肥満症の先進代替医療
肥満とは、体の中に脂肪が過剰に蓄積した状態です。肥満によって体に異常をきたす場合を肥満症といいます。 肥満症は単に体重が多いというだけではなくて、そのために病気が起こる状態です。
食欲を感じさせたり抑えたりする働きは、脳の視床下部というところにある摂食中枢と満腹中枢により調節されています。もっと食べたいと思うときは摂食中枢がはたらき、おなかがいっぱいと思うのは満腹中枢の作用です。肥満症の人にしばしば見られるやけ食いやまとめ食いは、満腹中枢がよくはたらかないためと思われます。
脂肪は早死にするリスクを23倍に高めます。肥満症が重度であればあるほど、そのリスクが高くなります。米国では、年間30万もの人が肥満症が原因で死亡しています。痩せている方が良いとされる文化では、太っていることは精神的、感情的な問題を引き起こします。多くの若い肥満症女性が、自分の体に対して否定的なイメージをもち、人目を気にして引っこみ思案になります。肥満症の人は偏見や仕事上の差別を受け、疎外感を感じ、自尊心を失ってしまいます。しかし、肥満症の人にうつ病が多いということはないようです。
肥満症は遺伝的および環境的要因によるカロリーの過剰な摂取の結果、脂肪の蓄積が増加した状態です。肥満症には、糖尿病、高脂血症、高血圧などの合併症が多く見られます。肥満症に伴う合併症は肥満症度そのものよりも脂肪分布が重要となり、とくに内臓脂肪の蓄積に着目されます。
肥満症は社会問題化しています。世界的には、男性の24%と女性の27%が肥満症で、一般的に、アジア諸国に比べると欧米諸国では肥満症の人々の割合が高いです。 日本では、肥満症(BMI30以上)の頻度は3%ですが、アメリカでは、30%以上で、流行病となっており、単純性肥満症は肥満症の約90%を占めます。日本成人だけではなく小児の肥満症も最近増加しています。高学年の小学生では、男子の10%、女子の8〜9%が肥満症であり、その9割以上が単純性肥満症です。
当針灸院(鍼灸院)の肥満症の治療目的は、肥満症患者にできるかぎりの回復の機会を提供することです。
肥満症を克服のため、当針灸院(鍼灸院)は25年間、肥満症の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針治療法を開発しました。特殊な鍼と電気の併用でより良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、全身の症状が改善します。治癒した例、改善した例を合わせると患者の90%は経過がよいと考えられます。
当針灸院(鍼灸院)の治療は肥満症の頑固さに応じて、多岐に渡って行います。当針灸院(鍼灸院)は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。
肥満症の鍼灸治療症例 :肥満症患者550名、取穴:梁丘、公孫。他に脾経と胃経大腸と腹部のツボ:天枢、中脘、中極、関元、大横、足三里、三陰交、手三里、合穀。電気針、50分。
耳針:取穴―胃、脾、心、肺、内分泌、神門、餓点。
肥満症の鍼灸臨床経験 :当針灸院(鍼灸院)では、多くの肥満症患者の症状を回復させてきました。今も多くの肥満症患者が通っていらっしゃいます。肥満症患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かな針灸治療を行っています。針灸治療の結果、多くの肥満症患者は正常な生活を送ることができるようになりました。
当院独自開発した【腹部透穴針】治療法:腹部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ細胞の代謝機能を高める仕組みです。
1.【腹部透穴針】:特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.腹腔動脈の血流量が増え、腸への血流供給が増え、内分泌の働きを改善します。
4.細胞の代謝機能を高めます。
5.満腹中枢を活性化し、摂食中枢の働きを抑えます 。
1.当院独自開発した【腹部透穴針】治療法:
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に
生活注意事項を説明します。
