子宮内膜症
子宮内膜症とは、子宮の内膜が増殖し、いろんな症状を引き起こす疾患です。
子宮内膜症は本来、子宮腔内面にある子宮内膜が子宮と子宮外に増殖したもので、増殖した場所によって内性子宮内膜症と外性子宮内膜症に分けます。
子宮内膜は、女性ホルモンの働きによって増殖し、月経のある女性に見られます。
子宮内膜症は、子宮内膜の上皮細胞や間質細胞が正常な筋組織や結合組織の間に浸潤し、細胞は子宮内膜と同様の構造を持ち、ホルモンの周期にあわせて内膜の増殖や剥離が起こり、月経時には出血しますが、増殖のみが起こり出血しないものもあります。出血した血液は組織間に貯留し、血腫を形成してブルーベリー・スポットと呼ばれる嚢胞を生じます。
卵巣などではチョコレート嚢胞と呼ばれる強い癒着を引き起こす嚢胞が発生します。月経困難症はこれによるものです。
また、出血で周囲組織に血液が浸潤した結果、組織が線維化して癒着、硬結を引き起こします。その結果、凍結骨盤と呼ばれる骨盤内膿瘍が癒着のために一塊となる状態にもなります。
当院の子宮内膜症の治療目的は、子宮内膜症患者にできるかぎりの回復の機会を提供することと子宮内膜症の完全な回復までの時間を短縮することです。
難治である子宮内膜症に対して、当院では二十年前から子宮内膜症の針灸治療を取り組んできました。中国鍼灸がさまざま試行錯誤の末、【腹部透穴針】を考案しました。【腹部透穴針】の臨床応用結果としては、
鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の90%を占めます。
子宮内膜症の鍼灸治療を受けた患者の中、もっとも早く改善された症状は:
治った患者の半分は妊娠しました。
子宮内膜症の鍼灸治療 :子宮内膜症患者177名、【腹部透穴針】:子宮穴。
子宮内膜症の鍼灸臨床経験 :当院では、今も多くの子宮内膜症患者が通っていらっしゃいます。子宮内膜症患者の一人一人の症状に合わせて、院中国鍼灸はきめ細かい針灸治療を行っています。針灸治療の結果、子宮内膜症患者の生活の質と予後はかなり良好です。大多数の子宮内膜症患者は普通の生活に戻ることが可能になりました。
子宮内膜症患者には西洋医学のホルモン療法と手術以外に、東洋医学の鍼灸治療でも、かなり効果があげられることは、日本では、あまり知られていないようですが、中国では、婦人科医なら、常識です。中国では、婦人科系疾患では、副作用なく、効果確実な鍼灸が良く採用されます。
先生には言葉では言い尽くせないほどお世話になりました。
8年前、子宮内膜症と診断され、薬を飲み続きましたが、一向良くなりませんでした。会社は病気のことを十分に理解していなく、やむを得ずに休職しました。
医師に相談し、治療法やその成果についていろいろ調べた結果、先生の鍼灸治療を受けて、8回目から生理痛が緩和され、生理の量も減りました。効いたことを実感しました。 さらに2か月間治療を受けた後、症状はもっとよくなっていきました。ひどい出血は全くなくなり、痛みや不快感も消えたのです。生理期間も正常になりました。婦人科先生は、MRI検査の結果を見て、「奇跡です。もう綺麗に治りましたよ。」とおっしゃっていました。
なによりもすばらしいことは、ときどき感じていたひどい痛みと慢性的な疲労感が消えて再発していないことです。先生の鍼灸治療を受けられたのは幸運なことだと思っております。治療でお世話になった先生やスタッフの皆さんに深く感謝しております。
当院独自開発した【腹部透穴針】治療法:腹部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ子宮組織を改善する仕組みです。
1.【腹部透穴針】:特殊なツボにハリを打ちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.腹腔動脈の血流量が増え、子宮への血流供給が増え、損傷した子宮組織を修復します。
4.免疫機能の働きを活発化させ、病巣を形成した子宮内膜を吸収します。
【子宮内膜症治療の実際様子と流れ】
1.当院独自開発した【腹部透穴針】治療法:
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。
『週刊文春』
出版社:株式会社文藝春秋
『週刊実話』
出版社:日本ジャーナル出版
『アサヒ芸能』
出版社:徳間書店
『週刊大衆』
出版社:双葉社
『難病、慢性疾患に最適ー欧米でも高まる評価 』『 西洋医学と東洋医学を結ぶ中国人医師の挑戦』
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子宮内膜症の原因はいろいろありますが、現在、考えられるのは:
子宮内膜症は子宮内膜組織が子宮筋層の内部にある場合です。子宮内膜組織が卵巣から出るホルモンの影響で筋層内に月経のときの子宮内膜と同じように増殖、出血して月経困難症の原因になります。
