寒冷蕁麻疹
寒冷蕁麻疹とは、冷水や冷風など体温よりも温度の低い物質に接触した時に発生する蕁麻疹です。
寒冷蕁麻疹の最も発症しやすい季節は冬ですが、偶に夏場などにも起こります。皮膚が急に冷やされ、例えば氷や冷えたジュース缶などに触った時、この寒冷蕁麻疹は起こりえます。
寒冷蕁麻疹は虫に刺されたあとのように、淡紅色の浮腫性の発疹ができる状態です。寒冷蕁麻疹は痒く、ひっかくと、その筋に沿って皮膚が赤く腫れてきます。寒冷蕁麻疹の多くは、個々の発疹は30分から2〜3時間で跡形もなく消えますが、いっぽう、次々に新しいものができてなかなか治りません。
寒冷蕁麻疹は肥満細胞から出るヒスタミンは痒みの原因となります。かゆみを生じる物質の直接刺激ではなく、抗原抗体反応によって寒冷蕁麻疹が出てくることもあります。
中国鍼灸の寒冷蕁麻疹の治療目的は、寒冷蕁麻疹患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと寒冷蕁麻疹の完全な回復までの時間を短縮することです。
寒冷蕁麻疹の治療は、西洋医学以外に東洋医学の治療も効果があります。当院は寒冷蕁麻疹患者の期待に応えるため、25年間、寒冷蕁麻疹の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針治療法【皮膚透穴針】を開発しました。そして良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の90%は経過がよいと考えられます。
寒冷蕁麻疹患者の6割は、5−6回の治療で症状の改善が見られます。
寒冷蕁麻疹の原因が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。そして寒冷寒冷蕁麻疹の治癒は患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
寒冷蕁麻疹の鍼灸治療症例:寒冷蕁麻疹患者150名、【皮膚透穴針】取穴:風市、血海、曲池、合穀、足三里、太沖、中脘(ちゅうかん)、天枢、低周波で、針体から微電流を50分ほど流し続けます。
寒冷蕁麻疹の鍼灸臨床経験:当院の経験から鍼灸治療は寒冷蕁麻疹にはとても有効です。
寒冷寒冷蕁麻疹痒みには特に即効性があり、数回の鍼灸治療で、ほとんど症状が改善されます。頑固な慢性寒冷蕁麻疹でもよく治ります。寒冷蕁麻疹患者で、薬に頼らなく、鍼灸治療だけ受ける方も結構います。
当院独自開発した【皮膚透穴針】:患部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ皮膚組織を改善する仕組みです。
1.【皮膚透穴針】:特殊なツボにハリを打ちます
2.ハリに微弱電流を流します
3.皮膚動脈の血流量が増え、皮膚への血流供給が増え、皮膚に栄養が行き渡るようになります。
4.肥満細胞のヒスタミンの分泌を抑えます
5.善玉の免疫を活性化します。
【寒冷蕁麻疹治療の実際様子と流れ】
1.当院独自開発した【皮膚透穴針】治療法:
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。
1年前、冬になると、よく足や手が発疹し猛烈に痒くなります。寒冷蕁麻疹と言われ、抗ヒスタミン薬はあまり効きませんでした。
とりあえずお風呂で暖めると良いらしいので浴槽にゆっくり浸かりました。しかし風呂で暖めても全く症状は改善されず、中国鍼灸の鍼灸治療を受けました。
1週間後には発疹が消え、痒みも弱くなりましたが、冷たい風に当たると、また軽い発疹が出ました。更に3週間の鍼灸治療を受け、それから全く出ていません。不思議なくらい出ないのです。あの突
然に出るかゆみ、出先で出たらどうしようととても不安な毎日から開放されました。本当にありがとうございました 。
寒冷蕁麻疹の皮疹は、ちょうど蚊に刺された時に起こる皮膚の変化に良く似ています。ただ虫刺されは後に何日かしこりのようなものが残ったり、ひっかいているうちに表面がジクジクしたり、数が増えたりすることがあるのに対し、蕁麻疹では必ず跡かたなく消えてしまうのが特徴です。
また全体が平べったく膨らんだり、赤い輪のような形になることがあるのも寒冷寒冷蕁麻疹の特徴です。逆に一見虫刺されの様に見えるブツブツでも、数時間以内に跡かたなく消えてしまうようであれば、寒冷蕁麻疹の可能性が高いです。
寒冷蕁麻疹は皮膚の灼熱感・かゆみを伴う発疹が生じます。寒冷蕁麻疹は大抵は痒みを伴いますが、チクチクとした痒みに似た感じや焼けるような感じを伴うこともあります。個々の皮疹は数十分から数時間以内に消えるのが普通ですが、中には半日から1日くらいまで続くものもあります。症状が激しい場合には次々と新しい皮疹が出没し、常に皮疹が現れているように見えることもあります。もし一度出現した皮疹が何日もそこに残り、特に後に茶色い色がついたり表面がガサガサ、ポロポロするようでしたら寒冷蕁麻疹とは別の病気と考えられます。
寒冷蕁麻疹発疹の特徴として、軽度の膨らみをもった「みみず腫れ」を特徴とし、膨疹(ぼうしん)と呼びます。膨疹の大きさは1〜2mm程度のものから手足全体位のものまで様々で、また一つ一つの膨疹が融合して体表のほとんどが覆われてしまうこともあります。形もまた様々で、円形、楕円形、線状、花びら状、地図状などと表現されますが、それらの形に本質的な意義はありません。
[ 症状、ご相談内容 ] :
蕁麻疹が出て、慢性化しています。皮膚科の処方箋と漢方薬と食事や運動の制限などはしていますが、なかなか治りません。鍼
灸は経験したことがないので、まずお伺いしてご相談させていただいてから、治療を考えたいです。
まずはお話だけでも大丈夫でしょうか?
当院の返事:
治った方がたくさんいらっしゃいますので、心配ないと思います。
患者様の返信:
完治お礼のメールを送ります。
皮膚科で慢性蕁麻疹と言われ、治る可能性は非常に低いと言われましたが、先生の治療7回で完治し、その後はすっかり元通りの
健康な状態が続いています。本当に嬉しく、感謝しています。ありがとうございました。
いろいろな友人にこの体験を話しても、皆一様に「慢性蕁麻疹は治らない」といい、とても驚きます。私は、先生に治療していただくことがで
きて本当にラッキーでした。ありがとうございました。