『週刊文春』
出版社:株式会社文藝春秋
『週刊実話』
出版社:日本ジャーナル出版
『アサヒ芸能』
出版社:徳間書店
『週刊大衆』
出版社:双葉社
『難病、慢性疾患に最適ー欧米でも高まる評価 』『 西洋医学と東洋医学を結ぶ中国人医師の挑戦』
肥満症には2つのタイプがあります。1つは肥満症のもとになる特別の病気がない場合で、これを単純性肥満症といいます。もう1つは、ホルモンの病気や、脳の異常、遺伝の病気がもとでふとっているもので二次性肥満症あるいは症候性肥満症といいます。単純性肥満症のおもな原因は、食べ過ぎと運動不足です。遺伝的にふとりやすい体質をもった人はいますが、一般には、必要以上のエネルギーをとり、しかも消費するカロリーが少ないために、その余分な栄養が脂肪に変えられて脂肪組織にたまるので肥満症になります。
肥満症は、体が消費するより多くのカロリーを摂取することが原因で起こります。必要なカロリー量は人それぞれで異なり、年齢、性別、運動量、体がカロリーを燃焼する速度を表す代謝率によって変わります。
遺伝的および環境的な要因が体重に影響しますが、正確にどのように影響しているかについては、まだ解明されていません。1つの仮説として、温度を自動調節するサーモスタットの設定のように、体重はある一定の設定値にコントロールされているという説があります。設定値が標準より高い人がいると考えれば、なぜ肥満症になるのか、なぜ体重がなかなか減らないのか、なぜ減らした体重を維持するのが難しいのかを説明できます。
肥満症は遺伝する傾向があります。しかし、家族は遺伝子だけにとどまらず、環境も共有しており、この2つの影響を分けることは困難です。遺伝的な要因で説明できるのは、体重変動のおよそ3分の1から3分の2です。
体重に影響を及ぼす遺伝子はいくつかあります。確認されているうちの1つ、ob遺伝子(肥満症遺伝子)は、レプチンの産生を調節します。レプチンは脂肪細胞がつくるタンパク質です。レプチンは脳へ移動し、食欲を調整する視床下部の受容体に作用します。レプチンは、食物の摂取を減らし、燃焼されるカロリー(エネルギー)の量を増やせという指示を伝えます。これまでに、マウスとごく少数の小児での研究から、ob遺伝子の突然変異がレプチンの産生を阻害し、重度の肥満症を引き起こすということが明らかになりました。このようなケースでは、レプチンの投与により、体重が正常値まで効果的に減少します。しかし、ほとんどの専門家は、大半のケースでさまざまな遺伝子が体重に影響しており、個々が及ぼす影響は非常に小さいと考えています。これらの遺伝子は同定されていません。したがって、肥満症の遺伝子治療が行われる可能性は、少なくとも近い将来のことではありません。
体を動かさないことが、豊かな社会で肥満症が増加していることの主な理由の1つです。これは、加齢とともにますます一般的な肥満症の原因になります。座っていることが多いと、体に必要なカロリーは少なくなります。体を動かすことが増えると、たいていは食べる量が増えます。しかし、体を動かす時間が少なくなっても、それに応じて必ずしも食べる量が減るわけではなく、むしろ増加する人もいます。
食事に含まれる脂肪の割合が高くなっています。脂肪は炭水化物やタンパク質に比べると満腹感を感じるまでに時間がかかるため、高脂肪の食事だと、つい食べすぎてしまうという問題点があります。さらに、脂肪は1グラムあたりのカロリーがタンパク質や炭水化物の2倍もあります。
飲酒は肥満症の一因になります。たいてい、食事に加えてさらにアルコールを飲むため、カロリー摂取量が増えがちになります。1ショット(約30ミリリットル)のアルコール飲料には、80?90kcalが含まれています。アルコール分約8%の350ミリリットルビール1缶は、150kcalあります。アルコールは摂取されるとすぐにエネルギーとして使われるため、食物からのカロリーが脂肪として蓄えられることになります。さらに、アルコールは食欲を刺激し、自制心を低下させます。
社会経済的な要因は肥満症に強い影響を及ぼし、特に女性で顕著です。米国などの先進諸国では、社会経済的地位の低い女性にみられる肥満症の割合は、社会経済的地位の高い女性の2倍以上となっています。
