部透穴針】を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。そして卵胞期短縮症の回復で、卵胞期短縮症患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
卵胞期短縮症の鍼灸治療症例 :卵胞期短縮症患者341名、【腹部透穴針】取穴:中枢、委中、極泉、中極、気海、関元、天枢、腎兪、次髎、足三里、三陰交、太沖。電気針。気海に間接灸9壮。
卵胞期短縮症の鍼灸治療臨床経験:当院では、多くの卵胞期短縮症患者の症状を回復させてきました。今も多くの卵胞期短縮症患者が通っていらっしゃいます。卵胞期短縮症患者の一人一人の症状に合わせて、当院はきめ細かい針灸治療を行っています。針灸治療の結果、卵胞期短縮症患者の生活の質と予後はかなり良好です。大多数の卵胞期短縮症患者は普通の生活に戻ることが可能になりました。
当院独自開発した【腹部透穴針】治療法:腹部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ、卵巣の機能を改善する仕組みです。
1.【腹部透穴針】:特殊なツボにハリを打ちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.腹腔動脈の血流量が増え、卵巣への血流供給が増えます。
4.卵巣の働きを活発化させ、卵巣の機能を健常化させます。
【卵胞期短縮症治療の実際様子と流れ】
1.当院独自開発した【腹部透穴針】治療法:
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。
思春期に排卵周期が確立する前の段階で、月経周期が短い場合もありますが、これは無排卵で、卵胞期短縮症ではありません。卵胞期短縮症の原因は加齢とともにおこる卵巣機能がほとんどです。
正常な月経とは、周期が25〜38日、周期の変動が6日以内、持続が3〜7日とされていますが 、卵胞期短縮症は、月経周期の短縮で25日以下になります。
卵胞期短縮症の治療は、ホルモン製剤です。
[ 症状、ご相談内容 ] :
卵胞期短縮症の治療を希望しています。
どれくらいの頻度で通う必要があるのか、だいたいの目安で構いませんので教えてください。
また患者の妊娠率が上がったかもお分かりになれば教えてください。
よろしくお願い申し上げます。
当院の返事:
当院が開発した特殊な治療法で、治った卵胞期短縮症の方がたくさん
いらっしゃいますので、心配ないと思います。
患者様の返信:
院長先生へ
いつもありがとうございます。
あと2回 計14回です。おかげさまで、今月の生理が来なくなり、妊娠ができ
ました。
時間かかると心配していましたが、こんなに早く効果があって、驚きました。
とても感謝しております。
今後ともよろしくお願いします。