子宮内膜症の子宮は肥大し、強い月経痛と過多月経があり、30代ごろより始まってしだいに症状が強くなります。
子宮内膜組織が卵管、卵巣、子宮後壁などに発生したもので、月経血が逆流してできるという説があります。月経のたびに出血とかたい腫瘤を形成しながら進行し、不妊症の原因にもなります。
卵巣に病変を有する子宮内膜症のことで、嚢胞の内容物がチョコレート様を呈することから命名されました。ほかに腹膜病変やダグラス窩(子宮後壁から直腸前壁にかけての部分)にも病変のあることが多いです。
子宮内膜あるいはそれと類似の組織が子宮以外の場所にできて、卵巣からのホルモンの影響を受けてさまざまな疼痛の原因となります。
子宮内膜症の特有の症状として、直腸周辺に発生すると排便通や下痢などの症状がおこります。子宮内膜症は全く症状のない人もいますが,子宮内膜症の症状は内膜症のある場所,大きさ,癒着の程度などにより異なります。子宮内膜症の共通してみられる症状は激しい月経痛で,初経後数年間はそうでもなかったのに,ある時期から強くなり,だんだん強くなるという特徴があります。月経痛以外に月経困難症,過多月経,不正出血,性交痛,月経時以外の腹痛・腰痛などもみられます。さらに進行すると不妊なども起こります。
子宮内膜症の場合、月経痛と月経困難症が主要な症状です。初経時には痛みがなく、年月の経過によって徐々に増悪していきます(後天性月経困難症)。その他、腰痛、下腹痛、仙骨部への放散痛があります。
子宮内膜症の検査は次のような方法があります。
1) 問診 | 4) MRI |
2) 内診 | 5) 血液検査(CA125というマーカー) |
3) 超音波 | 6) 腹腔鏡 |
子宮内膜症の検査は1〜6の全てを動員しないと診断がつかないわけではありません。通常1の問診で子宮内膜症の疑いがあると判断した場合、内診にて子宮の後方(ダグラス窩)にしこり(硬結)がないかどうか、あるいは圧痛があるかどうか、あるいは卵巣がはれていないか(腫大)どうかわかります。ある程度進んだ子宮内膜症ではこの内診でほぼ診断がつきます。内診の時間は1〜2分間で特別な苦痛を伴うものではありません。
また,3の超音波は子宮内膜症が卵巣の内にでき、チョコレートのう腫とよばれるように血液がたまった状態を診断するのに効果的です。また4のMRIという断層撮影も同様です。
5の血液検査は補助的な方法ですが,血液中のCA-125という腫瘍マーカーが子宮内膜症では高くなることがあり、このCA-125が高値であれば子宮内膜症がある程度進んだ状態と考えられます。しかし、これが正常値であるからといって子宮内膜症を否定することはできません。
また子宮内膜症の殆どは診断法1〜5で診断が確定できます。ですから生理痛を訴えて受診したら子宮内膜症が疑われたので、いきなり腹腔鏡をしましょうということはまずありません。
子宮内膜症の診断は問診や内診、超音波診断装置やMRIなどの画像診断によります。腹膜の病変は腹腔鏡によってのみ診断が可能ですが、卵巣チョコレート嚢胞は経膣超音波診断やMRIなどでも可能です。下腹痛に鎮痛剤が効かない若い女性に腹腔鏡検査を行うと、半数以上に子宮内膜症が認められます。
子宮内膜症の西洋医学的な治療は待機療法、薬物療法、外科療法の3種の治療法に分けます。
近年、晩婚化、初産年齢の高齢化、出産回数の減少等に伴い、排卵を伴う月経が継続する期間が昔に比べて延びています。腹腔内への月経血の逆流回数が増加しているのです。その結果、子宮内膜症および卵巣の明細胞腺ガン、類内膜腺ガンの発生頻度が急増しています。低用量ピルの服用、複数の出産は子宮内膜症、卵巣ガンの予防上有効です。欧米では18〜40 代の女性の大半が低用量ピルを服用しています。日本では1999年に認可された後もピルに対する誤解があり、まったく普及していません。今後、出産頻度が増える傾向がないため、ピルの普及を急がないと、子宮内膜症、卵巣ガンは今後も増加の一途をたどることになります。
膈下逐瘀湯[処方]當歸9、桃仁6、甘草3、紅花3、川芎6、牡丹皮6、赤芍6、烏藥9、五靈脂9、香附9、枳殼6、延胡索6
少腹逐瘀湯[処方]當歸9、蒲黃6、赤芍6、五靈脂9、川芎6、肉桂6、沒藥6、延胡索9、乾薑3、小茴香6
十全大補湯[処方]黄耆5.0、桂皮3.0、熟地黄3.0 芍薬3.0、川きゅう3.0、蒼朮3.0 当帰3.0、人参3.0、茯苓3.0 甘草1.5
左帰丸[処方]熟地18 山薬15 枸杞子15 山萸肉12 川牛膝9 菟絲子12 鹿角膠12 亀板膠12
[ 症状、ご相談内容 ] :
子宮内膜症による小腹部はいつも張っていて膨らんていますが、また腸の動きもわるいのでとてもつらく感じています。先生の施術で治れそう
でしょうか?