小児期に肥満症だった場合は、成人後も肥満症になりがちです。これは、乳児期から小児期の初期にかけて体重が増えるときに、新しい脂肪細胞が形成されるからです。小児期に肥満症になると、標準体重を維持していた人に比べ、多い場合は脂肪細胞が5倍も増えてしまいます。細胞数は減らせないため、体重は各細胞の脂肪量を減らすことによってのみ落とすことができます。このため、落とせる体重に限界があり、標準体重を維持するのを困難にしています。
妊娠中の体重増加は正常で、必要なことです。しかし、妊娠が体重についての悩みを抱える始まりになる場合があります。妊娠中にかなり体重が増え、出産後元に戻らないという問題です。数人の子供を次々に出産すると、問題がさらに深刻になります。
閉経後は多くの女性が太ります。閉経後の女性は、ホルモンの変化により体内の脂肪の位置が変わり、腰や太ももよりウエストの周囲にたまりがちになります。この年齢になると、次第に無意識のうちに活動的でなくなることも、体重増加の一因です。
情動障害といった精神的な要因は、もはや肥満症の重要な原因とはみなされていません。しかし、ストレスは体重に影響します。ストレスがあると食べる量が増える人もいれば、少なくなる人もいます。
ホルモンの障害が肥満症の原因になることはまれです。副腎からコルチゾールが過剰産生されるクッシング症候群では、脂肪が腕や脚にはつかず、胴体だけに蓄積するというあまりみられないタイプの肥満症を起こします。多嚢胞性卵巣症候群(月経の異常と不正出血: 多嚢胞性卵巣症候群を参照)は、肥満症と関連している場合があります。血液中のインスリン濃度が上昇する高インスリン血症が、肥満症を引き起こすこともたまにあります。
普通に病気の治療に使われる薬の中には、体重増加を促進するものが多数あります。たとえば、抗うつ薬や抗精神病薬など精神や神経疾患の治療に使用する薬、ベータ遮断薬(ベータ‐ブロッカー)などの降圧薬、コルチコステロイド薬、インスリンなど、糖尿病の治療に使用する薬です。
喫煙をやめると体重が増えます。ニコチンは食欲を減退させ、代謝率を高めます。そのため、ニコチンを摂取しなくなると、食物の摂取量が増加して代謝率が減少し、燃焼されるカロリーが少なくなります。その結果、体重が5?10%増えることがあります。
体脂肪が過剰に蓄積すると、全身の見た目が変わります。重度の肥満症になると、体が重いために奇妙な歩き方になります。脚と脚の間が広がって歩き方が安定せず、関節が圧迫されます。その結果、腰、ひざ、足首などに変形性関節症が生じ、さらに悪化して歩行がいっそう困難になります。腰痛も起こります。疲労感が常にあります。疲れやすい、歩けないなどの問題により、体を動かさなくなり、日常的な運動量も減少します。足や足首に体液が蓄積し、しばしば浮腫と呼ばれる状態になります。
肥満症の人は体重に対して体の表面積が比較的少ないため、効果的に体温を放出できず、やせた人より汗をかきます。皮膚が折り重なって湿り気が閉じこめられるため、皮膚疾患がよくみられます。
肥満症だと、特に激しく動かなくても呼吸が苦しく、すぐに息切れがします。これは、胸部と腹部を分ける横隔膜の下と胸壁に脂肪が蓄積して、肺が圧迫されるからです。さらに、のどの内壁を覆う組織に脂肪が蓄積すると、気道が狭くなり、空気の流量が減少します。あお向けに寝ると、呼吸がさらに困難になります。呼吸がしにくいとよく眠れなくなり、呼吸が瞬間的に繰り返し止まることもあります(睡眠時無呼吸)と呼ばれる状態)。睡眠時無呼吸があると、昼間に眠気を覚え、高血圧や脳卒中など他の障害が起こります。
肥満症によって、さまざまな病気になる危険性が高くなります。たとえば、心臓に負担がかかるため、肥満症の人には心不全が起こりやすくなります。また、女性の場合は乳癌、子宮癌、卵巣癌、男性の場合は結腸癌、直腸癌、前立腺癌が、肥満症している人に多くみられます。月経異常、変形性関節症、痛風、胆嚢(たんのう)の病気もよくみられます。
