片側声帯麻痺
片側声帯麻痺とは、片側の声帯の運動支配神経の損傷によって、声帯が動かなくなってしまう状態です。
発声時には左右の声帯が中央方向に近寄って気道が狭まるので、呼気により声帯が振動して声が出ます。また嚥下時には、嚥下したものが気管に入り込まないように左右の声帯は強く接触して気道を完全に閉鎖します。片側声帯麻痺によりこのような声帯の運動性が障害された結果、息もれするような声がれや、誤嚥、むせといった症状が起こります。また、両側の反回神経が障害されて左右の声帯が中央付近で麻痺して動かなくなると、気道が狭くなるため呼吸困難や喘鳴(ぜんめい)が起こります。
一方の声帯のみに麻痺が生じると呼吸音を含んだかすれ声になってしまいます。反対側の声帯に異常がなければ気道の閉塞を招きませんが、両側において発生すると軽度の動作でも呼吸困難を呈します。これは、声帯間に位置する隙間がとても狭窄するためで、これによって空気の流れが遮られてしまいます。
肺癌や食道癌などの疾患そのものや手術により片側声帯麻痺をきたした場合、発声時や嚥下時に左右声帯がしっかりと閉鎖しないために症状として「声がれ」「むせ」が起こり、声がれは、「ガラガラ声」というよりは「弱々しく息がもれるような声」になります。
当鍼灸院の片側声帯麻痺の治療目的は、患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと完全な回復までの時間を短縮することです。
当針灸(鍼灸)院は早くから片側声帯麻痺に対する針灸治療の有効性に着目し、難しいといわれる片側声帯麻痺の針灸治療を精力的に取り組んできました。20数年の歳月をかけて、【咽喉透穴針】を発見しました。当針灸(鍼灸)院の特有な針灸治療法によって、片側声帯麻痺 の多くは声を取り戻りました。
鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の85%は経過がよいと考えられます。
片側声帯麻痺鍼灸治療症例 :片側声帯麻痺の患者55名、【咽喉透穴針】取穴:天突、人中、金津、玉液、中沖、百会、合穀。電気針。
片側声帯麻痺の鍼灸臨床経験 :当鍼灸院では、多くの片側声帯麻痺の症状を完治、或いは改善してきました。今も多くの片側声帯麻痺患者が通っていらっしゃいます。片側声帯麻痺患者の一人一人の症状に合わせて、当鍼灸院はきめ細かい針灸(鍼灸)治療を行っています。中国鍼灸院の針灸(鍼灸)治療では、片側声帯麻痺患者の回復と予後は良好で、多くの片側声帯麻痺患者は普通の生活が可能となりました。
当院独自開発した【咽喉透穴針】治療法:咽喉部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ、反回神経の働きを健常化する仕組みです。
1.【咽喉透穴針】:特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.「確率共鳴」という現象が起き、反回神経の働きを活発化させます。
4.反回神経の回復を通じ、声帯の発声機能を正常化になります。
【片側声帯麻痺治療の実際様子と流れ】
1.当院独自開発した【咽喉透穴針】治療法:
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。
『週刊文春』
出版社:株式会社文藝春秋
『週刊実話』
出版社:日本ジャーナル出版
『アサヒ芸能』
出版社:徳間書店
『週刊大衆』
出版社:双葉社
『難病、慢性疾患に最適ー欧米でも高まる評価 』『 西洋医学と東洋医学を結ぶ中国人医師の挑戦』
片側声帯麻痺は脳幹から枝分かれして頭蓋内から下降してきますが、一度そのまま声帯の横を素通りし、甲状腺の裏側を通って胸内に侵入し、左側では大動脈弓、右側では鎖骨下動脈の部分で折れ返り、食道の両脇をたどって上行し、声帯の筋肉を支配するという独特の走行をしています。このため、その経路のどこで障害が起こっても片側声帯麻痺が発生します。
