水頭症
水頭症の鍼灸治療
水頭症について
水頭症とは、脳脊髄液が頭の内に過量に溜まる病気です。
頭内に脳脊髄液が過量にたまると、脳が圧迫を受け、頭蓋内圧が高くなります。頭蓋骨の継ぎ目が開いたり、皮膚がパンとはって外に張り出したりすることもあります。不機嫌が続く、うとうとと眠ってばかりいる、両方の黒目が急に下方にくるりと引っ張られる（落陽(らくよう)現象という）などの症状もあります。幼児期になると、頭痛、嘔吐が続く、けいれん発作が現れる、歩行がおかしいなどで見つかることもあります。
水頭症は単独の場合と脳疾患に合併する場合があります。水頭症の多くは、脳が拡大した病状に使われています。
水頭症の分類
水頭症は、先天性水頭症と後天性水頭症に分けます。
水頭症の類似病気
水頭症性無脳症：出生前で大脳全体が壊れてなくなって、脳脊髄液が満たされた状態です。水無脳とも呼ばれます。水頭症とは症状が似ています。シャント術が必要です。
水頭症の症状
- 小児水頭症：脳室内に閉塞が認められる非交通性水頭症が多く、頭蓋内圧が高くなります。症状として頭痛・嘔吐が出現します。小児ははっきり症状を伝えることができないため、いつもと泣き方が異なる、ぐったりするなどの症状を注意深く観察することが必要です。早期に対応することにより適切な治療を選択でき、正常な機能・発育を保つことが可能です。
- 成人水頭症：脳腫瘍などの病変で髄液の循環路がふさがれることによって脳圧が高くなり、頭痛・嘔吐・意識障害などの症状が起こります。これらの症状は急性増悪することがあるため注意しなければなりません。これに対して脳室内に閉塞原因を認めない水頭症を「交通性水頭症」といいます。これは脳室拡大がみられるものの頭蓋内圧が軽度上昇または正常範囲に保たれていることが多く、歩行障害・認知症・尿失禁などの症状があります。
水頭症鍼灸治療法
水頭症鍼灸治療症例と臨床経験
水頭症鍼灸治療症例 ：水頭症患者70名、取穴：百会、前頂、懸顱、後頂に頭皮針。他の取穴：大椎、肩髃（ケング）、曲池、手三里、合穀、魚際、太淵、足三里、伏兎、風市、環跳、陽陵泉、絶骨。電気針、50分。
水頭症鍼灸治療臨床経験 ：水頭症の場合、鍼灸治療によって、全身の症状が改善します。治癒した例、改善した例を合わせると患者の70%は経過がよいと考えられます。
水頭症の鍼灸治療のメカリズム
当院独自開発した【脳透穴針】治療法：頭部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ、髄液の流れと脳室髄液の吸収を改善する仕組みです。
1.【脳透穴針】：特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.脳内の動脈の血流量が増え、脳と脊髄の髄液、静脈に効率よく吸収されます。
4.髄液の流れが改善され、脳室の髄液が吸収されます。
【水頭症治療の実際様子と流れ】
1.当院独自開発した【脳透穴針】治療法：
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。
水頭症患者の質問
水頭症患者MS様
[ 症状、ご相談内容 ] ：
息子（17歳）が水頭症になり、手術を受けましたが術後30日を経過した、現在もほぼ全盲状態です。
何とか少しでも視力を取り戻してほしいと祈る毎日で、この度記事を読んで連絡いたしました。
当院の返事：
当院が開発した特殊な治療法で、治った方がたくさん
いらっしゃいますので、心配ないと思います。
患者様の返信：
先生に5回治療して頂いていて、お陰様で視力はかなりよくなりました。
先生の治療でとても希望が持てました。
本当にありがとうございます。
希望を持ってこれから頑張っていこうと思いました。
引き続き治療をお願いしたいと思いますので、今日もこれから伺います。よろしくお願いします。
水頭症患者の治療相談
[ 症状、ご相談内容 ] ：
水頭症患者の治療相談
[ 症状、ご相談内容 ] ：
水頭症です。
昨年6月に診断されシャント術を勧められましたが手術は避けております。
歩行中、前傾姿勢になり停止困難になり転倒することもあります。尿漏れ、認知機能の低下もあります。日中は常にウトウトしています。
日に日に歩行距離が短くなり、階段の上り下りも難しく常に介助が必要です。
何回施術して頂いたら改善しますでしょうか。
長野市に在住です。夫がそちらまで通院できるのか不安があります。。
ご教示宜しくお願い致します。
追伸 コロナワクチンは未接種
クスリの服用なしです。
水頭症患者の治療相談
[ 症状、ご相談内容 ] ：
水頭症の進行性核上性麻痺 を併発していると診断されました。
2年程前から動作緩慢が目立ち始め、
今の症状としては、歩行障害(足が前に出ない)軽度の記憶障害、などです、医者の見解では2〜3年で寝たきりになると言われています。
平常時水頭症患者M様
[ 症状、ご相談内容 ] ：
平常時水頭症と診断されました。そちらの治療を
受けたいのですが、どの様にしたらよいですか、お知らせください。
平常時水頭症患者P様
[ 症状、ご相談内容 ] ：
相談内容のご回答ありがとう御座いました。取りあえず、近くの神経内科科に行き脳検査をしようと思います。出来れば、貴院に出向き直接治療して頂きたいのですが、遠方(広島)につき、東京までの通院は、経済的に厳しいので、難しいです。只、鍼灸治療でも直せると知ったので、もしもの時は、お世話になるかも知れません。
水頭症による視神経萎縮UY様
[ 症状、ご相談内容 ] ：
水頭症になり4月初めにシャント術という手術を受けました。あちこちの病院を回りましたが、病名が分からず
手術前には右目0.08、左目0.2と視力低下と視野狭窄がみられました。
手術後から現在、ほとんど視力がなく視野狭窄も強く左目の上の辺りがかすかに見えている程度です。 眼科医からは光覚もあり、瞳孔反射
もいいから、諦めず視力回復を待ちましょうと言われていますが、現在も回復の兆しがなく、日常生活も不自由で高校にももどれていません
。毎日、祈る日々が続いてます。
そんな時に、ブログを拝見しました。広島で遠方ですが
息子の視力が戻るならと連絡をさせて頂きました。
どうかお力を貸して下さい。
水頭症患者V様
[ 症状、ご相談内容 ] ：
物忘れの為 病院で診察 脳画像から「特発性正常圧水頭症」と診断されました。
物忘れの原因は水頭症と認知症の複合との事でした。
タップテスト結果 シャント手術は見送りとなり 認知症の進行を遅らせる薬で様子を見る事なりましたが
根本的な治療ではないので 不安です。鍼灸で治せるでしょうか。
水頭症患者VC様
[ 症状、ご相談内容 ] ：
水頭症を発症し内視鏡下第三脳室底開窓術、腫瘍生検術を行い、退形性星細胞腫グレード3と診断。5月から1回2グ
レー×25回の放射線治療が6/10に終了。放射線治療途中から腫瘍はみるみる小さくなっています。放射線治療の途中から、耳が籠って
聞こえる、手足尻口元がピクピクと動く(段々動きがユサユサ揺れる)、微熱、頭痛、吐き気、だるさ、息苦しさがあります。
そちらに行って診察して頂きたいのですが、毎日殆ど寝たきりで夕方から少し起きてごはんを食べたりできるくらいなので、まずは家に電気針
治療器があるので
家でできること、ツボの場所などを教えてください。
宜しくお願い致します。
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