病気になるリスクは、脂肪がたまる位置によって異なります。男性と閉経後の女性の場合は、腹部臓器に脂肪が蓄積しがちで(内臓肥満症)、リンゴ型の体形になります。女性の場合は、太ももと腰に脂肪が蓄積しがちで、洋ナシ型の体形になります。内臓肥満症は、冠動脈疾患、脳卒中、高血圧症、2型糖尿病、コレステロール高値に関連しています。内臓肥満症の人は、自分の体重の5?10%程度を減らしただけで、このような病気になるリスクが劇的に減少します。さらに、高血圧症の人の大半で血圧が下がり、2型糖尿病の人の半数以上が、インスリンなど血糖降下薬をやめることができます。体重を減らし、低脂肪の食事に変えることで、血液中の脂肪を減らすことができます。
肥満症の診断は簡単で、その程度はBMIによって決定されます。
肥満症の判定は、身長と体重から計算されるBMIという数値で行われています。これはBody Mass Index(肥満症指数)の略で、みなさんも聞いたことがあるんじゃないでしょうか。BMIはつぎの計算式で計算できます。
日本肥満症学会が決めた判定基準では、統計的にもっとも病気にかかりにくいBMI22を標準とし、25以上を肥満症として、肥満症度を4つの段階に分けています
肥満症と密接に関係がある「メタボリックシンドローム」の診断基準が定められています。メタボリックシンドロームは耐糖能異常、高脂血症、高血圧を合併する状態です。これらのリスクの大きな原因である、内臓脂肪蓄積への対策を行うことが個々のリスクへの薬物療法を軽減し、アディポネクチンなどの分泌異常を改善し、動脈硬化性疾患の発症を減少させることにつながっていきます。
肥満症かどうかを判定するには肥満症度を計算します。身長と体重から標準体重を計算してそれより20%を超えていれば肥満症とします。また体格指数(BMI)を用いる方法もよく使われます。BMIは体重を身長の2乗で割った値ですが、これが25以上を肥満症とします。また標準体重の出し方はBMIが22になれば理想的ということから、これを逆算して計算します。表を参考にして各自の標準体重とBMIを計算してみてください。
また最近、家庭用の体脂肪計が普及してきましたので、自宅でも体脂肪率や体脂肪量が簡単にはかれます。体脂肪が体重の30%を超えないようにしましょう。BMIや体脂肪率は、からだ全体の脂肪量をまとめてみたことになりますが、ほんとうに大切なのは、脂肪がからだのどの部分に多いのかということです。脂肪が腹部から上についている場合を上半身肥満症(りんご型肥満症)、臀部から下についている場合を下半身肥満症(洋なし型肥満症)といいます。このどちらなのかを簡単に知るには、ウエスト(胴まわり)とヒップ(腰まわり)を測って割った値(ウエスト÷ヒップ)が女性で0.9以上、男性で1.0以上あれば上半身肥満症です。またこのタイプは脂肪が腹部の表面(皮下組織)ではなくて腹腔の中にたまっていることが多いようです。これを正確に診断するには腹部のCT検査をおこなってみます。内臓脂肪型肥満症は、皮下脂肪型肥満症よりも糖尿病や高血圧、高脂血症、動脈硬化を起こしやすいといわれていますので要注意です
肥満症とは体の中に脂肪が過剰に蓄積した状態です。肥満症によって体に異常をきたす場合を肥満症症といいます。すなわち、肥満症症は単に体重が多いというだけではなくて、そのために病気が起こる状態です。
医学的に減量を必要とする肥満症を「肥満症症」といいますが、肥満症症は、次の二つの場合です。1. BMI25以上で、肥満症に原因があるか肥満症に関連していて、減量を必要 とする健康障害を伴うもの、2. BMI25以上で、1のような健康障害はなくても、検査によって内臓脂肪型肥満症と診断されたものです。
体重は、エネルギーの摂取と消費のバランスで決定されます。エネルギーの摂取は食事によりもたらされ、エネルギーの消費は基礎代謝(体温の維持と呼吸や血液循環など生命の維持に使われているエネルギー)、食事摂取時の熱産生、生活活動や運動によるエネルギーによります。 成人では、このバランスが維持され、体重は変化しないように調節されています。すなわち、体重が減少すると食欲が亢進してエネルギーの消費は減少し、逆に体重が増加すると食欲が低下してエネルギーの消費は増加します。 最近、こうした調節にはさまざまな因子が関わっていることがわかってきました。そのなかで、食欲の調節には脂肪細胞から出るレプチンという蛋白質が重要な役割をしています。レプチンは脳の視床下部(ししょうかぶ)というところの満腹中枢にはたらいて食欲を抑えるはたらきがあり、レプチンがなくなった動物では著しい肥満になることがわかっています。 さらに、熱産生を行う蛋白質が最近新たに発見され、熱産生に伴う消費エネルギーの低下が肥満の原因のひとつになることから、注目されています。