脳幹付近では頸静脈孔腫瘍、頸部では甲状腺腫瘍、胸部では肺がん、食道がん、縦隔腫瘍、乳がんなどの縦隔リンパ節転移、弓部大動脈瘤などによって、片側声帯麻痺が起こります。
片側声帯麻痺によって声帯が閉じなくなるために声が出なくなったり、むせって食べ物が気管に入ってしまったり、嗄声といって息漏れによるしわがれ声になります。声帯の両側が麻痺した場合は呼吸困難になり、片側の麻痺では嗄声と共に誤嚥(ごえん)を起こしやすい。
片側声帯麻痺の原因を突き止めることが重要です。ファイバースコープにより声帯の動きを観察することでわかります。その原因が特定できない場合には、頸部、胸部のX線検査やCT、食道造影、上部消化管内視鏡検査などを行います。外傷や気管内挿管後に生じた声がれでは、声帯の軟骨(披裂(ひれつ)軟骨)が脱臼している場合があります。この場合、ファイバースコープでは片側声帯麻痺と区別がつかないことがあり、筋電図や発声時のX線透視検査を行って鑑別します。筋電図は、麻痺の程度や回復の見込みを判断するうえでも極めて有用です。
片側声帯麻痺の診断としては、喉頭鏡検査が大切です。
ファイバースコープの声帯の動きを観察できて診断が確定します。気管内挿管した後の外傷が原因との声がれは、声帯軟骨(披裂( hiretsu )軟骨)を脱臼。この場合には、ファイバースコープ再発麻痺とは区別できないので、声帯筋電図やX線検査中に差動します。筋電図、および麻痺の程度を判断し、回復の見込みを判断します。
片側声帯麻痺 治療の第1の目標は、麻痺した声帯によって気道がふさがれるのを防ぐことです。麻痺が片側のみの場合は、甲状軟骨形成術という手術を行って、普通に声を出すのに最も適した位置へ麻痺した声帯を移動させます。両側の声帯が麻痺している場合は、気道の十分な広がりを保つことが難しいので、気管切開(首を切開して気管に通じる穴をあける手術)を行うことが必要となります。気管切開による開口部は、恒常的に用いる場合と、上気道感染を起こした場合のみ用いる場合があります。このほか、左右の声帯を永久的に離して気道を広げる披裂(ひれつ)軟骨切除という方法もありますが、この処置を行うと声の質が悪くなることがあります。
[ 症状、ご相談内容 ] :
初めまして
僕はレゲエ歌手をしており喉の調子がよくなかったので最寄りの耳鼻科に行ったところ声帯麻痺と診断され3年前に左の声帯麻痺
の手術をしました。内容は自分のお腹の脂肪を動いていない左側の声帯に注入すると言うものでした。退院してからもまた歌手活動を始めま
したが段々と芯の通った声が出なくなりだし、高い声、低い声ともに以前より出なくなり正直すごい苦しい中必死に歌っている状態です。そ
んな時にこのサイトを知りました。是非鍼灸治療をしてみたいのですが、僕は大阪に住んでいるので通うとなると難しいので大阪で声帯麻痺の
鍼灸治療をしてる所があればご紹介いただけないかと思い連絡させてもらいました。(色々探してみたのですが見つからない状態です)
無理言って申し訳ございませんが連絡頂けますでしょうか?宜しくお願いします。
当院の返事:
先月、一人声帯麻痺患者が、当院で暫く鍼灸治療を受け、
声帯が正常になりました。
当院が開発した特殊な治療法で、治った声帯麻痺の方がたくさん
いらっしゃいますので、心配ないと思います。
同じ治療できるところは大阪にありませんので、服用すべき漢方薬は、
ご紹介できます。
患者様の返信:
ご連絡頂きありがとうございます。
中国鍼灸院にかかり、殆どよくなってきています。
とりあえずは、このまま様子をみてみようと思います。
また、その後の様子で完全に回復しないようでしたら、ご連絡させて頂きます。
ご連絡頂きありがとうございました。