当院の返事:
先月、一人 子宮内膜症患者が、当院で暫く鍼灸治療を受け、
子宮内膜症の症状がなくなりました。
当院が開発した特殊な治療法で、治った子宮内膜症の方がたくさん
いらっしゃいますので、心配ないと思います。
患者様の返信:
お世話になります。
月曜日にて14回目の治療を行いました。
先週MRIの結果、子宮内膜症の所見は無くなったとのことです、
ありがとうございます。
あと子宮が中央になく、左側に寄っているそうです。
ただ痛みは依然として多少残っており、その痛みがどこかの臓器との小さな癒着からくるのか(大きな癒着はないと)、、
あとはお腹を開いてみないとわからないとの事で、エコー、触診、MRIでは痛みの特定に至りませんでした。
下半身の冷えも強く、血流がよくないのも事実なので、
今後も治療をお願いしたいです。
[ 症状、ご相談内容 ] :
子宮内膜症の症状について相談したく思います。
[ 症状、ご相談内容 ] :
子宮内膜症診断されなした、
生理来る旅にお腹が痛くて、
とてもつらい過ぎて、
ネットで拝見しまして、
鍼灸療法治れる方がいるですかな、
ご相談お願いいたします
[ 症状、ご相談内容 ] :
子宮内膜症のチョコレート嚢腫と診断され2年程
薬を服用していましたが、嚢腫が大きくなっていないのと生理中の経血量が減ったので薬の服用をやめて以降、病院にも通っていません。
御医院を受診する前に婦人科医院へ受診した方がよろしいでしょうか?
希望としては、薬の治療を避けて治したいです。
お忙しいところ、お時間を頂きありがとうございます。
[ 症状、ご相談内容 ] :
子宮内膜症で月経痛、月経以外でも慢性的な腹痛に苦しんでいます。保険的用が可能であればうかがいたいのですが、自費の3割り負担で受け
られますか?
[ 症状、ご相談内容 ] :
重度の腺筋症、子宮内膜症です。月経時以外も痛みがあります。一度、薬を服用して小さくしましたが、中止してから元に戻りました。現在、
最後の凍結胚に移植に向けて、という段階でこの状況に困っています。
少しでも早く改善して、9月には移植に向けていきたいと思っています。40才後半の為、とても悩んでいます。
[ 症状、ご相談内容 ] :
性行為の度に出血します、少量の時もあればそうではない時もあり、婦人科に行ったところびらんと言われましたが、治療もなく毎回不快な思
いをします。漢方で改善できるのでしたら、どの漢方薬がいいのか知りたいです。
[ 症状、ご相談内容 ] :
検診で子宮内膜症と言われました。
調べていたところ、こちらのHPを見付けご連絡致しました。
針灸で子宮内膜症が治る可能性があるとの事でしたので、検討しています。
どのような治療法になるのか、どのくらいの頻度で通院するのかなど、教えて頂きたいです。よろしくお願い致します。
[ 症状、ご相談内容 ] :
子宮内膜症です。10代の頃から月経時
の出血と痛みもひどく悩んでいました。
[ 症状、ご相談内容 ] :
子宮内膜症の為、ディナゲスト服用中だが、下腹部がしくしくと痛む。
去年夏にとったMRIの結果をもっていけば、再度MRIをとる必要ないですか。
[ 症状、ご相談内容 ] :
子宮内膜症で通院してます。過去2回子宮の手術を受けてまして、
手術痕で下っ腹の部分の皮膚が硬くなっているようで、
近所の鍼灸院に行った時に、子宮の場所にハリが刺さらないと
言われました。
手術は絶対避けたいです。
先生のHPを見つけて、何とかならないかと
問い合わせいたしました。
[ 症状、ご相談内容 ] :
左の卵巣に4センチくらいの内膜症があり、右の卵巣にも小さな内膜症があるそうです。左の卵巣には2つ影があり、卵巣癌の可能性有とのこ
とで手術日の連絡待ちをしている状態です。病理検査次第ではリンパ節まで切除すると言われましたが、リンパ節まで切除したくありません。
切除以外で他に良い方法があるかもしれないと思い、ご連絡させていただきました。
[ 症状、ご相談内容 ] :
子宮内膜症で悩んでいます。大学病院では手術を進められていますが順番待ちで半年以上
先になるとの事です。一年半、漢方薬治療もしてきましたが、症状はほとんど変わりません。手術をしても再発の可能性が高く、癌化もとて
も心配です。できるかぎり根治に近い治療が無いか探しています。
[ 症状、ご相談内容 ] :
子宮内膜症と診断され経過観察及び漢方薬での体質改善を試みています。冬帰芍薬散の漢方薬を服薬し始めています。卵
巣脳腫もありそうな感じで定期検診に通院する感じですが、鍼灸治療ではどのような形で鍼をうつのでしょうか?場所により下着は脱がねば
ならないのでしょうか?鍼治療は未経験ですので
教えていただければ幸いです。
子宮後屈 子宮内膜症 子宮内膜症 子宮下垂 子宮筋腫 子宮内膜症 子宮発育不全 不妊症