人類の歴史のほとんどが飢餓と寒さとの戦いであり、獲得したエネルギーを脂肪として蓄える体の仕組みが発達した結果、いわゆる倹約遺伝子(けんやくいでんし)(肥満遺伝子)が保存されてきたと考えられています。 遺伝因子について世界中で研究が行われています。現在のところ、一部の遺伝子の関与が明らかになったものの、遺伝子を調べて肥満になりやすい体質かどうかを検査できるまでには至っていません。
肥満者のかなりの人は食べすぎではないことがわかっています。こうした場合、食べる量よりも食べ方が問題です。食事回数と肥満との関係をみてみると、食事回数が少ないほど太りやすいのです。 すなわち、朝食を抜いて夜に多く食べるなどの「かため食い」は、食べた栄養が吸収されやすく、過剰エネルギーをもたらすことで肥満につながりやすいのです。食事の回数が減ることで、食事摂取時の熱産生が減ることも原因と考えられています。 1日の摂取量の半分以上を夜に食べる「夜食症候群」も太りやすい食べ方です。夜は消化管の機能が活発になり、食べた物が貯蔵エネルギーになりやすいと考えられます。また、「早食い」もよくありません。満腹感を感じにくく不必要に食べすぎることになります。
運動不足では、消費エネルギーが低下してエネルギーが体のなかにたまりやすくなりますが、それよりもエネルギーを体のなかにためやすいという代謝状態をつくるほうが重要です。 すなわち、運動不足は、血糖値を下げるはたらきをもつインスリンというホルモンのはたらきを低下させて、血糖を正常に保つのに必要なインスリン量を増やしてしまいます。この時のインスリンは、血糖値を下げる力は弱まっているのに、脂肪をつくる作用は弱まっていないために、体のなかで余分なエネルギーを脂肪に変えることを促進することになります。 さらに運動不足は、安静にしていても体温を維持し生命活動を保つために使われる基礎代謝で使われるエネルギーを少なくしてしまいます。また、脂肪合成酵素のはたらきも高まるので、脂肪が体のなかでつくられやすくなります。
肥満症は生活習慣病をはじめとして、数多くの疾患の危険因子となり、脂肪沈着は、皮下脂肪から内臓脂肪へ、更に、脂肪以外の臓器(異所性脂肪)へと進行し、それに伴って合併症の頻度は大きくなります。
肥満症問題に対する世界保健機関(WHO)の戦略として以下を挙げています。
肥満症の西洋医学治療の基本は食事・運動療法です。食事・運動による肥満症の解消が困難、肥満症より健康を害する障害のある場合に、薬物療法が適応となります。摂取エネルギーを抑える食欲抑制剤・消化吸収阻害剤、消費エネルギーを増加させる熱産生促進剤などがありますが、前者のほうが実用的のようです。実際、日本では医療保険上、BMI35以上の方にのみに食欲抑制剤のマジンドールが認められており、使用期間も3カ月に限定されています。マジンドールは摂食中枢に働き食欲を抑制することにより体重を減少させることを目的としています。ただし、依存性があり、精神疾患を合併している場合には幻聴・幻視などが起こることがあり、注意が必要です。
[ 症状、ご相談内容 ] :
病的肥満という紙をいただき、血液検査及び治療に入れという指導をいただきました。
指導を頂いた時は、162cm68kgで87cmウエストでした。
ですが、いただきながらも、病院に行っておらず、久しぶりきのうはかると、78kgでした。
病的肥満といただきびっくりしましたが、ここまで増えてるとは驚きで、体脂肪率も28パーセントです。
当院の返事:
3か月前にも一人肥満症患者が、当院で暫く鍼灸治療を受け、体重が正常になり、肥満症がなくなりました。
鍼灸治療の方が効果的だと思います。
患者様の返信:
肥満の治療をしていただいている中村です。
おかげさまで最初より体重が5Kg減りました。
先週の時点で73kgでした。
本当に有難うございました。
治療は後どれくらいかかりますか。
[ 症状、ご相談内容 ] :
だいえっときぼうしています。
152cm.57kgです。
かくじつにやせられるならかよってみたいとおもっています。きんがくもしりたいです。
よろしくおねがいします